コロナ禍の働き方

変化の時代にあって変わらないこと

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大の影響で、PwCあらた有限責任監査法人(以下、PwCあらた)でも職員一人ひとりの働き方が大きく変わりました。仕事の進め方やライフスタイルにどのような変化があり、また、何が変わらなかったのでしょうか。テクノロジー・エンターテインメントアシュアランス部でマネージャーを務める濵田浩介に話を聞きました。

※法人名、役職、インタビューの内容などは掲載当時のものです。

濵田 浩介

マネージャー
テクノロジー・エンターテインメントアシュアランス部(TMT)

2013年、PwCあらた監査法人(現PwCあらた有限責任監査法人)に入所し、TICE(現TMT)に配属。現在まで一貫して監査業務に従事しており、グローバル展開する企業のPCAOB*監査業務や、日米市場への同時IPO監査業務、IPO準備会社への内部統制のアドバイスなどを経験する。社内活動として採用活動、スタッフフォーラムにも関与。2021年1月に第1子が生まれたことを機に、2カ月の育児休暇を取得。

*Public Company Accounting Oversight Board(米国公開企業会計監視委員会)

細やかなコミュニケーションでクライアントとの信頼関係を深める

対面での仕事がしづらくなり不便なこともありますが、その分、収穫もありました。例えば、複数のクライアントとの会議、社内メンバーによる会議を簡単に設定できるようになったため、問題が発生してから解消するまでが格段に早くなったり、気軽に相談できるようになったりしました。IT化が進み、仕事の迅速さがより求められるようになった昨今、このスピード感は時代のニーズにもマッチしていると感じます。

一方で、業務効率は上がったものの、クライアントとの関わり方や信頼関係の構築にはまだ課題があるように思います。これまではクライアントの会社内で業務を行っていたため、何か気になることがあればすぐに担当の方のデスクまで赴いて質問することができましたが、オンラインではそのような簡単な相談がしづらく、一つハードルがあるように感じます。

また、リモートでのやりとりでは、相手の身ぶりや表情の変化をこれまでのように感じ取ることができないため、今まで感覚的にとらえていた微妙なニュアンスや本心などをくみ取りづらくなりました。

これらをカバーするには、今まで以上に密で細やかなコミュニケーションが不可欠です。まずは、疑問をため込まずに電話をするなど、タイムリーなコミュニケーションを心がけています。加えて、お互いの認識に差が生まれないよう、こまめに連絡を取り意見をすり合わせていく。対面でなくてもコミュニケーション方法を工夫すれば、相手との信頼関係も築いていけるはずです。

コロナ前とコロナ禍の、1日の過ごし方

コロナ禍においてはオフィスやクライアント先への移動がなくなり、会議も基本的にはオンラインに。浮いた時間は家事や子育てなど、家族との時間に充てられています。

リモートワークでプライベートも充実

働き方が変わったことに伴い、時間の使い方にも変化がありました。通勤がなくなった上に、会議もほぼオンラインで実施するようになったため、時間の融通が利くようになったのが大きな要因です。

おかげで、プライベートな時間が確保しやすくなり、子供と触れ合う時間を大切にできています。そして、東京のオフィスで仕事をする機会がほとんどなくなったので、昔から憧れていた湘南・鎌倉エリアへの引っ越しを実現できました。リモートワークにも慣れ、時間のつくり方も上手になってきたので、今後は毎日運動をして、より健康的な生活を目指したいです。

プライベートが充実しているためか、仕事へのモチベーションが上がり、これまで以上に充実した日々を過ごせていると感じています。今後も、オンオフの切り替えを意識しながら、仕事も私生活も楽しんでいきたいと思います。