
M.Y
電力・ガス/シニアマネージャー
社員紹介
マネージャー
自動車・自動車部品
PROFILE
日系自動車メーカーにおいて、生産工場で新車種の立ち上げや量産準備に従事。車両や部品の品質管理、生産技術職を経験し、製造プロセスの改善に取り組む。2018年にPwCコンサルティングに入社後は、自動車部品のクライアント向けに物流倉庫業務の改善や製造工程のDX支援を担当。
※所属、役職およびインタビュー内容は掲載当時のものです。
前職では、同一車両を生産する2拠点の工場を担当していたのですが、1拠点にのみ生産上の問題や品質問題が発生することがありました。これは工場間の製造方法の違いや協調性の欠如が原因だったのですが、こうした経験から、国内市場が縮小する中、工場間や企業間の連携強化が必要だと感じていました。
PwCコンサルティングを転職先に選んだ理由は、製造工程のデジタル化に向けた取り組みが進んでいること、そしてクライアント課題の解決に真剣に取り組んでいることに魅力を感じたからです。各社の課題解決を通じて、自動車製造業全体の壁を乗り越える仕事ができると確信しました。
現在、自動車サプライヤー向けにMES(製造実行システム)を活用し、製造工程の把握や管理、設備や作業者への製造指示や支援を行うプロジェクトに従事しています。自動車業界は「100年に一度の大変革」に直面しており、CASE(Connected, Autonomous, Shared, Electric)の4つの大きな変化が進行中です。このような歴史的な業界の構造変革の中で、私は常に広い視野を持って学び、日本の製造業の持続的な発展に貢献できるよう努めています。
具体的には、MESを通じて製造プロセスの効率化を図り、品質管理の向上や生産性の向上を目指しています。また、作業者をリアルタイムに支援することで、現場の安全性と作業効率を高めることにも注力しています。これにより、変革期にある自動車業界のクライアントは競争力のあるサービスを提供し続けることが可能となります。
クライアントの抱える課題は常に変化しており、特に製造業のデジタル化が進む中で、そのニーズはますます複雑化しています。デジタル化は、製造プロセスの効率化、コスト削減、品質向上を可能にする一方で、新たな技術の導入やデータ管理の課題も生じます。
例えば、これらの技術の導入には初期投資が高額であることや、既存のシステムとの統合が難しいこと、データセキュリティの確保が課題となります。IoTやデジタルツイン、AIなどを活用したスマートファクトリーの導入は、製造業のデジタル化の一環として注目されています。これにより、リアルタイムでのデータ収集と分析が可能となり、生産ラインの最適化や予防保全が実現します。こうした先進技術を駆使して、クライアントの競争力を高めるための支援を行い、最新の技術と知識を駆使し、クライアントに最適なサービスを提供することを目指します。