S.Kumasaka

シニアアソシエイト(2017年度入社) リスク・アシュアランス部(RA)

クライアントとの真剣な対話により最善の解決策を見出す

入社を決めた先輩社員の一言。「PwCに入って、できないことはない」

大学卒業後の進路にいろいろと悩んだ末、私が目指すことにしたのはコンサルティング業界でした。「時代の変化に負けない強い人間になりたい」というのが大きな理由です。ただ、今の時代に「コンサルティング」という職種名で仕事をしている人はとても多く、その中で希少性・専門性を持ち、市場で価値のある人材になるためにはどうすればいいのか、という不安を抱えながらの就職活動でもありました。そんな中で知ったのが、PwC Japan有限責任監査法人のリスク・アシュアランス部(RA)でした。会計監査の業務に携わりながら会計の知識を得ることができ、ITについても専門性を身に付けることができる――自分の希望がかなえられ、不安を解消してくれる職業だと思いました。

さらに入社の決め手となったのは、選考過程でお会いした先輩社員の一言。「PwCに入って、できないことはないと思うよ」。学生だった私が深く理解できたはずもありませんが、確信に満ちたその一言に心動かされ、入社を決めました。仕事を始めてまだ1年半ほどですが、今、学生の方に相談されたら同じ言葉を返したいと思います。幅広い業界のクライアント、それぞれに内容の異なる案件。これらに自主性を持って対応する醍醐味。また、PwCにはオープン・エントリー・プログラムという、グループ内の他の法人への移籍を希望する制度もあります。入社後のフィールドがとても広いからこそ、自分次第で「できないことは、ない」のです。

熊坂 翔太朗

情報セキュリティ管理態勢の「再構築」という新たな経験

これまでに携わった中で特に記憶に残る案件として、ある鉄道会社の「情報セキュリティ管理態勢の再構築」があります。このプロジェクトには入社後すぐに加わり、今も業務が続いています。

この案件のスタートは、近年、情報漏えいなどの事件が増えたことでクライアントが危機感を持ち、自社の情報セキュリティ管理態勢の第三者評価・監査の依頼があったこと。その結果、より信頼性の高い情報セキュリティ態勢を再構築することになり、私もこのプロジェクトのメンバーに招集されました。このような第三者評価や企業のガバナンスにおける再構築支援は、RAが専門とする「守りのコンサルティング」だと思います。

鉄道会社が持つ情報には特殊なものも多く、今は情報セキュリティ監査の結果などをもとに、クライアントにとって真に守るべき情報は何かを特定し、それを守るための仕組みを再構築しているところです。地方の支社や支店も訪れ、どのような情報を持っていてどのように管理しているかヒアリングも行いました。こうしていろいろな方と対話することでクライアントに対する理解が深まり、一緒にものを作り上げている実感が得られることにやりがいを感じています。

仕事上で最も大切なのは関係者との密なコミュニケーション

このプロジェクトに携わって最も成長したと感じるのは、「クライアントと真剣に対話する」ことの重要性を学べたこと。企業の課題解決を助けるガイドラインやフレームワークはこの世にたくさんありますが、クライアントごとに今置かれている状況、文化、理念が異なり、これらを単純に適用することはできません。だからこそ真剣に対話し、クライアントが何に悩んでいて、目指すものとのギャップがどこにあるのかを理解することが大切だと知りました。

また、社内においても周囲との密接なコミュニケーションが欠かせません。同じプロジェクトのメンバーでも、それぞれが他のプロジェクトにも参加し、同時並行で忙しく動いているので、自分のスケジュールは自分で管理し、プロジェクトごとに情報を共有しておくことが必要になります。この時期は他のプロジェクトが山場なので多くの業務は受けられない、この期間は余裕があるのでサポートできる、といった形で密にコミュニケーションを取ることで、常に高い質をキープしながら各プロジェクトを進めていくことができるのです。

※法人名、役職、インタビューの内容などは掲載当時のものです。