公益財団法人PwC財団では、助成事業2024年度秋期ウェルビーイング(不妊治療の拡充)につきまして、以下のとおり助成先を決定しましたのでお知らせいたします。
当財団は今後も社会課題の解決に取り組む団体への助成を通じて、持続的な社会の実現を目指してまいります。
次世代シーケンサーやバイオテクノロジー、AIやビッグデータなどの技術の活用による、性別を問わない不妊治療患者の妊性スクリーニングの実施や、より高効率な人工授精システムの開発などを通じて、より多くの人々が妊娠・出産への希望を持ち、多様性のもと活躍することを目指す活動。想定している技術や取り組みは以下のとおりです。
1. 先進的な妊性スクリーニングの実施:個人ゲノム、精巣・子宮あるいは精子・卵子における遺伝子発現、DNAのメチル化、細菌叢解析などを通じ、妊性スクリーニングを実施する技術や活動
2. 効率的な人工授精システムの確立:AIやビッグデータなどを用いて、受精成功率が高いと想定される最良コンディションの精子・卵子選出方法、培養環境を確立する技術や活動
3. 先進的な生殖細胞作製システムの確立:iPS細胞などを用いて、より効率的に精子・卵子を作製する技術や活動
助成先 |
助成事業概要と目的 |
助成金額 |
Varinos株式会社 |
実用化が進む高度不妊治療者向けの子宮内フローラ検査技術の応用として、妊娠活動初期および妊娠中の患者が手軽に自身の子宮内菌環境を把握できる、簡易版の検査法を開発・展開する。 このテクノロジーを活用することで、より多くの患者の妊娠に関連する不安やリスク(着床不能、流産、早産等)が軽減され、誰もが安心して妊娠活動を行う選択ができる社会の実現を目指す。 |
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