
T.Kasahara 経営管理コンサルタント
変化の激しいビジネス環境に合わせて常にチャレンジし続ける
大学院では政治学を専攻しており、金融犯罪対策に関する法令の政策形成過程などを研究対象としていました。学部・大学院を通して、「どういった制度や情報環境が人々の意思決定に影響を及ぼすか」「どのような信頼基盤があれば互いにとってより良い意思決定を行えるようになるか」ということに関心をもち、自身の研究テーマとしていました。
このような学生時代からの考えを、より社会に近いところで体現していきたいと就職先を探すなかで、PwCのPurposeとガバナンス・リスク・コンプライアンスアドバイザリー部(GRC)のビジネスを知り、興味を持ちました。「社会における信頼を構築し、重要な課題を解決する」というメッセージには、これまでの研究テーマと重なる部分があり、強く共感しました。そして、深い専門性を武器に企業活動の信頼基盤となるGRC領域を支援するガバナンス・リスク・コンプライアンスアドバイザリー部であれば、実際のビジネスの現場で自身の関心を深めていけると思いました。
面接で仕事や将来に対する自分の考えを率直に伝えたところ、部長を含め、どの面接官も私と対等な1人の人間として真摯に向き合ってくれ、多くのアドバイスをいただきました。このような互いへの敬意に溢れた人たちのもとでなら、のびのびと仕事ができるだろうと感じました。
その直感は見事に当たり、現在、恵まれた環境の中で自分らしく仕事をしています。私たちコンサルタントは、プロフェッショナルとして時に耳障りなことであってもクライアントのために伝える必要があります。そして、これは社内でも同じことがいえます。各人が成長したい、他者の成長をサポートしたいと思っているからこそ、あえて厳しい助言であっても、お互いに言い合えるカルチャーがあります。このような環境は、リーダー陣や先輩方が模範を示して、日々の業務の中で体現してきたからこそ根付いているものだと思います。そのおかげで、新人の私でも臆することなく、自分の考えを発言できています。
私はもともと金融領域で一定の知識がありましたが、教科書的な理解から抜け切れておらず、教条主義的になっていたと気付かされる象徴的な出来事がありました。
コンプライアンス領域におけるリスク評価の高度化支援を行っていた際に、クライアントに対して「当局のガイドライン等の趣旨を踏まえると評価手法はこうあるべきです」と提案しました。するとクライアントから、「理屈としては正しいですが、あなたたちのような専門性のある人以外でも再現できるのでしょうか」という指摘をいただきました。
自分が正しいと思って提案したことが、机上の空論でしかなく、実際に現場でどう運用するのかまで想像が及んでいなかったのです。自分はまだクライアントに真の意味で価値を提供できていない、もっとクライアント目線に立って考えるべきだと猛省し、改めて専門性の発揮という意味を考えるようになりました。
GRCでは高い専門性を武器にクライアントにソリューションを提供していますが、それは単に専門知識があればできるものではありません。クライアントの期待を越える価値を創出するためには、クライアントのビジネスを理解したうえで、どうあることが望ましいか、そして限られたリソースの中で何ができるのかを考え、専門知識をもとに合理的かつ現実的なソリューションを提供する必要があります。
この経験から、私はクライアント目線に立って考え抜くということを意識するようになりました。
現在は主に、コンプライアンスリスク評価の高度化案件に従事しています。クライアントが営むビジネスのコンプライアンスリスクについて、その所在や高低、推移などを、各種定量情報と国内外のリスク環境などの定性情報をもとに分析し、リスク評価をより精緻に行う取り組みを支援しています。
自身の分析結果やソリューションが、クライアントのリスク管理態勢に反映され、実際にその高度化に貢献したと感じる時、私たちの社会的意義を実感でき、この上ない達成感を味わえます。
ガバナンス、コンプライアンス、リスク管理への社会的ニーズは年々高まっており、企業が対応すべき水準の厳格化、内容の複雑化が進んでいます。さらに、世界的にみても明確な「答え」がない未知の領域も多くあり、その最前線でクライアントや社会のために最善の解を模索し、試行錯誤しながらチャレンジを続けることに非常にやりがいを感じています。
また、より品質の高いサービスを提供するためには、メンバーが楽しく働いていることが大切だと感じるようになりました。自分だけでなく、周囲のメンバーも仕事を通じてやりがいを感じられる環境がPwCにはあります。お互い尊敬し合える仲間に囲まれて働く喜びを、GRCでぜひ味わってほしいです。
※法人名、役職、インタビューの内容などは掲載当時のものです。