
渡邊 成一(業務プロセスユニットリーダー)
PwC Japan合同会社 Office Support Team
障がい者雇用チームのOffice Support Team(OST)には現在3つのユニットがあり、その中に担当業務ごとに分かれたチームが入っています。私が管掌しているユニットには5つのチーム、57名のメンバーが所属しています。
OSTで行う業務のほとんどが、PwC Japanグループ内の他部署からの依頼です。ユニットリーダーである私は、新規受託の際、担当チームメンバーの打ち合わせに同席し、最適な方法でOSTのメンバーが業務に当たれるよう、依頼部署との調整を図ります。業務が動き出してからも、進め方に修正が必要になった場合は依頼部署やメンバー同士の間に入り、チームが適切に業務を進められる状態に導いていきます。その他、受託業務の拡大に向けた計画の策定、ユニット全体の運営に関わる方針の決定、各チームをまとめるリーダーのサポート、メンバーの育成、業務品質向上に向けた取り組みなどにも従事しています。
メンバーによって特性や障がいはさまざまで、業務スピードにも差があります。納期や業務量に合わせて全体を管理するといった点では、前職、前々職で複数のタスク管理をしていた経験が役に立っていると感じます。円滑に業務を行っていくために自分ひとりが頑張れば大丈夫という仕事ではなく、メンバーが安心して取り組める環境を整備していかなくてはならないため、大変なこともありますが、成功したときの喜びが大きく、やりがいのあるポジションです。
OSTで仕事をするまで、障がいを持っている方との接点は、それほど多くありませんでした。前職、前々職ともに「点」で人に関わる要素が強かったので、より長期的に人と関わることや組織づくりに携われる仕事をしたいという思いを抱くようになり、OSTの仕事内容そのものに興味を持ちました。
メンバーが担当する業務に関しては、入社するまでは、決まった仕事を淡々と行っていくような形を想像していましたが、実際の現場はいい意味で異なっていました。目標設定など、将来のキャリアについてお話をするなかで感じたことですが、みなさん自主性や成長意欲を持って、業務に取り組んでいます。日々のやりとりを通して、メンバーが活躍できる場所をさらに増やしていきたいと思っています。
コミュニケーションに関しては、声をかけるべきか迷うといった場面はなかったものの、入社当初は、会話の中でどこまで共通認識を持てているのか、分からないときがありました。OSTに在籍して約1年になりますが、いまだに手探りの部分もあります。ただ、障がいの有無にかかわらず、相手によって受け止め方は違うものです。相手の反応に違和感があったら、どこまで伝わっているのかを、その都度確認していくことが大切だと感じています。
ユニットリーダーの業務は、裁量が大きく、組織づくりから携わることのできる、やりがいの大きなポジションです。もちろん、自分がこうしたいからという想いだけで突き進むのではなく、チームがどういう状況なのかを把握し検討していく必要があります。進めたい方向性が決まっても、こちらの意図をしっかりと伝えていかなければうまくいかない難しさもありますが、その分、達成感も大きいです。
障がい者雇用という枠だけにこだわらず、大きな裁量の中で力を発揮していきたいと考えている方や、組織の拡大・成長を実現していきたいと考えている方にとって、経験を得ながら成長することのできる環境だと思います。変化することを楽しみながら、成長過程にあるOSTをより良い組織にしていこうと考えてくださる方と一緒に働ける日を楽しみにしています。
時刻 |
業務タイトルと内容 |
9:15~ |
出社 メールチェック、応対 |
10:00~ |
朝礼 |
10:30~ |
業務進捗の確認、チームメンバーと面談 |
11:45~ |
ランチ |
12:45~ |
メール応対 |
13:00~ |
業務依頼元(社内)打合せ |
15:30~ |
管掌チームの状況確認 |
16:30~ | 資料作成 |
17:00~ | スケジュール確認 |
17:15~ | 退社 |