
第1回:Technology Laboratoryの現在と今後の展望
女性メンバー4名が、Technology Laboratoryに参画した経緯やキャリア、また組織としての取り組みや今後の展望について語り合いました。
テクノロジーとデジタルの力を活用し、クライアントや社会の変革、未来づくりのリードを目指しているTechnology & Digital Consultingでは、多様な専門性を有するメンバーたちが活躍しています。本稿では、Technology & Digital Consultingで多数活躍する外国籍メンバーのうち2名が、外国籍ならではの視点から、働く場所としてのPwCの魅力について語り合います。
座談会メンバー
PwC コンサルティング合同会社 Technology & Digital Consulting
Technology Advisory Service
シニアアソシエイト
崔 笑容(サイ ショウヨウ)
PwC コンサルティング合同会社 Technology & Digital Consulting
Technology Advisory Service
アソシエイト
リ ヒジュ
※所属、役職及びインタビュー内容は掲載当時のものです。
(左から)リ ヒジュ、崔 笑容
PwC コンサルティング合同会社 Technology & Digital Consulting Technology Advisory Service リ ヒジュ アソシエイト
リ:
私の出身は韓国で、日本には8年ほど住んでいます。親の転勤で中学時代を日本で過ごしたことをきっかけに、大学時代にはひとりで留学に来て、日本の大学を卒業しました。多様な視点に触れることが好きで、大学時代には留学生を支援するサークルで活動したり、オーストラリアへ交換留学に行ったりして、国際交流に力を入れていました。
崔:
私の出身は中国です。大学時代に交換留学に参加し、多様なバックグランドを持つ人と出会って交流することで、たくさんの刺激を受け有意義な1年間を過ごせました。その後日本の大学院に進学しましたが、「知らない土地で仕事するというのは学校での勉強や旅行で得られる経験とは全く違う」と先輩から言われたため、より成長できるよう、日本での就職にチャレンジしてみました。
リ:
国際的に働きたいという思いが強く、母国に帰って就職するより、日本で外国籍として働いた方が自身の望む将来像に近かったため、日本での就職を決心しました。
就活を始めたばかりの大学3年の頃、交換留学先で参加したPwCコンサルティングの説明会をきっかけに、コンサルティング業界が第一志望となりました。それまではコンサルティングにあまり興味がなかったのですが、自分の望む働き方がちょうどフィットしていると感じました。数あるコンサルティングファームの中でPwCコンサルティングを選んだのは、フラットな雰囲気や人を大事にするカルチャー・人事制度に惹かれたためです。PwCコンサルティングは4,000人弱(2022年6月時点)もの社員がいる中でも個々人へのフィードバックがとても充実しており、成長できる環境が整っています。他社から転職してきたマネージャーも、スタッフの評価をここまで丁寧にしていることに驚いていました。また、自身の専門分野・スキルが明確なコンサルタントになりたいと考えていたため、テクノロジー分野のコンサルタント職にチャレンジしました。
崔:
数あるファームの中でPwCコンサルティングを選んだ理由は、①前職で培ったスキルを活かし、テクノロジー領域における戦略策定から実行支援までできること、➁グローバルな仕事ができること、③社員との面談の中で、個人の個性を尊重したオープンな環境があることを感じたためです。
PwC コンサルティング合同会社 Technology & Digital Consulting Technology Advisory Service 崔 笑容(サイ ショウヨウ) シニアアソシエイト
リ:
言語や文化の違いに対する不安はもちろんありましたが、日本に住んでいる以上、言語や文化の違いによる問題は時間と場所を問わず付きまとうものとして割り切りました。とはいえ、今も敬語やビジネスマナーにおいて自分が意図せず失礼なことをしてしまうのではと時々不安になります。こういうときは率直に社内の他のメンバーに相談すると、皆さんから優しくかつロジカルな言葉が返ってきますので、それにとても支えられています。
PwCには多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まっており、国籍は多様性の一部にすぎません。そのため、社内には外国籍社員に対して、「〇〇(国名)人だから」ではなく、「△△さんはこういう人柄だから」と個々人を尊重する雰囲気が根付いています。同じ国で育っても出身地や過去の経験の違いにより、各々の性格や考え方が異なることを、今この記事を読まれている皆さんもご経験されたかと思います。国籍の違いもそれと同様に受け入れられていて、とても居心地の良い環境で安心して働けています。
崔:
私は日本で働くのが2社目なので、言語や文化の違いによる不安はもちろん少しありましたが、どちらかというと、新しい職場で自分が実現したいことできるだろうかという仕事面での不安の方が大きかったです。しかし、いざ入社してみると、全ての社員が自分らしくキャリアを実現できるような環境が整備されていると感じました。
もちろん、言語や文化の違いによる不安は外国人である以上、多かれ少なかれありますが、そこは素直に、真摯に向き合うことが大事だと思います。分からないことは、素直に先輩に相談する、クライアントから依頼されたことに真摯に向き合って対応するといったことを心掛けています。
また、会社のパートナー陣も定期的に外国籍社員と交流する機会を設けており、日頃の悩みをヒアリングしてくれるなど、なるべく社員の言語と文化の違いから来る不安を解消しようとしてくれていると感じます。
リ:
私は、他のメンバーより日本語の聞き取りや理解力が劣ることによるストレスは覚悟して入社しましたが、それでもコンサルティング特有の高度かつ速いテンポの議論に対して先に体力が切れてしまうと、かなり落ち込みます。崔さんは日本のシンクタンクで新卒を経験し、PwCコンサルティングに転職しましたが、こういった経験はなかったのでしょうか。
崔:
私ももちろん新卒のときは毎日が大変でした。議事録を泣きながら書いたこともあります。当時は絶対に乗り越えられないように感じられましたが、業務知識が自分の中で積み重なっていくうちに議事録作成も議論への参加も段々問題なくこなせるようになりました。リさんももう少し経験を積んだら、きっと乗り越えられると思いますので、諦めずに頑張ってください!
