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卓越した知見や最新の情報分析に基づき、企業戦略に即したアドバイザリーサービスを提供するのが、PwC Japan有限責任監査法人のガバナンス・リスク・コンプライアンス・アドバイザリー部(GRC)です。その陣容は約250名。事業継続・広域危機管理、不正・不祥事対応、データアシュアランス/アナリティクスなどに加え、各業界・業種特有の課題への対応など、多様なサービスで企業を支援しています。クライアント企業の新たなビジネス構築のため、熟練マネージャーの下で若手メンバーが躍動する──そんな仕事の魅力とやりがい、求められる資質、さらにはメンバーが見据える未来とは。GRCが擁するチームの1つに聞きました。
【登場者】
A.Nakagawa
ガバナンス・リスク・コンプライアンス・アドバイザリー部 シニアマネージャー
2014年12月あらた監査法人(現PwC Japan有限責任監査法人)入社。前職では大手電機メーカーで経理業務に従事。PwCでは財務報告アドバイザリー部(FRA)、レギュラトリー・フィナンシャルマーケッツ・アドバイザリー部(RFM)を経て現職。
S.Orihara
ガバナンス・リスク・コンプライアンス・アドバイザリー部 マネージャー
2018年3月PwCあらた有限責任監査法人入社。前職ではアセットマネジメント会社で営業企画、商品開発に従事。PwCでは財務報告アドバイザリー部(FRA)、レギュラトリー・フィナンシャルマーケッツ・アドバイザリー部(RFM)を経て現職。
Y.Yamaguchi
ガバナンス・リスク・コンプライアンス・アドバイザリー部 シニアアソシエイト
2023年7月PwCあらた有限責任監査法人入社。大手ネット証券会社、日系コンサルティングファームを経て現職。
A.Kawano
ガバナンス・リスク・コンプライアンス・アドバイザリー部 アソシエイト
2024年4月PwC Japan有限責任監査法人入社。前職では大手証券会社でリテール営業などに従事。
T.Kawai
ガバナンス・リスク・コンプライアンス・アドバイザリー部 アソシエイト
2023年7月PwCあらた有限責任監査法人入社。前職では地方銀行で法人営業に従事。
※法人名、役職、インタビューの内容などは掲載当時のものです。
――ガバナンス・リスク・コンプライアンス・アドバイザリー部の業務と、チームの特徴を教えてください。
Kawai
GRCは、監査法人の中でも非監査のサービスを提供する部署の1つで、総勢約250名から構成されます。「GRC」の名のとおり部内のグループは、「内部監査・内部統制」(Governance)、「リスク&レギュレーション」(Risk and Regulation)、「ERM(統合リスク管理)含むコンプライアンス」(Compliance)の3ラインに大きく分かれます。私たちのチームは、リスク&レギュレーションに属する約10名で編成され、大手金融機関の新たなビジネス構築を支援しています。
チームのメンバーは、全体統括、リスク・規制、コンプライアンス、ITなどの各ワークストリームにアサインされ、プロジェクトを推進しています。なお、GRC内のプロジェクトは、PwC Japanグループ内の監査法人以外のチームとの協働や、海外のPwCメンバーファームとの連携を通じて行うこともあります。私たちのチームのプロジェクトも、PwCコンサルティング合同会社との協働案件です。
――GRCは、企業の重要な経営基盤であるガバナンスやリスクマネジメント、コンプライアンスに関わる専門性を武器に、PwCのグローバルネットワークも活用しながら幅広くソリューションを提供しているわけですね。では次に、皆さんのキャリアを紹介いただけますか。
Nakagawa
私は、2014年に公認会計士の定期採用で入社しました。新卒入社した大手電機メーカーには1年ほど勤務してすぐに転職したため、PwC Japan有限責任監査法人(入社当時はあらた監査法人)が事実上のファーストキャリアです。財務報告アドバイザリー部(FRA)、旧レギュラトリー・フィナンシャルマーケッツ・アドバイザリー部(RFM)を経て現職に至ります。公認会計士の資格を有しているものの、一貫して会計監査ではなくアドバイザリー業務(ブローダーアシュアランスサービス)に携わってきたことが私の経歴の特徴だと思います。
Orihara
2018年の中途入社です。前職のアセットマネジメント会社では営業企画に3年、商品開発に3年ほど携わりました。その後、スペシャリストとしてのキャリアを目指して米国公認会計士(USCPA)資格を取得し、PwC Japan監査法人(当時はPwCあらた有限責任監査法人)に転職しました。Nakagawaさんと同じく、私もFRA、RFMを経て今日に至ります。
Yamaguchi
大手ネット証券会社に新卒入社し、お客さま向けアプリの要件定義、開発などに約6年従事しました。その後、日系コンサルティングファームに転職、ITシステムの更改作業や災害に備えたBCP整備などに携わり、2023年に現PwC Japan監査法人に入社しました。コンサルティングスキルに加えて専門性も磨けるGRCは、まさに希望通りの部署でした。
