【PwCのプロボノ活動】アントレプレナーシップの醸成に取り組む「あすびと福島」への支援

2018-12-07

PwCコンサルティング合同会社では、2018年夏より、一般社団法人あすびと福島へのプロボノ活動を通じ、高校生を対象にした「高校生あすびと塾」と大学生を対象にした「大学生あすびと塾」の運営支援を行っています。

活動のきっかけ

「あすびと福島」は、福島の復興のために自ら考え、行動し、仲間をつくり、事業を起こすことができるアントレプレナーシップを持つ人材を育てていくことを「志」として掲げ、2013年より活動しています。私たちがプロボノを開始するきっかけとなったのは、かねてより実施している「社会課題体感フィールドスタディ」。被災地に足を運んだコンサルタントたちが、現地で活動するNPOや地域コミュニティの方々との対話や視察を通じ、自分たちに何ができるのかを真剣に考えた結果、「あすびと福島」との協同が始まりました。今回の取り組みには、「大学生や高校生が福島へ何らかの形で貢献する手助けをしたい、また彼らのキャリア選択をサポートしたい」という強い思いを持った9名のコンサルタントが参加しています。

高校生あすびと塾

高校生あすびと塾では、高校生自らが「高校生が伝えるふくしま食べる通信(こうふく通信)」の制作・編集しており、生産者や購読者の方も交えながらの振り返りも行っています。

「こうふく通信」は、福島県内の高校生が取材したこだわりの生産者のストーリーと食材が年4回届く、ユニークな購読誌です。震災後の風評被害に悩まされている状況下、「大好きな福島が誤解されて、くやしい」という思いから、2015年4月に創刊されました。現在、初代編集長だった高校生は大学3年生になり、5学年にわたって志のバトンが引き継がれています。

「高校生が伝えるふくしま食べる通信(こうふく通信)」

「高校生が伝えるふくしま食べる通信(こうふく通信)」

大学生あすびと塾

首都圏の大学に通う福島出身の学生へ社会的な活動をする場を提供したい、という思いからスタートしました。参加する大学生は「こうふく通信」に携わっていた経験もあり、それぞれが志を持って参加しています。

10月末に都内で実施された第3回大学生あすびと塾では、福島出身の5名の大学生が、コンサルタントからプロジェクトマネジメントについて学びました。「こうふく通信」を例にして、プロジェクトチャーター(プロジェクト計画書)やWBS(通常コンサルタントがプロジェクト時に作成する管理表)を作成することで、高校時代に経験してきたことを振り返るとともに、これまでとは異なる観点から「こうふく通信」プロジェクトを捉えていました。後半のシェアリングの時間では、「こうふく通信」に対する新たな気づきや課題、アイデアについての熱い議論が交わされました。

大学生あすびと塾の様子
大学生あすびと塾の様子
大学生あすびと塾の様子
大学生あすびと塾の様子
大学生あすびと塾の様子
大学生あすびと塾の様子

今後も学生が自分自身の夢について考え、福島と向き合う機会を提供し、それぞれのプロジェクトの実現までコンサルタントが伴走していきます。

「大学生が伝えるふくしま食べる通信(だいふく通信)」を大学生の皆さんが提案

「大学生が伝えるふくしま食べる通信(だいふく通信)」を大学生の皆さんが提案

あすびと福島 半谷 栄寿 代表理事からのメッセージ

PwCさんとのご縁は、あすびと福島の本拠・南相馬での皆さんの社員研修での出会いが契機です。私たちの志である福島の高校生や大学生の成長の場づくり・あすびと塾にPwCの社員の皆さんがプロボノとして参画いただくのは、心強く、ありがたいかぎりです。この信頼関係を大切にしていきます。

あすびと福島 代表理事 半谷 栄寿

コンサルタントの声

学生の皆さんそれぞれがしっかりと福島に対する思いを持っていて、自分の志のままに行動することを実践しています。大学生あすびと塾でも、受け身ではなく主体的にやりたいことを発信して行動に移す学生の姿があります。そんな大学生の素直な姿に勇気をもらっています。また個人としてではなく、PwCチームとしてプロボノを提供することで、より充実した価値提供ができていると感じます。本業で福島復興に関する業務に携わるだけでなく、プロボノを通じ、教育という軸で時間のかかる復興に携わることができることをありがたく思っています。

PwCは、2022年までにグローバルで1500万の人々、NGO、社会的企業、小規模事業者の未来と成長に向け投資を行い、それぞれが潜在能力を最大限に発揮できるように支援していきます。

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