助成事業2024年度春期 地方医療の助成先決定について

  • 2024-06-20

公益財団法人PwC財団では、助成事業2024年度春期地方医療につきまして、以下のとおり助成先を決定しましたのでお知らせいたします。

当財団は今後も社会課題の解決に取り組む団体への助成を通じて、持続的な社会の実現を目指してまいります。

1.助成対象となる活動

遺伝性腫瘍症候群の患者とその家系の遺伝学的検査や血液検査の結果などのビッグデータを解析し、がん発生の予測モデルを構築することで、がんの早期診断および早期治療の実現を目指す活動。想定している技術や取り組みは以下のとおりです。少なくとも1つのテクノロジーは実証済みである必要があります(一部、今後実証を目指すものも含めることができます)。

  1. データ解析:遺伝性腫瘍症候群患者の遺伝学的検査などのデータをAIや量子コンピューティングなどを用いて解析する活動
  2. 予測モデル構築:1の解析結果に基づいて、がん抑制遺伝子の変異の種類によるがんの発生予測モデルを構築する活動

2.助成先および助成金額

助成先

助成事業概要と目的

助成金額
(万円)

特定非営利活動法人 岡山肉腫の会ソラ

遺伝性腫瘍症候群の臨床情報や遺伝学的検査結果などのビッグデータを生成AIを用いて解析し、がん抑制遺伝子の変異の種類に応じた、発生するがんの種類・時期・発生率等の予測モデルを構築する。

この予測モデルの活用により、患者のがん発生リスクに応じた個別化医療を確立し、がんの早期診断・早期治療および患者の予後改善を実現し、遺伝性腫瘍症候群の適切な診療体制を構築することで、予防医学が発展し、がん患者のQOLが向上する社会の実現を目指す。

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