「クロスコラボレーション」力による価値の創出とは

2025-01-22

個人の意向と長所を重視し、多様性を実現するチーム運営

熊野:
チームの一員として感じるX-VTの魅力を教えてください。

岡山:
メンバーそれぞれに異なった長所があり、その能力の掛け算によりチームとしてのバリューが総合的に発揮されている点だと考えます。

世古:
加えて、長所を発揮しやすい環境があることも挙げられます。私の場合は前職の業務・IT系コンサルタントの経験に基づく、現場の多様な意見を取りまとめながら道筋を示す調整力や、事業を着実に進める推進力などをバリューとして発揮できていると感じます。

竹松:
私の場合は、調査やデータ分析などを担当する機会が多く、大量のデータや過去の案件からの情報を総合して、気づきや示唆を可視化する作業が上達してきました。本人の適性や得意なことを伸ばしてくれる環境が整っていることは魅力だと捉えています。

熊野:
個の得意な能力とチームワークを掛け合わせてパフォーマンスを最大化することを、X-VT全体として常に意識しているのでしょうか。

岡山:
はい。チームメンバーのアサインメントを決定する際には、各メンバーの興味や学生時代に学んだことなど、個人の意向や長所を重視します。なお、仮に個人の意向通りにアサインメントができなかったとしても、本人に対する経緯の説明などを通じた納得感の醸成を欠かしません。さまざまなバックグラウンドを持つメンバーが集まるからこそ多彩なサービスが提供できるため、ロジカルシンキングなどの共通スキルの向上を画一的に追求するだけでなく、チームとしての総合力を発揮するための土台づくりを意識的に実施しています。

竹松:
私自身の経験でも、興味がある領域を上司に伝えると、その意向を尊重した形でアサインされることが多かったです。また、若手メンバーの裁量も大きく、本人が手を挙げた領域では積極的に仕事を任せてくれると感じます。そしてもちろん、チャレンジを促すだけでなく、バックアップする体制も充実しています。

岡山:
基本的なことですが、心理的な安全性、チーム運営の健全性・透明性もしっかりと担保されています。1度のミスですぐに烙印を押されるわけではありません。案件の内容がメンバーに合っていなかっただけだとみなし、次から的確なパフォーマンスができるようにするための方法をチームで検討します。そのような文化がX-VTの最大の強みであり魅力です。

PwCコンサルティング合同会社 アソシエイト 竹松 愛満

PwCコンサルティング合同会社 アソシエイト 竹松 愛満

連携を通じて長期的な成長を支える

熊野:
最後に、皆さんが考えるX-VTチームの展望について教えてください。

岡山:
日本企業の低成長が続き、マクロ環境が速いスピードで変化するなか、各社が戦略の練り直しや組織の総点検を求めるシーンは一層増えるでしょう。私たちとしても、そのようなご支援を行う機会が増えることを想定しています。その際に、ただ機械的に総点検し、経済合理性だけを追求するソリューションでは行き詰まると考えています。不採算事業ではあっても、社会的な価値が高いケースもあります。ロジカルな思考に加え、自分たちなりの世界観や正義感も併せ持って、中長期的な視点でクライアントの皆様とご一緒できるチームでありたいです。

世古:
私は今後、世の中の変化のスピードに自社だけで対応することは減り、インオーガニックな選択を採る機会がより多くなると確信しています。そこではきっと、X-VTが持つケイパビリティが大いに役立つと考えています。

岡山:
企業同士の連携による価値実現は、PwC全体の思想にも通ずるところがあります。私たちもX-VTだけでなく、他チームのメンバー・専門家の能力および知見を組み合わせて課題解決を目指していきます。きっと、その方法は日本企業全体に対しても有効なはずです。一企業が自前で経営課題を解決するのではなく、連携を通じた総合力で成長を果たしていく。そのような世界観の実現を目指して今後もご支援していきたいと考えています。