助成事業2023年度秋期地球環境の助成先決定について

公益財団法人PwC財団では、助成事業2023年度秋期地球環境につきまして、以下のとおり助成先を決定しましたのでお知らせいたします。

当財団は今後も社会課題の解決に取り組む団体への助成を通じて、持続的な社会の実現を目指してまいります。

1.助成対象となる活動 

緑化・淡水化技術、排水処理・排ガス対策などの生態系保全技術および汚染対策技術、再生可能エネルギー(以下「再エネ」)を活用する仕組みや輸送対策などにより環境を汚染しない仕組みを構築する技術など、Climate Techを広く活用することにより、「健康・生命の危機」「大気・土壌・海洋の汚染や破壊」「生物多様性の損失」を解決することを目指す活動。想定している技術や取り組みは以下のとおりです。なお、基礎研究段階ではなく、実証実験段階であることが必要です。

  1. 汚染対策:技術およびコストの面で汚染レベルを効率的に検出・測定・評価することのできる技術や、排水・排ガスに係る技術を適用することにより、健康・生命への脅威や自然環境の破壊を短期または中長期的に抑止する活動
  2. 気候変動抑制:再エネ・車両・輸送などに係る技術を適用することにより、よりクリーンで効率的・効果的に「汚染しない仕組み」を創出する活動
  3. 生態系保全:監視や保全に係る技術や緑化・植林・淡水化に係る技術を適用することにより、動植物・水産・森林資源の増加、温暖化防止、観光資源化、昆明・モントリオール宣言 2030年ターゲットの達成といった新しい価値を創出する活動

2.助成先および助成金額

助成先 助成事業概要と目的 助成金額(万円)

Planet Savers 株式会社

無機多孔質材料であるゼオライトをベースとした吸着材を用いて大気中からCO2を回収するDAC(Direct Air Capture)のパイロット装置を開発する。開発にあたり、DACシステムのスケールアップおよび社会実装に繋げるべく必要なデータの取得・知的財産権の取得を行う。

このテクノロジーを活用することで、CO2排出量実質ゼロを目指す。

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