Y.Sakoda (Partner)

2008年入社 (中途)

PwCアドバイザリーは2021年度、Deals Execution Team(以下、DET)をベースに据えた体制に移行しました。専門性やサービスラインに固執することなく案件を担当できるようにすることで、個々が理想とするキャリア目標に向かってより挑戦できる環境が用意されています。数々の求職者と向き合ってきたパートナーが、採用に込める思いを語ります。

これからのアドバイザーに求められるスキル

ディールを手掛けるファームであることから、PwCアドバイザリーに対して「M&Aの専門家集団」という印象を持たれている方も多いと思います。しかし、M&Aは企業価値向上に向けた1つの手段でしかありません。私たちが大切にしているのは、M&Aなどの手段を用いてクライアントの抱える経営課題に向き合い、伴走し続けることです。そのためには多種多様なニーズに応える必要があり、職員には1つの専門性だけを追求するのではなく、+αのスキルや知識を身に付けた人材として成長することが求められます。

私たちは求職者の方との面談において、その方の専門性は何か、どのような+αの素質があるか、という個性を一緒に解き明かしながら、キャリアプランを整理することを心掛けています。時には、自分の強みを自覚していない方がいたり、「この経験、今の仕事以外では何の役にも立たないかもしれませんけれど……」と謙虚に考えている方がいたりしますが、これまでの経験において培ってきた貴重なスキルや知識は、決して無駄にはなりません。PwCアドバイザリーには、何か1つでも注力してきたことがあれば、それを起点に多方向へスキルや知識を広げていける環境が整っています。そのため、採用をする上では一人一人が入社後に活躍できる場を一緒に探していくことを意識していますね。

採用がゴールではない。その後の成長を含めてサポートする

パートナーの仕事におけるゴールは、無事に入社してもらうことではありません。職員一人一人が目指すキャリアを実現するまでサポートすることが使命だと考えています。その思いから生まれたのが「DET」です。

入社前の丁寧なヒアリングで知り得た個性、特徴、目標を元に、アサインメントチームと協働して職員に最適な案件をアサインし、他に伸ばしたいスキルや挑戦したい領域があれば柔軟に対応していきます。DETの魅力はこの柔軟性にとどまりません。先ほど話したように、組織一体となって職員のキャリア目標の実現までをサポートするために、多様なバックアップ体制を整えています。その1つは専門性と+αを伸ばしていくための豊富な研修、そしてもう1つは、メンタルケアも含むコーチングです。研修においては、会計やM&Aにおける専門的なスキルを学ぶ研修と、ロジカルシンキングなどの問題解決スキル(普遍的なスキル)を学ぶ研修、主にこの2軸を用意しています。部門ごとに研修を分けず共通化することで、段階的に幅広い知識やスキルを身に付けることができる仕組みになっています。

またコーチングに関しては、パートナーらとの月に1度の1 on 1と呼ばれる面談の機会を設けており、目指したいキャリアについて相談したり、次に挑戦したい領域について一緒に考えたりすることはもちろん、業務内容や人間関係などメンタル面での相談も含めサポートしています。

面接で何度もディスカッションを重ね、入社してくださった方々がPwCで活躍している姿を見ると、採用に関わった者としてのやりがいを感じます。それと同時に、これからも職員一人一人の理想のキャリア実現に向けてフォローしていこうと身が引き締まりますね。

求職者の方に伝えたい思い

パートナーとして伝えたいのは、「PwCアドバイザリーについて、まずは知ってほしい」ということに尽きます。PwCアドバイザリーが何を目指しているか、なぜDETを据えた体制に変更したのか、職員に対してどのような思いを持っているか、そしてその思いが反映された環境とはどのようなものなのか、などを知っていただきたい。そうすればきっと、PwCアドバイザリーに興味を持っていただけると信じています。その上で、「今後はこうなりたい」「こんなスキルを身に付けたい」「クライアントにこんなふうに貢献していきたい」という強い意志を持っている方には、それを全力で尊重し、サポートします。これは、決して採用担当だけの思いではありません。活躍する全ての職員が、仲間のキャリア目標の実現を応援し、互いに切磋琢磨しています。

PwCアドバイザリーには、自分のキャリア実現に向けて本気になれる人が集まり、それを応援する環境が整っています。まずは私たちに興味を持っていただけるとうれしいですね。

プロフェッショナルの視点~PwCアドバイザリーでの働きがい