子育てや介護といったライフステージの変化、または時間的・地理的な制約など…。優れた経験・スキルを持ちながらも、さまざまな事情により従来の働き方が難しくなってしまったという方が、社会には想像以上に多くいます。
PwC Japanグループでは、米国法人で成果をあげていた「在宅秘書」という働き方を2015年から導入し、現在は約40名の在宅秘書が活躍しています。当グループのパートナー(一般企業の役員クラス)をリモートで支えるポジションで、週1回の出勤日以外は自宅での勤務が可能です。制度やサポート体制が整った環境で、理想のワークライフバランスを実現したメンバーたちの、リアルな声をご紹介します。
PwC Japan合同会社 総務部 在宅秘書 初田 真理子
2018年1月入社 前職は営業事務
外資系の消費財メーカーで秘書を経験し、“裏方から誰かをサポートする”という働き方にとてもやりがいを感じていました。
結婚・出産を機に、育児との両立のため近隣の会社に勤めていたのですが、急遽その会社が移転することに。“地元を離れずに仕事を続けたい”と考えていた折に、たまたま見つけたのがこの在宅秘書の求人です。
好きな秘書の仕事ができて、地元に居られて、そして英語スキルも役立てられる。“まるで今の私のためにあるような仕事だ”と、運命的なものを感じました。この環境には、本当に感謝しかありません。
現在はコンサルティング部門(PwCコンサルティング合同会社)の4名のパートナーの秘書を担当。
在宅勤務はもちろん、複数名を同時に担当するのは初めてだったため、最初は不安もありましたが、在宅秘書をサポートする「コンシェルジュ」がオフィスに常駐していることや、週1回の出社日などみんなで情報交換ができる機会も多いため、孤独を感じることもなく前向きに業務に臨めています。
また、育児中の私にとって特にうれしいのは、万全のバックアップ体制。子どもの事情などで急に休んだ時でも、別の在宅秘書の方がしっかりその日の業務を引き継いでくれるため安心です。
PwC Japan合同会社 総務部 在宅秘書 兼綱 由佳
2018年8月入社 前職はホテル勤務(秘書→経理)
商社などでの秘書経験を経て、直近では外資系ホテルに11年間勤務。
子どもが小学校に上がる際、家庭とキャリア継続との兼ね合いを考え転職を決めました。現在監査部門(PwC Japan有限責任監査法人)の4名のパートナーの秘書を務めているのですが、そのうち2名は名古屋の方。土地勘のない遠方でのサポートのため、綿密な情報収集や、「今日はここの会議室が必要だな」など自ら考えて動く姿勢、そしてオフィスの秘書との連携が欠かせません。
簡単ではないからこそ、確かな成長性とやりがいを実感できています。「育児が落ち着いたらオフィス勤務のポジションに就く」など、将来の選択肢が広がっているのも魅力的ですね。
ある時、私が実は在宅勤務であることを初めて知った大阪オフィス勤務の方から、「ずっと名古屋オフィスにいると思っていた」と驚かれたことがあります。リモートだと感じさせないくらいのサポートができていたんだな、とうれしくなりました。
同僚に感謝の声を届けるピアボーナスプログラムや定期的なフィードバックの機会などを通じて、普段の頑張りへの評価をいただけることも多く、モチベーションの向上につながっています。
家族に「おかえり」と言える環境に身を置きつつも、日々多くの方から必要とされ、リスペクトを持って接してもらえる。この仕事だからこそ得られた生活です。
新しい働き方をはじめる方が少しでも不安を払拭できるよう、よくある疑問点をまとめてみました。
PwC Japan 合同会社とは?
世界149カ国に拠点を有するPwC。当社は、日本におけるPwCメンバーファームのコーポレート業務を担っています。多様な社員がそれぞれの望む働き方をかなえ、能力を発揮できるよう、各種支援制度をそろえています。
週1回の出勤日の業務内容は?
研修や定例ミーティングを通した情報交換や、担当パートナーとの対面による関係構築の場になっています。現在は木曜日に出勤日を設けていますが、都合が合わない場合はオンラインでの会議参加も可能。フレキシブルな活躍ができる環境です。
在宅勤務の休日・勤務時間って?
勤務時間は平日の9:15~17:15。週1日のオフィス出社を除けば、通勤に時間がかかりません。完全週休2日制で、有給も初年度から年20日付与。グループ全体でメリハリある働き方を推進しています。
どんな人の秘書を担当する?
パートナーは一般企業で言う役員クラスで、40代~50代の方々が多いです。外国籍のパートナーの担当となることもあります。入社後は業務で使用するシステムツールなどの研修に加え、担当パートナーに関する細かな引き継ぎも前任秘書より行います。
それぞれが柔軟に、かつ安定して働ける環境づくりが奏功し、2020年5月時点で離職率はほぼゼロです。
全員がイキイキと活躍し続けてくれています。
今のライフスタイルも、“社会で活躍したい”という想いも、どちらも諦める必要はありません。
あなたが一番、あなたらしく輝けるこの場所で、望むキャリアを歩んでいきませんか。
PwC Japan合同会社 総務部 マネージングディレクター 杉山 優子
PwC Japanグループのコーポレート部門では、企画・管理、マーケティング、ITなどの分野で活躍するプロフェッショナルスタッフを募集しています。
PwC Japan合同会社は、日本におけるPwCメンバーファームの人事、総務、経理、マーケティング、ITなどの業務を行っています。
PwCはお客様先に常駐することも多い業務特性に合わせて、他社に先駆けて1990年代よりフリーアドレス制を導入し、モバイル端末やコラボレーションソフトウェアなどのテクノロジーを駆使して組織と個人が最も効果的に価値を創造できるような働き方を推進しています。
PwC Japanグループ各法人に在籍する全ての女性がさらに輝き、個々が最大限に活躍できるよう、周囲の理解を促進する取り組みを実施しています。