草地 克紀

パートナー 保険アシュアランス部

2004年中央青山監査法人入社。2006年のあらた監査法人(現PwCあらた有限責任監査法人)設立と同時に移籍。2016年からPwC米国フィラデルフィア事務所に出向。Insurance & Banking sector部門にマネージャーとして配属され、日本の保険会社が買収した米国保険子会社の監査を担当。2018年に帰任し、監査業務の他、グローバル・アドバイザリー業務も提供。2020年にパートナーに昇進し、監査グループのリーダーを務める。

※法人名、役職、インタビューの内容などは掲載当時のものです。

専門性と多様性を武器に業種を横断して活躍できる

保険・共済へのサービス提供に特化した保険アシュアランス部(INS)は、部門内に、監査を行うグループ、アドバイザリーを行うグループ、保険数理を扱うアクチュアリーグループの3つのグループが存在する、ユニークな組織です。どのグループも、世界有数のマーケットである日本の保険市場において自分たちの優位性を確立。トッププレイヤーが集まる国内・外資の保険会社の多くをクライアントに抱えており、そんなクライアントの皆さまと高いレベルでよきパートナーとなれる、優れたプロフェッショナル集団だと自負しています。

保険会社は業務内容やリスク管理、内部統制、財務会計などの在り方が一般事業会社と異なるため、専門性を追い求めていくと視野が狭くなるのではないかと、私も悩んだ時期がありました。しかし実際には、1つのことを探求していく中で得られるスキルは、自分次第でさまざまな業種に応用できるのだと気付きました。そこが、専門分野を見つけることの面白さであり、会計士としてのやりがいにもつながっていると実感しています。PwC米国から帰任後、不正調査や対策などを行うフォレンジック業務に関与した際に、そのような経験をしました。保険会社とはまったく関係のない、グローバルに展開する大きな会社を担当しましたが、そういった大規模な会社におけるコミュニケーションの取り方をはじめ、課題認識や論点の発見、またそれらをどのように解決していくのかといった点で、まさにINSで専門性を身に付けるために重ねてきた経験や、同部において自然に身に付いた多様性を受け入れる柔軟なマインドを活用。他分野でも活躍できたのは、自分の中で自信となりました。

規制の強化やデジタル社会への対応など、保険業界は大きな変革を求められています。同時に、監査業界も変革を求められています。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響などによって、監査に対する社会の目線も変わってきています。その状況下で、私たちに必要なのは「柔軟性」です。保険だけでなく他業種の状況はどうなっているのか、マーケットをよく観察し、過去にとらわれず臨機応変に対応できる人材でないと、クライアントに対してもよいサービスを提供できないのではないかと感じています。専門性と多様性はINSに来ていただければ自ずと身に付きますので、これからINSの仲間になる方には、柔軟なマインドを持っていてほしいと思います。

試験に合格し、会計士としてのスタート地点に立った皆さんには、この先、多くの可能性が広がっています。私は合格発表を見た時、目から見える空の色が突然変わったのを今でも鮮明に覚えています。皆さんも「こんなことをしてみたい」「あんなことをしてみたい」という期待に満ちあふれた初心を忘れないでください。それが私たちの目指す方向と一致するのであれば、ぜひ一緒に新しい世界に飛び込んでいきましょう。

PwCの中でもINSは特に、職階に関係なく、疑問に思ったことは聞く、主張すべきところは発言するという「Speak Up」の文化が根付いていると思っています。むしろ職階が上がれば上がるほど肩身が狭くなるほど、若手職員がエネルギッシュなのも部門の魅力。ですから皆さんも、遠慮せずにどんどんチャレンジしていってもらえたらうれしいです。

草地 克紀

未来の仲間へメッセージ

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