一企業の枠を飛び出し、最新のセキュリティ概念をさまざまな企業へ展開

企業依存ではない、世の中のプロになりたい

以前は大手総合電機メーカーの社内IT部門でネットワーク設計や運用を担当していました。転職する人は少数派で満足度の高い会社だったのですが、このまま頑張って仕事を続けて「その会社のプロ」になるになるよりも、「特定の業界・技術のプロ」になりたいという思いが募ってきました。そして、「大手企業でも先行きが不透明な時代、会社の枠から飛び出して見識を広めたい」と思うようになり、PwCコンサルティングへの転職を決めました。

業務内容やワークライフバランスへの不安に直面

前職がメーカーの社内IT部門であり、コンサルティングファームとは縁遠い環境だったので、ファームに対しては、長時間勤務をはじめとする「厳しい環境」を思い描いていました。個人的な事情ですが、1人目の子どもが生まれる直前に転職活動を始め、子どもが生後2カ月のタイミングに転職することになりましたので、プライベートの環境も大きく変わる中で転職を決めてしまい、本当にうまくいくのかという不安もありました。

正直なところ、入社前にこの不安を完全に解消することはできませんでした。PwCコンサルティングに知り合いがいたわけでもなく、実際に自分がその環境に身を置いてみないと分からないと考えていました。ただ、最初は転職に否定的だった妻も会話を続けるうちに理解してくれるようになり、最終的には応援してくれるようになりました。家族の理解が得られれば、あとは自分次第。もともと楽観的性格で、入社が近づくにつれ、徐々に不安よりも楽しみという気持ちが強くなっていきました。

最新のセキュリティ概念やビジネスモデルに携わり、さまざまな企業を支援

入社以来さまざまなプロジェクトに参画してきましたが、現在は「小売業のクライアントにおける顧客向けサービスの不正利用対策支援」と「製薬業のクライアントにおけるゼロトラストアーキテクチャ導入支援」を並行して担当しています。前者は店舗・ECサイトにおける対策であり、プライベートで店舗に行った時もふと不正リスクを考えてしまうほど没頭しています。また後者は、ゼロトラストという新しい概念を企業のITインフラに適用するプロジェクトで、ありふれた事例や確立された手法があるわけではないので難しさはありますが、逆に大きなやりがいを感じています。どちらも転職したからこそできた経験であり、充実した日々を過ごせています。

PwCのサイバーセキュリティ&プライバシー領域で活躍するメンバー