Kawai
私もYamaguchiさんと同じく、2023年に中途入社しました。前職は新卒入社した地方銀行で、約2年間、法人営業の事業融資や不動産投資ローンなどを担当していました。やりがいのある仕事ではあったのですが、将来のキャリアを見据えた時に、英語・プログラミングなどのスキルもない自分には何か“武器”が必要だと考えるようになりました。PwC Japan監査法人のGRCであれば、金融業界での経験を生かすことができ、語学力・専門性という“武器”も究めることができると考えて転職しました。
Kawano
2024年に中途入社しました。前職は新卒で入社した大手証券会社で、2年間勤務し、新規顧客の開拓や資産運用のコンサルティング業務などを経験しました。金融業界には学生の頃から興味があったのですが、この分野には運用や市場のスペシャリストがたくさんいます。そこで、新しい規制が導入された際に当該規制の第一人者となれる「金融規制」の分野で専門性を高めたいと考え、GRCを希望してPwC Japan監査法人に転職しました。
――皆さんは、スペシャリストを志向してPwC Japan監査法人に転職されたわけですね。現在の業務のどんな点にやりがいや魅力を感じますか。
Nakagawa
その質問には、事業会社から転職してきた若手メンバー3人に答えてもらいましょうか。私もぜひ聞いてみたいです。
Yamaguchi
クライアント企業の新規ビジネスを構築するご支援なので、期待値の高さを実感しますし、そこでのチャレンジにやりがいを感じます。英語に触れる機会も多く、前職対比で仕事の幅がグローバルに広がっていく点も魅力です。
Kawano
プロジェクトマネジメントの業務は初めての経験です。インプットするべきことが日々多くあり、緊張感もありますが、その分、新しい発見と刺激に満ちた毎日で、日々成長を実感できています。
Kawai
クライアントの新たなビジネスを成功に導くために、オペレーション体制を現状からどう変えればよいか、規制やリスクへの対応、コンプライアンス、ITの活用など、あらゆる観点から分析し、論点を整理する――考えるべきことが多く大変ですが、それだけ成長の機会が多いと私も感じます。
加えて、PwCコンサルティングのメンバーと取り組む業務も魅力があります。所属が異なっていても関係がドライということは全くなく、重要な目標を達成した際にはその喜びを分かち合える関係です。駆け出しの私にとっては大きな成長の機会になっています。
――業務では英語を使う機会も多いとのことですし、また、NakagawaさんとOriharaさんは会計士です。実際のところ、GRCの業務に英語力や会計士の資格はどの程度必要なのでしょうか。
Yamaguchi
プロジェクトによりますが、海外で先行する金融規制や最新潮流を常に把握する必要があり、また英語でクライアントなどとコミュニケーションする機会も多くあります。
Orihara
英語のリーディングとライティングは業務で日常的に求められます。特に若手の場合、英語の文書を読む、会議の議事録を取る業務からスタートすることが多いので、この2つの技能は身に付いていることが望ましいでしょう。
Kawano
最初から高レベルである必要はないですが、プロフェッショナルとして入社後に日々研鑽することが求められます。
私は幼少期を海外で過ごし入所当初から英語への抵抗感はありませんでしたが、ビジネスとして使う英語力は今後も鍛えていかなければと感じます。現在の業務ではクライアントの海外担当者と議論するなど、リスニング、スピーキングの活用機会も多いです。
Kawai
リスニングとスピーキングについても、当初はネイティブの相手が何を言っているのか分からなかったり、自分の考えを正確に伝えるのが難しかったりするかもしれません。でも、少しずつ慣れてくるものですよね。私も英語が得意ではない状態で中途入社したのですが、英語環境の会議に積極的に参加したり業務外での学習を続けたりするうちに、徐々に順応できるようになっています。
Nakagawa
ガバナンスやリスク、規制に関する知識もあるに越したことはありませんが、若手の場合は、常に意欲的に吸収し続ける姿勢があれば問題ありません。
特に強調しておきたいのは、GRCは監査法人の中でも非監査のサービスを提供する部署なので、「会計士の資格は必要ない」ということ。ただし、会計士に匹敵する専門知識が身に付いている・身に付けていくことが求められます。重要なのは、実際にどんな仕事ができるのか、業務を通じて本人が今後どう成長するかです。採用面接で重視するのもこの点です。
――プロジェクトに携わるなかで特に心がけていることは何ですか。
Orihara
GRCとしては2つあります。1つは「知識だけのスペシャリストにはならない」こと。私たちの業務には、当然ながら高い専門性が求められます。しかし、専門知識がどれだけあっても、クライアントとのコミュニケーションがうまくいかず、クライアントの求めることを提供できなければ、満足いただけません。大事なことは「クライアントのハートをつかむ」ことです。GRCと同様のアドバイザリーサービスは競合他社も提供しており、私たちは常にクライアントに“選ばれる”立場である緊張感を持ちながら、「PwCだからお願いしたい」「PwCに頼んでよかった」と思っていただけるよう、日々心がけています。
