出産・子育てという “ライフイベント”に全力で向き合う

溝渕 晃弘

テクノロジー・エンターテインメント アシュアランス部
シニアアソシエイト

Q.今の働き方を 教えてください。
A.朝早くから始業し、夜や休日はしっかりと休む。メリハリのある一日を送っています。

Q.育休を利用した感想は?
A.理解あるメンバーに支えられ、育休中はもちろん復帰後も安心でした。

Q.今後の夢を教えてください。
A.一般事業会社への出向や海外出向にも挑戦していきたいです。

男性が育休を取得するのは 特別ではなく、当たり前のこと 

PwC Japan監査法人では男性でも多くの職員が育児特別休暇・休業制度(以下、 育休)を取得しています。同じ部門内でもマネージャークラスの男性で1年間取得した方もいたりと、育休を利用することへの抵抗はなく、育休取得は当たり前のこととして受け止めていました。

妻の妊娠が分かり、男性の育休取得が当たり前だと受け取っていたとしても、いざ自分が取得するとなると、関わっている監査チームに迷惑を掛けてしまうのではないか、問題なく職場復帰できるのかなど、正直いろいろな不安が頭をよぎりました。

そんな時、入社後からよく気にかけてくれた男性の先輩がほぼ同じタイミングで育休の取得を考えていることを知りました。偶然ではありますが、身近な先輩も同時期に育休を取得したことも、私にとって後押しとなりました。

充実した制度と応援してくれる仲間が支えに

PwC Japan監査法人では、将来のキャリアパスを一緒に考えてくれるコーチ制度があり、私は育休取得の相談をコーチを通じて行いました。第1子のため、どのくらいの育休期間を取ればいいのかも分かりませんでしたが、今後のキャリアをコーチと相談した上で休職期間は4カ月と決めました。

その後、業務を一緒にしているチームに話をすることになりますが、主査として業務に関わっていた上に、期末監査が育休取得の希望時期と重なっていたこともあり、不安を感じていました。ところがそんな心配は、杞憂に終わりました。みんながとても喜んでくれ、引き継ぎの時間をしっかりと設けてくれるなど、全面的にサポートしてくれました。チームには本当に感謝しています。

男性がなかなか育休取得に踏み出せない原因に、復帰後のキャリアへの懸念があるという話を耳にしたことがあります。ですが私は復帰後のイメージが事前にできていたため、不安なく育休に入ること ができました。なぜなら、偶然にも復帰後はコーチが受け持っているチームに配属されることが決まっていたからです。コーチからは「戻ってきた後はこのチームでこういう仕事をお願いしようと思っています」と、具体的なプランを事前に聞くことができました。チームの雰囲気や戻った後に担当する仕事がイメージできたことで、安心して育休に入ることができました。

仕事と家庭を両立しながら さらなるキャリアアップを目指す

妻が臨月に入ったタイミングで有休を利用して、夫婦の時間をつくりました。子どもが生まれる前に夫婦2人で今後についてゆっくりと話し合うことができたのは今振り返ると、とても貴重で大切な時間だったと感じています。

出産後はがらりとライフスタイルが変わりました。生まれる前に育休期間を4カ月と決めたものの、実際に育児をする中で、本当に4カ月で十分なのか考え直す場面もありました。私は結果的に利用しませんでしたが、会社からは育休前に「育休期間中でも育休期間の延長や復帰後の柔軟な働き方の利用も選択ができる」と言ってもらえていたため、安心して育児に専念することができました。

育休を取得したことで子どもが成長する喜びだけではなく、子育ての大変さを、身をもって知ることができました。この経験は家族の大切な思い出であり、財産だと感じています。

4カ月間の育休を終え、職場復帰を果たし、現在は大型IPO(新規上場)クライアントの監査業務を担当しています。今後は監査以外の知見を身に付けるべく、一般事業会社への外部出向を希望しています。自らのキャリアを築いていくとともに、一児の父として育児もまだまだ始まったばかりです。これからは柔軟な働き方の活用も考えながら、臨機応変に仕事と家庭の両立を図っていきたいです。

これまでのキャリア

マイ・ ターニングポイント