Y.Muneta

シニアアソシエイト(2021年度入社)アクチュアリー(AS)

数理解析を駆使し、保険会社の健全かつ継続的な運営を支援する

大学時代の研究と数理解析に共通項を発見

大学では農学部で水圏生物科学を専攻し、大学院では、統計モデルを用いてカツオの成長や回遊時期に関する研究をしていたのですが、回遊経路や群構造といったカツオの生態には未だに解明されていない点も多く、データの収集が難しい海洋を相手取ったデータ分析には苦労しました。

研究では、漁獲された分に限定された断片的なデータしか使えないということもあり、このような多面的な情報が活用しづらい状況下では自分の納得できる研究結果に到達しづらいと感じていました。そこで、就職するのであれば、、膨大なデータが集まる保険業界でアクチュアリーとなり、多面的な情報を扱い自信を持ってデータ分析に携わりたいと思っていました。

そのため、就職活動を始めた時点では、まず保険会社のアクチュアリー採用やマーケティング会社などを候補に検討していましたが、友人からアクチュアリーコンサルタントの存在を聞いたことをきっかけに、監査法人でもアクチュアリーとして働くことができるのかと興味を持ちました。

説明会や面接を通じて、アクチュアリーコンサルタントは、損害保険会社の経理や商品、リスク管理といった伝統業務だけでなく、データアナリティクスなどさまざまな業務に携わることで幅広く活躍できることを知りました。当時、私は商品開発におけるプライシングに興味があったものの、興味が移り変わった場合でも自由にキャリアを進めることができると考え、アクチュアリーコンサルタントの業務の幅広さに魅力を感じました。現在も、大学での統計モデルの経験が日々のさまざまな業務に活かせていると実感しており、数学を専攻された方に限らず、私と同じように農学部出身の方や理系大学出身の方こそ、研究などで培った専門性や経験を発揮できる職種だと思います。

Y. M.

保険会社への包括的支援で、会社を守る

アクチュアリーコンサルタントのチームが所属する保険アシュアランス部では、当初の希望通り自動車保険や火災保険の改定にも携わることができました。そして今は損害保険会社の監査業務や「経済価値ベースのソルベンシー規制」対応の支援業務を中心に担当しています。経済価値ベースのソルベンシー規制は保険会社の財務健全性に関する新規制で、2026年度から導入されます。これに向けて複数の損害保険会社に対して支援を行っています。

金融機関の破綻は社会への影響がとても大きいです。決まった手順で将来の保険金支払やリスク量を予測するだけではなく、採用している計算方法自体が適切なのかの検証や、将来の損害率・事業費率・インフレ率といった各アサンプションが適切なのかの検証、計算結果がどの程度信頼できるのかの分析なども行っています。保険会社において計算・検証が適切になされるための態勢構築面も支援しており、今まさに保険会社が抱えている課題への対応に伴走しています。

数理モデルを用いて将来の保険金やリスク量を計算しても、この数値に実態があるわけではなく、分析方法・検証方法にも正解はありません。そのため、こうした業務では抽象的な議論になり、意見をまとめることに苦労することが多いです。そのような状況でも、全員が同じ方向を向いて前に進むために、自分なりの信念を持って考えて、形ある資料を軸に議論することが重要だと思っています。アクチュアリーコンサルタントは、もちろん数理が仕事の中心ではありますが、考えを表現したり議論したりすることも多く、多面的な力が鍛えらえると思います。

コンサルティング業務自体は無形商材であり、クライアントが手にする形のあるものは、私たちが試行錯誤した末に作成し提出する資料です。初期研修の際に「コンサルタントにとっては、作成した資料が商品」と言われたことが印象深く、常に心に留めています。監査などの継続的な支援では、年々、資料の質が洗練されていくとともに、クライアントの満足度も向上していることを実感でき、自身の成長を感じ、励みにもなります。

Y. M.

知的好奇心を満たす環境でプロフェッショナルを目指す

先日、会社の後輩たちと一緒にテニスを楽しみました。それ以外にも保険アシュアランス部全体でバーベキュー大会を開催するなどして、日頃からコミュニケーションを図っています。風通しの良い環境なので、先輩方に「こういったプロジェクトに興味がある」など、自分の考えていることやキャリアビジョンを伝えやすく、意見もしやすいです。その結果、希望する方向へと業務をシフトしていくことができます。また、私も含め20代の若いスタッフが多く、活気もあり、新しいことにチャレンジしやすい環境だと思います。

PwCには本当に幅広い専門家が集まっており、PwC Japan有限責任監査法人の保険アシュアランス部だけを見ても、公認会計士や、損害保険・生命保険・年金アクチュアリー、IT専門家、気象の専門家などがいます。さらにPwCグローバルネットワークまで広げると数え切れないほどの専門家が集まっています。このような環境なので、類似の資本規制が進んでいる銀行部門の専門家が私たちの部門に意見を聞いてきたり、他業界を担当する部門や海外のPwCメンバーファームと協働して新領域のビジネスを開拓したりといったことも日常的に経験しています。

常に知的好奇心をくすぐられる刺激に満ちたPwCは、プロフェッショナルへと成長していくことができる環境だと思います。プロフェッショナルとは何か。それは自身の知識を育み続け、責任を持って業務にあたり、クライアントに新しい価値を提供し続けられる人のことだと思います。私もこれからさらに成長意識を持ってPwCでプロフェッショナルの道を追求したいと思っています。

※法人名、役職、インタビューの内容などは掲載当時のものです。

Y. M.