PwC Japanグループは8月4日、社員・職員のお子様向けに「野球教室」を開催しました。講師には「平成の怪物」と呼ばれ、日米プロ野球で大活躍された松坂大輔さんを招へい。プロ野球選手も利用する「明治神宮外苑室内球技場(東京都新宿区)」を舞台に、伝説の投手から「野球がうまくなる秘訣」を直接教えていただける貴重な機会に、子供たちだけでなく、保護者として付き添った社員・職員たちも目を輝かせていました。今回は、当日の様子をご紹介します。
開場と同時に、球技場へ駆け出していく子供たち。教室サポーターのPwC野球部(総監督=PwC Japan有限責任監査法人・奈良昌彦執行役)とのキャッチボールで体を温めつつ、興奮を抑えきれない様子でした。
松坂さんを先頭に講師陣が登場すると、会場からは万雷の拍手。1998年の第80回全国高等学校野球選手権大会で、松坂さん率いる横浜高校と「延長17回の激闘」を繰り広げたPL学園高校のピッチャー上重聡さん(元日本テレビアナウンサー)、キャッチャー石橋勇一郎さん、ショート本橋伸一郎さんも講師を務めることが発表され、当時を知る保護者たちからも歓声が上がりました。
今回は、講師陣の「さまざまな角度から、野球の面白さを知ってほしい」との思いから、全員がキャッチボール/ブルペン投球/トスバッティング/守備-を15分ずつ学びました。
キャッチボールとブルペン投球は松坂さん・上重さんが担当。キャッチボールを通じて正しいボールの握り方や肩を痛めない投げ方、体の回転方法などを分かりやすく説明後、ブルペンで一人ひとりの投球フォームを見て、細かくアドバイスをしてくださいました。球速やコントロールがどんどん改善され、自信に満ちていく子供たちの笑顔が印象的でした!
すぐに子供たちに囲まれ、質問責めにあう松坂さん(中央)
ブルペンで投球フォームを指導する上重さん(左)と松坂さん(右)
石橋さん担当のトスバッティングでは、正しい打撃フォームや飛距離を上げる軸足の使い方を教え、本橋さん担当の守備では、捕球~送球のリズム感を養うステップ練習、ゴロ・バウンド捕球のコツを伝授。こちらも一人ひとりに合った改善策や練習法が盛りだくさんで、充実した1時間でした。
最後のQ&Aでは、松坂さんが「小学生の時に役立った練習」として、当時習っていた「剣道」を紹介。重い竹刀による素振り練習で「手首のスナップや背筋が鍛えられ、強く速い球を投げる基礎ができた」と話すとともに、毎日練習することの大切さを説き、子供たちは真剣に聞き入っていました。
バットを振る時の「軸足の使い方」を見せる石橋さん(左)
守備の構えとスタートの切り方を教える本橋さん(右)
野球未経験者・初心者も目立った前半に比べ、後半は多くが経験者。野球部で10年近くピッチャーを務めている子、習得したいスキルについて事前に質問を送ってくれた子、プロ志望者などもおり、開場とともにキャッチボールや素振り、準備体操をする姿からは気迫が感じられました。
後半は、より実戦を意識した内容に。松坂さん・上重さん担当のキャッチボールとブルペン投球では、球種ごとのボールの握り方、リリースポイント、インコースとアウトコースの投げ分けなど、バッターとの対戦で役立つポイントをたくさん教えていただきました。
石橋さん担当のトスバッティング、本橋さん担当の守備は、合同練習でパワーや精度を高める工夫を伝授。ボールをバットの芯で捉えるコツ、ボールの軌道ごとの対応、相手のプレーを想定した守備・打撃練習など、すぐに試合に活かせる技が満載でした。
球種ごとのボールの握り方について説明する松坂さん・上重さん(中央)
石橋さん(中央)と、ボールの高さ・角度ごとの対応を教える本橋さん(左)
最後のQ&Aでは、一番質問が多かった「スムーズな体重移動の習得」について、上体を残してお尻から動く「お尻で壁ドン」や「手でお尻を支えてもらい、お尻を並行に動かして手を押す」など、いつでも・どこでもできる練習法を松坂さんが紹介。肩・肘の負担を減らすためにも、下半身で力を作る感覚を養い、その力を上半身→ボールへと伝えていく重要性を説き、熱心にメモをとる保護者も見られました。
教室後には「夢のような体験だった」「今後の人生に活かしたい」などの感想も寄せられ、子供たちにとって忘れられない一日となったようです。
松坂さんはじめ講師陣の皆さん、ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
小学生の部
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