もう1つ、チームとして意識しているのは「クライアントとの物理的な距離」です。私たちが担当するクライアントは、原則的に週5で出勤されます。ですから私たちもなるべくクライアント企業に出社し、対面でのミーティングなどで効率的にプロジェクトを推進し、より質の高い成果物をスピード感を持って提供できるようにしています。
Kawano
クライアントの近くにいると、ちょっとした相談をしていただきやすくなったり、その場でホワイトボードを使ってより分かりやすくご説明できたりしますよね。メールなどの言語情報だけでは伝わってこない現場の空気を肌で感じられたり、会議などのオフィシャルなコミュニケーションでは得られないクライアントの本音や情報を聞けたりもします。
――メンバー個人の“成長の場”として、PwC Japan監査法人やGRCの特徴はどんな点でしょうか。
Yamaguchi
知識やコンサルティングスキルに足りない部分があれば、職階に関係なくフィードバックして、お互いに高め合う文化が根付いています。それによって各個人が常に成長し続け、結果的に組織としての大きな力が生み出されています。
Nakagawa
Yamaguchiさんの前職は、日系のコンサルティングファームですね。前職と現在で違いを感じることはありますか。
Yamaguchi
案件規模の大きさと質の高さです。PwCのクライアントには業界のリーディングカンパニーが多く、プロジェクトの内容もグローバルかつ高度です。クライアントのビジネスはもちろん、社会にもたらすインパクトの違いを実感しています。また、社内のカルチャーでいうと、入社年数 に関係なくチャンスを与えてくれる環境も、PwCならではの組織風土だと思います。私のように社歴がまだ浅いメンバーでも、役職に応じて資料づくりや会議の設定・進行など、責任のあるさまざまな業務を任せてもらえるので、成長の機会が多いと感じます。
Nakagawa
シニアマネージャーである私に求められる任務は、私個人のパフォーマンスではなく、チームメンバーの一人ひとりがバリューを発揮して、クライアントから直接評価いただき、成長できるようにすることです。もちろん私やOriharaさんがレビューをしてクオリティを担保しますが、実際にクライアントに対して説明する、コミュニケーションを取るのは、ここにいるYamaguchiさん、Kawanoさん、Kawaiさんの3名のような、シニアアソシエイト、アソシエイトが中心です。上長として、メンバーが前面に出て活躍できるよう、常に心がけています。
――最後に、若手のお三方の今後の目標を教えてください。OriharaさんとNakagawaさんには、GRCへの応募を考えている方へのメッセージをお願いします。
Kawano
GRCは今期3つの目標を掲げています。「3年後を見据えた競争力のあるサービス開発」「コンプライアンスの遵守を当然とした高い品質」「心理的安心感とストレッチな成長を両立する人材育成」です。GRCのメンバー全員がこれを念頭に自身の業務に取り組んでいます。チームとしての目標は、1年でも長くクライアントをご支援すること。クライアントの課題や中長期的な計画を常に自分にインプットしながら、与えられた任務だけにとどまるのではなく、競合他社に先行してご提案を行ったり、そのための情報を入手したりするよう心がけています。私自身の目標は、クライアントと伴走できる一人前のプロフェッショナルとして一日も早く認められることです。
Kawai
進捗管理や課題把握など、現在のプロジェクトを通じた学びをさらに深め、将来的には新規プロジェクトの立ち上げなどで業務をリードできる存在になりたいと考えています。
Yamaguchi
専門性をさらに磨くことと、プロジェクトマネジメントのスキルをさらに伸ばすことです。どのプロジェクトでも生きてくるものなので、「専門性を備え、さらにプロジェクトマネジメントもできる人材」を目指します。
Orihara
GRCに応募する方は、自分ならではの専門性を究めたいという志向が強いはずです。1つの専門領域を突き詰めた人は、他の領域の業務でも高い到達点まで行ける傾向が顕著です。まずは目の前のことを徹底して究める。キャリアの視界はそこから自ずとひらけることでしょう。意欲的な皆さんの応募をお待ちしています。
Nakagawa
私たちをビジネスパートナーとして認めてくださったクライアントは、次に新しいことを始める際には必ず声をかけてくださいます。実際、現在のクライアントとは10年以上にわたる、長く、深いお付き合いです。1つのプロジェクトを通じたクライアントとのつながりから、「こういうこともやってほしい」と次の案件につながったり、別の部署に異動された方から「PwCの仕事ぶりがよかったから、こちらでも一緒にやってほしい」とのお声をかけていただいたりと、その積み重ねで現在に至ります。これからも「人とのつながり」を大切にして、クライアントと二人三脚でプロジェクトを進めてまいります。そのためにも、ここに集ってくれたメンバーのように、主体性を持って高みを目指し続ける、そんな気概のある方々が仲間に加わってくださることを期待しています。