~事業会社出身者たちの成長と活躍~

自動車産業のエンジニアリングチェーン変革を支援するR&D/PLM(Auto)CoE

  • 2025-01-30

PwCコンサルティング合同会社 ET-IS シニアアソシエイト 川端 祐樹

プロジェクト経験を通じた成長――社内のネットワークを広げ、クライアントの期待を超える

曹:
コンサルタントの仕事に慣れ始めてくると、面白さやまた違う難しさが出てくると思います。
私は裏方として物事を推進するのが好きなのですが、あまり前に出たくないところが裏目に出ることが多く、難しさを感じたことがありました。海外チームとの連携時にクライアントの代わりに説明する場面があったのですたが、周りにフォローしてもらいながら、必死に原稿を書いて緊張しながら臨んだのを覚えています。

川端:
難しさと言えば、プロジェクトの中で自身の専門以外の領域に関する知識も必要とされることが多くあります。その都度、自身でインプットする必要があるのが、コンサルタントの特徴の一つだと思いますが、限られた時間の中でそれを行う難しさは日々感じています。最近では社内のネットワークを駆使できるようになってきました。プロジェクトでタスクを推進する中で、方針や進め方に悩むことがありますが、類似したプロジェクトに参画するメンバーと繋がっていることで情報共有ができるので、より良い方向性が見えたりします。メンバーの知見を活かして課題解決を考えられるようになってきた点は、自身が成長したなと思えるポイントです。
事業会社から転職してこれまで取り組んできたことを振り返ると、こういったネットワークを広げておくことが大切だと感じます。この分野はこの人に聞けばよい、と頼れる人がたくさんいるので非常に助かりますし、勉強にもなります。私もそういった存在になっていこうというモチベーションにもつながっています。

川添:
私は、クライアントの期待値を正しく把握し、その期待に応じるだけでなく、それを超えた提案や成果を出すことが、難しさでもあるし面白さでもあると感じています。
コンサルタントになるとクライアントが私たち自身に対価を支払ってくださることを強く意識する必要があると思います。だからこそ、クライアントの期待値を正しく把握することが重要であり、できることとの間に乖離が生じる場合には適切に調整を行う必要があります。エンジニアだった頃には全く経験のないことだったので、ここがコンサルタントになってから直面した難しいところです。ただ、それが徐々にできるようなってくると、新規プロジェクトの提案活動にとても活きてきます。マネージャーに昇格後は自ら提案活動を行う機会も増えてきており、新規プロジェクトを獲得できることも増えてきました。

登壇者

PwCコンサルティング合同会社 ET-IS マネージャー 川添 健太郎
大手自動車サプライヤーにてパワートレイン開発に従事。技術開発戦略、製品企画、先行開発、量産開発を担当し、開発領域の上流から下流まで幅広い経験を有する。PwCコンサルティング入社後は、自動車OEMやサプライヤーの開発領域向けに開発プロセス策定支援、各種ベンチマーク調査、技術開発戦略策定支援、新規ビジネス市場調査などを行う。

PwCコンサルティング合同会社 ET-IS マネージャー 曹 文俊
日系SIerで、製造業向けに技術情報管理システムのパッケージ導入・システム開発業務に従事したのち、PwCコンサルティングに入社。BOM、PLMなど基幹システムに関する業務(要件)分析、業務改善、ソリューション開発、適用支援など一連の業務の実施・支援経験を有する。

PwCコンサルティング合同会社 ET-IS シニアアソシエイト 川端 祐樹
外資系自動車部品サプライヤーで国内外のOEM向けにブレーキ関連部品のシステム・ソフトウェア開発に従事したのち、PwCコンサルティングに入社。UN R156(SUMS:ソフトウェアアップデートマネジメントシステム)法規対応に関する業務プロセス構築、認証取得支援などの経験を有する。

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