キャリアストーリー

H. N. IT部門 シニアマネージャー

時短勤務をしながら
全社DXを推進。
仕事とプライベートの両立を実現する

H. N.
IT部門
シニアマネージャー
2016年10月 PwCコンサルティング合同会社から転籍

なぜPwC Japan合同会社に?

公募異動制度を活用して
仕事とプライベートの両立を図る

新卒で総合コンサルファームに入社して約8年、サプライチェーンの業務改革とそれに伴うシステム導入を推進するSCMコンサルタントとして、知識とスキルを身に付けました。さらに上流工程の業務やグローバルな仕事にも挑戦したいと思っていたところ、ご縁がありPwC コンサルティング合同会社へ転職しました。

当時は、第1子の出産と子育てが始まったばかり。仕事のやりがいを感じつつも、プライベートとの両立に難しさを感じ、次第に「ワークライフバランスを見直したほうがいいのでは」と考えるようになりました。そこで相談したのは、グループのコーポレート部門(現在のPwC Japan合同会社)のIT部門で責任者を務める方。実は転職直後、IT部門が推進する社内プロジェクトに関わったことがあり、個人的にコミュニケーションがとれる間柄だったのです。

その方いわく、「IT部門には、グローバルで推進していくプロジェクトが多数あり、プロジェクトマネージャーを募集している。やってみないか」とのこと。再び転職しても、自分の望むようなワークライフバランスを手に入れられるとは限りません。ですが、同じグループ企業のIT部門なら、新しい職場で自分が活躍する姿をイメージできました。こうして私は、公募により異動や転籍を実現できるOEP(Open Entry Program)制度を利用して、PwC コンサルティング合同会社からPwC Japan合同会社に転籍。新たなキャリアをスタートさせました。

現在の仕事は?

グローバルでの標準化を目指し
あらゆるシステムを刷新

私が所属するIT部門は、例えるならPwC Japanグループ全体のデジタル化を推進する旗振り役。テクノロジーを活用することで、業務のより一層の効率化を図ることをミッションとしています。

ビジネスのグローバリゼーションが進むなか、世界151カ国に展開するPwCネットワークでは、業務の中核となるシステムを統一していく一大プロジェクトが段階的に進められています。というのも、以前は各国のメンバーファームが独自にシステムを設計・運用していたのですが、時代の変化に伴い非効率な側面もみられるようになり、グローバルでのシステム標準化への機運が高まったからです。私も日本におけるプロジェクトマネージャーの1人として、さまざまな新システムの導入に携わってきました。

今でも心に残っているのが、転籍の数年後に担当したプロジェクトです。グローバルでのシステム標準化を深化させるべく、グループ内の各法人に何度も出向いて説明会を開催。未来に向けて、一人ひとりの意識や行動を変えていかなければならないことを真摯に訴え続けました。システム稼働後も丁寧なサポートを継続したことで、「グローバル標準に合わせていくことが今後のスタンダードである」という空気感が醸成されていったのはうれしかったですね。

プロジェクトを通じて各法人との関係性が深まるとともに、どのようなステップを踏めばユーザーである職員に理解してもらえるのかが理解できました。その経験は、以降のプロジェクトにも活かしています。

今、注力していることは?

一人ひとりのデジタルスキル向上と
実務での活用を促進させる

PwC Japanグループ全体のデジタル化を加速させていくために、IT部門では2021年にデジタルプロモーションチームを創設しました。私はそのチームのリーダーとして、4名のメンバーを率いています。目指すのは、PwC Japanグループの多くの職員がユーザーとしてデジタル領域のスキルを身に付け、日々の業務の標準化につながるツールを自ら導入して運用する、自立自走型の組織です。私たちはその実現に向けて環境を整える一方、デジタルリテラシーの向上を図る啓発活動などにも取り組んでいく予定です。

ただ、5名のメンバーだけでは1万人を超えるグループの全メンバーにリーチしきれず、技術的な支援にまで及ばないこともしばしば。今後は、デジタル時代を担うリーダーの育成を目的としたトレーニングプログラムを受講したデジタルアクセラレーターの方々と連携して、サポート体制も充実させていきたいと考えています。

PwCの好きなところは?

お互いをリスペクトし合う
プロフェッショナル集団

お互いをリスペクトし合える関係の中で、業務を進めることができる点です。システム導入の際も、ユーザーである職員と私たちIT部門は、いわゆる顧客とベンダーではなく、一緒に取り組んでいく協業者。だからこそ、より良いシステムにしたいという思いをもって、前向きな姿勢で働くことができます。

また多様な働き方を支援する制度が整っている点も、PwCグループならではの特長と言えるでしょう。仕事もプライベートも充実した時間を過ごせるよう、常にルールの刷新や制度のアップデートが図られています。実際に私も2人目の子どもを出産してからしばらくは、育児時短制度を活用し、家庭と仕事の双方の事情に合わせて、朝8時から14時までの時間帯で実働5時間の勤務としていました。今は時差勤務で朝8時から16時まで勤務しており、夕方の時間を有効活用できています。

こうした働き方ができるのも、誰もがさまざまな制度を利用しやすい社内風土が醸成されているからこそ。そしてその一方で、プロフェッショナル集団として高品質な仕事を追求していくカルチャーもある。この2つが同時に存在する環境がPwCであり、私が最も好きな点です。

今後、チャレンジしたいことは?

業務とITをシームレスにつなぐ
新たな役割を担っていきたい

私はこれまで、「業務改革」と「IT」を屋台骨としてキャリアを構築してきました。一般的に情報システムの分野においては、「業務側の要望が出てきてから、IT側がその対応策を検討する」という“待ち”の構図が多いように感じます。しかし、PwC Japanグループは違う。もとより業務部門とIT部門が共創できる環境があるため、今後はさらにそれを強化していきたいと考えています。

お互いの領域を理解し合った上で、IT側が一歩先を読む“攻め”の姿勢で開発に取り組んでいけば、さらにスピード感をもって業務の効率化が図れるはず。そうした業務とITの領域をシームレスにつなげていくことにも、今後はチャレンジしていきたいと思っています。

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