事業経験を活かしたAI活用:ビジネス目標達成の鍵

2025-01-22

※所属、役職およびインタビュー内容は掲載当時のものです。

──これまでの経歴を教えてください

私は医療工学を専攻し、外資系医療機器メーカーでの勤務経験を経て、2021年にPwCコンサルティング合同会社に入社しました。現在はシニアアソシエイトとして、小売、金融、サービス業など多岐にわたる分野で、AIを活用することで業務の高度化と効率化に取り組んでいるほか、企画、PoC、開発、保守運用まで一貫した支援業務に携わり、クライアントの事業に寄与しています。これまでの経験を活かし、今後もより一層、AI技術を活用したビジネス戦略のサポートに取り組んでいきます。

──現在従事されているプロジェクトの内容について教えてください

現在、企業における生成AIの活用法を模索するプロジェクトに取り組んでいます。このプロジェクトでは、社内ツールの企画、構築、運用を通じて、企業の業務プロセスの効率化や高度化を目指しています。また、組織体制や活動の方向性に関する戦略策定に係る支援も行っており、企業全体での生成AIの有効活用を推進しています。私はこのプロジェクトで、AIならびにクラウドシステムの技術的側面からのアドバイスや、戦略策定における論点提示と議論を行い、プロジェクトの成功に向けて取り組んでいます。

──一日の大まかなスケジュールについて教えてください

7:30~9:00 : 起床し、移動があれば移動。当日の会議論点を整理するなど準備を行います(クライアント業務)
9:00~12:00 : 資料作成や社外会議への出席(クライアント業務)
12:00~13:00 : 昼食を取りながらネットでAIに関する情報の調査など。社内有志の勉強会を実施することも(プライベート)
14:00~17:00 : 資料作成や質問対応、社内会議に参加(社内業務)
18:00~21:00 : コーディングなどのものづくりに専念(社内業務)
21:00~24:00 : 夜ごはんや風呂のあとは、プライベートのコーディングや読書、手芸でリラックス(プライベート)

頭のバランスをとるため、プライベートでは手芸を行ったり、緑のある公園庭園を散歩したりすることで五感を刺激しています。また、人文書を読むことで思考を切り替えるようにしています。

──データ活用やAIといったD&A領域に携わるようになったきっかけ・動機について教えてください

私は大学では当初、生物薬学に進む予定でしたが、試行錯誤がしやすい工学的な進め方が気に入り、医用工学を専攻しました。当時から医用工学における信号処理だけでなく、深層学習による画像スタイル変換で遊んだり、ロボットのハッカソンに出たりと、テクノロジーへの関心は高かったと思います。

さらに、院生時代のビジネス系インターンでの経験や、新卒で入社した会社におけるデジタルを活用した新規事業開発部での仕事を通じて、ビジネス観点からのデータ分析や、実務におけるデータ活用の重要性を学びました。そこでは自己満足に陥らず、実際に人々に役立つ形でデータやAIを活用することの面白さと難しさを実感しました。これを自身のコアな仕事にしたいという思いが強まったことがPwCコンサルティングへの転職の動機となりました。

実際私たちの領域では、データ分析だけでなく、コンサルティングを通じてクライアントのビジネスに価値を提供することを目指しています。技術的な知識は多様なプロジェクトに関わったり、自習をしたりする時間が長くなるに比例して増えます。一方で、ミクロ的な視点とマクロ的な視点のバランスを保ち、適切な粒度でクライアントに情報を提供しながら信頼を築くための動き方は、上長や同僚との対話を通じて日々学び続けています。

──これまでPwCコンサルティングで経験したプロジェクトやご自身の専門性について簡単に教えてください

私の専門領域は、機械学習のユースケースの企画と実証を意味した“データアナリティクス”ですが、PwCコンサルティングに入社して以来、基盤の構築、モデリング、ETL、アプリ開発など幅広い領域に携わってきました。この広範な経験は私にとって大きな財産となっています。生成AIが登場してからは、社内ツールの企画・構築・運用に携わっており、これらの広範な領域にわたる論点を整理し、適切な打ち手を打つ仕事は、まるで総合格闘技のようです。

──クライアントワーク以外でPwCコンサルティングの良さを感じることや、実現できていることはありますか

精神的な面でも、スキルセットの面でも、多くの仲間がいることは、私の働き方を支えてくれています。技術や知識を仲間と共有し、新たなスキルを身に付けられる環境がPwCコンサルティングにはあります。

また、コーチラインという仕組みや各社内イベントの食事会では、働き方や仕事に対する姿勢について示唆に富んだ落ち着いたコメントを上長や同僚からもらうことができており、強制されることなく自然にメッセージに感化されています。結果、自身の働き方に対して、常に明るく前向きな姿勢を保つことができていると思います。

──今後AI領域のアドバイザリーサービスを目指される方へのアドバイスを一言お願いします

AI領域は変化の激しい業界ですが、ビジネスにおいては普遍的な真理が根底にあることは変わらないと思います。それは、進化の速いAI領域で、真の正解や価値が定まらない中でも、私たちコンサルタントはクライアントとともに考えることが求められ、ともに進むパートナーとして信頼される存在であるべきということです。大学院の卒業時に恩人から「人として弁えるべきことを忘れなければ、あなたは盤石です」と言われましたが、その言葉は今も私の指針となっています。

PwCコンサルティングにはそのようなマインドを持った魅力的なメンバーが数多くいます。AI技術とビジネスの両面で成長し、クライアントに価値を提供しながら、一緒に世界に挑戦することを楽しめる方にはピッタリの環境だと思います。ご応募お待ちしております。

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