
会計監査
銀行・証券アシュアランス部(BCM)
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キャリアの原点は学生時代まで遡ります。「チームスポーツで日本一になる」ことを目標に大学を選びましたが、部活動をできたのは最初の2年間ほど。呼吸器官を患ってしまい、志半ばで退部。目標を見失った喪失感もあり、ポジティブになれない日々が続いたのですが、数カ月が過ぎた頃、たまたまテレビで流れていた生活に貧窮するアフリカの子どもたちの映像に心をつかまれました。次元は異なりますが、「やりたいことがあっても、自らの意思とは無関係に実現できない」という点が自分の境遇と重なり、他人事とは思えなかったのです。
誰かが困っている状況は、外から変えられるのでは――。以来、そう考えるようになり、「社会課題の解決」を人生のテーマに据えました。すぐに行動に移して、大学を1年間休学。アフリカのガーナに飛んで、NPO法人のスタッフとして助産師や看護師を日本から現地に派遣する仕事に携わりました。社会課題をビジネスで解決していくと定めたのは、このときの経験によるものです。
新卒では、教育サービス企業に入社しました。事業会社で地に足をつけながらも、経営や事業組成・改革の推進力を体得したかったためです。もちろん、「教育」という社会課題を解決するビジネス展開にも引かれました。営業支店長やマーケティング担当として3年ほど従事し、前職のコンサルティングファームに転職。いまにつながる地力を得るための修行期間と位置づけ、大きな成長を志しました。2年半でプロジェクトマネージャーとしてプロジェクトの立ち上げから運営まで責任をもって遂行できるようになり、より幅広くサステナビリティという観点から社会課題解決に携わることができる業種への転職を決めたのです。人材紹介会社と転職について相談をしましたが、PwCあらたに勤める友人経由の応募で選考が進み、採用が決まりました。
私が在籍するPwCサステナビリティ合同会社は、環境・社会課題領域を中心としたサステナビリティ分野の専門サービスを提供しています。サステナビリティを専門とするチームとしては国内有数の規模と実績を評価されることも多く、実際、「サステナビリティ」を体系的かつ深く理解するチームの陣容は、仲間として、とても心強く思います。
入社してまず担当したのは、日系企業のサステナビリティ・ビジョンを策定するプロジェクトです。クライアントの経営企画部門とサステナビリティ戦略部門が協働したのですが、それぞれの部門が発想する起点が全く異なっていたため、なかなか議論がかみ合いませんでした。一方は財務メリットやコストを重視し、もう一方は財務的なインパクトよりも社会課題の解決を譲らない、といった具合です。とはいえ、環境課題はリスクであると同時に機会でもあります。「環境の上に社会があり、社会の上に経済・自社がある」という親亀・子亀構造であり、サステナビリティを推し進めること自体が中長期的な経営戦略・成長戦略であるという理解を深めていただきながら、双方の狭間・中心軸にある解に向けて、根気よく進行しました。
ミッションは無事に達成できましたが、嬉しかったのは、最終的に経営企画部門の方々の考えが大きく変わったことです。「環境問題は中長期的に自社に大きな影響を与える。環境問題の解決を踏まえたビジネス展開をすることこそが、自社のためになる」と熱く語っていただけるようになりました。人が変われば、組織が変わり、いずれ社会も変えられる。そんな思いを強くした瞬間でした。
志望者へのメッセージ
PwC Japanグループは多岐にわたり専門性の高いサービスを提供していることもあり、メンバーに新しく加わる人からは、新卒・中途を問わず「自分がやっていけるか不安」との声をよく聞きます。でも心配は要りません。「チームで一緒に頑張る」という行動規範が徹底されているので、環境問題や社会課題の解決に対する熱い思いがある人には、ぜひチャレンジしていただきたいです。
プロフェッショナルサービス業界というと「社内の競争原理が強く、厳しい労働環境」というイメージを持つ人が多いかもしれません。でも、PwCあらたを含めて、PwC Japanグループは全然違います。ワンチームで結果を出すという意識が強く、そのためにお互いを思いやり、気遣うという文化が根付いています。上席に限らず、誰かに仕事を依頼するときは、「お願い」するのが共通する姿勢です。依頼に対する結果がどうであれ、必ず最初に口にするのは、「ありがとう」という言葉。入社してみて、温かいカルチャーに感動しました。グループ全体に、「温和な人」が多いという印象もあります。
専門性の高いプロフェッショナル集団であることも、PwCの魅力です。環境問題や社会課題に詳しいのはもちろん、サステナビリティをビジネス視点で語れる仲間ばかり。誰もがお互いの専門性をリスペクトし合っています。また、グローバルネットワークと常に連携していることも特長です。一口に「グローバル」と言っても、実態はさまざまだと思いますが、PwC Japanグループでは海外のPwCメンバーファームと常に連携しながら、グローバルでより高品質かつ最先端のサービスを提供することを目指しており、国を横断したプロジェクトが珍しくありません。各国のスタッフ同士の心理的な距離感も近く、月次の定期的なアップデート共有の場に加えて、何か困ったことや知りたいことがあれば、海外のPwCメンバーファームのエキスパートに気軽に連絡できる環境です。
私はPwCあらたに入社し、学生時代から思い描いてきた「社会課題×ビジネス」に携わることができ、充実したキャリアを歩めていることを実感しています。今後は、サステナビリティ戦略を具体的なビジネスに落とし込み、より大きなインパクトを出していくこと。そして、新たなビジネスの発見・創出を目標に、人生のテーマをさらに進化させたいと考えています。
2019年|中途入社
PwCサステナビリティ合同会社
S.Nakatsuka
大学卒業後、教育サービス企業に入社。マーケティングや営業に従事し、2016年に大手コンサルティングファームに入社。金融業界を担当し、主に保険会社の新規事業開発を支援。2019年PwC あらた有限責任監査法人(以下、PwCあらた)に入社。PwCサステナビリティ合同会社にて、企業価値向上のためのアドバイザリー、コンサルティングを担当(現職)。
※法人名、役職、インタビューの内容などは掲載当時のものです。