
渡邊 成一(業務プロセスユニットリーダー)
PwC Japan合同会社 Office Support Team
PwC税理士法人に入社するまでは、広告制作会社でグラフィックデザイナーや派遣社員として働いたり、ワーキングホリデーを利用して海外で働いたりしていましたが、体調を崩しやすく、長く働くことができませんでした。そんな中、かかっていた病院で自身の障がいが発覚しました。
手帳取得をきっかけに就労移行支援のサポートを受ける中で、PwCの会社説明会へ参加しました。採用ホームページも見て、従業員を尊重し、成長の機会を与えてくれるところに興味を持ち応募、入社することとなりました。
私の場合、1日のみ通勤するということはできるのですが、二次障がいの影響でそれが毎日となると難しいこと、また、仕事と家庭の両立を考え、完全在宅勤務という形態を選択しました。
入社後は簡単な作業から始まり、慣れたら次の仕事という流れで徐々に多くの仕事を任せてもらえるようになりました。まずはデータの保存業務を担当し、次のステップとして入力内容のチェック業務を任せてもらいました。また、入社から日が浅いからこそ気付くことのできる業務改善策についても提案させていただきました。
そんな中、入社後半年で妊娠が分かりました。入社から産休に入るまでの期間が短く、産休・育休後に復職できるのか、仕事と育児の両立ができるのか不安がありました。しかし、当時のチームリーダーやマネージャーのサポートがあり、半年ほどの産休・育休を経て、復職と同時に業務リーダーへ昇格し、入社手続き関係のシステムに入力された情報に不備がないかを確認し、関連するチームや部署へ連携する業務を担当しています。個人情報を取り扱うため、チームメンバーとやりとりをする際にも細心の注意を払って業務に取り組んでいます。
そして2024年からはチームリーダーに昇格し、新たなステージでのキャリアが始まりました。
チームメンバーには障がい特性上、体調がすぐれない方もいます。リモート環境ではあるものの、私はチームリーダーとして体調管理の声掛けやメンバーのサポートをしながら、チーム全員で力を発揮していけるよう進んでいきたいと思っています。
在宅で仕事をするにあたって、仕事環境を整えるためにいくつか工夫をしています。机が昇降機能付きのスタンドで、椅子はあまり動かないように縁の付いたバランスボールを使用しています。机の昇降機能を使い、首が痛いときなどには台をあげて調整しています。環境作りは家族の理解もあってできており、夫にディスプレイの設置や配線をまとめてもらったりもしました。障がい特性として感覚過敏があるため、空調を自分で調整できたり、物を決まった場所に置いたりするなどのこだわりも含めて、自分が仕事をしやすい環境を整えられているので、とてもありがたいです。
また、仕事のクオリティを落とさないために、適度な休憩を挟んで気持ちの切り替えをすることも心掛けています。例えばコーヒーを飲んだり、歯を磨いたり、好きな香りのするハンドソープで手を洗ったりしています。
完全在宅勤務のおかげで、これまで通勤している時には難しかった家事との両立がうまくいくようになりました。また、子どもが体調を崩した時や、急遽保育園にお迎えに行かなければならない時なども臨機応変に対応することができ、職場からの理解を得られているという安心感をもって働けています。
PwCでは、自身の障がいの状態に合わせて最良のパフォーマンスを発揮できる環境で働くことができます。また、就業してからも研修や面談などのサポートが手厚いので、学歴や職歴にとらわれず、働きながら成長できる会社だと思います。
結婚しているかどうかや、子どもがいるかいないかなどにかかわらず、さまざまなライフスタイルに合わせて働ける場所ですので、ぜひ応募してみてください。
時刻 |
業務タイトルと内容 |
10:00~ |
定例会議、メールチェック |
10:20~ |
朝礼、業務進捗確認、業務フォロー、打ち合わせなど |
11:45~ |
ランチ |
12:45~ |
メールチェック、業務進捗確認、業務フォロー |
15:30~ |
終礼、面談、業務進捗確認 |
16:45~ | 日報記入 |
17:00 | 終業 |