リ:
私は入社2年目ですので、語学スキル以外の強みを発揮した経験がまだ少ないのですが、外国籍としての強みは語学スキルの他にもあると思います。崔さんはいかがでしょうか。
崔:
私の場合、いろいろな国の人たちと交流してきた経験が強みになったことはありますね。
以前グローバル案件にアサインされた時は、海外現地法人の商習慣や文化を理解し、事前にクライアントにインプットすることでプロジェクトの円滑な推進に貢献しました。もちろん会議等は英語で行われますが、語学スキルを活かすことより、相手の文化を尊重し、理解するオープンな考え方が大事です。
もちろん、語学スキルも大事ですよ。余談ですが、今参画中のプロジェクトのクライアントの方は長年中国駐在の経験があり、たまにクライアントの中国語会話練習を兼ねて中国語で雑談したりしていて、クライアントとの良好な関係構築につながっています。
リさんはまだ入社したばかりなので、今後はこういった外国人ならではのバックグランドを活かす場面が多くなってくると思います。
リ:
PwCは外国籍メンバーに対して、社内の雰囲気や意識だけでなく、制度面においてもサポートが非常に充実しています。その中から3つほど紹介すると、まず教育面においては、新卒の内定者には入社前から日本語の教育補助が提供され、希望者には日本語の追加学習の支援もあります。私は簿記や基本情報技術者試験など他の資格取得のため参加できなかったのですが、入社前からの手厚いサポートに安心しました。
また、入社後にも、外国籍社員への配慮を感じる場面は多々あります。社内のお知らせのメールやガイドブックが日英併記になっていることはもちろん、TDCの場合、所属部門・チームの全員が参加する定例会議でも英語の同時通訳が提供されています。
心理的サポートとして、希望者は日本人社員とバディを組む制度にも参加できます。ただ、私はバディ制度がなくても十分と感じています。同期や先輩、プロジェクトメンバーなど、多くの方が親身になって相談に乗ってくださるので、いつも心強いです。外国籍社員同士のつながりももちろんありますので、安心して働けます。
PwCには社員間の交流の場も多く、家族と離れて外国に住んでいても寂しいと感じることがあまりないです。もちろん参加は個人の自由ですので、自身のスタイルに合わせて仕事もメンバーとの付き合いも調整できます。
リ:
課題を感じている方も中にはいると思いますが、私個人としてはあまりありません。親身になって対応してくださる方が多いので、何か問題が生じても十分解決可能な職場です。
崔:
その通りだと思います。PwCではSpeak Upすれば真剣に聞いてくださる方が多いので、私もリさんと同様に、あまり課題感はないです。
昔は、海外との関わりの多くない部署では、社内メールが日本語のみだったようですが、それも近年は社内で課題として認識され、英語が併記されることが増えるなど、だいぶ改善が進んでいると思います。
崔:
いち外国籍の社員として、オープンな組織文化の醸成に寄与しつつ、やはりこのバックグラウンドを活かして日本と海外の架け橋となる人材になりたいですね。
PwCの中では、グローバル案件に限らず、Global Mobility(海外のメンバーファームへの出向・赴任制度)等グローバルプログラムも色々用意されているので、なるべくキャリアの可能性を広げていきたいです。
リ:
私もまさに崔さんと同様、日本国内外をつなぐ人材になることが目標です。そのため、Global Mobilityへの参加も中長期的には視野に入れています。一方、今はまだプロジェクト経験が多くありませんので、多様なプロジェクトを経験するなど、インプットを増やしたいと考えています。
リ:
社会人になったばかりの頃や、転職したての時には、どの仕事も最初は慣れなくて大変だと思います。母語が日本語でなければなおさら大変なことでしょう。そういう時期に、親切かつ優秀な方に囲まれて仕事できる点で、PwCは非常に魅力的な職場です。
崔:
PwCは社員の多様性や働き方が尊重され、自分らしく働ける職場です。特にテクノロジーを活用してビジネス課題の解決に貢献したい方は、少しでも興味を持っていただけたら、ぜひお話だけでも聞きにきてください。
女性メンバー4名が、Technology Laboratoryに参画した経緯やキャリア、また組織としての取り組みや今後の展望について語り合いました。
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Technology & Digital Consultingで活躍する若手女性メンバー4名が、Technology領域の仕事の魅力や所属チームのカルチャーについて語り合いました。