Cloud transformation CoE

皆さんの経歴と現在の役割について教えてください。

鈴木：
私は新卒で外資系IT企業に入社し、メディア業界のクライアントを中心にシステム構築プロジェクトに携わった後、外資系クラウドベンダーに移り、クラウド活用による企業の変革支援に従事しました。その後、事業会社での経験を求めて日系のメディア企業に転職し、組織変革に取り組んだ後、PwCコンサルティングに入社して今に至ります。

PwCコンサルティングに入社したきっかけは、同僚との縁もありますが、同時に、長くシステム構築に関わってきた経験をいかして新しいことに挑戦ができる環境であると感じたからです。入社時は若干の難しさもありましたが、クライアントの課題定義などはこれまでの経験に通じるところもあり、キャッチアップしながらやってきました。これは入社後に感じたことですが、PwCには穏やかで成熟した人が多く、働きやすさを感じています。

現在はCloud transformation CoEのリーダーとして、CoEで行う案件の獲得、デリバリーに係るアドバイス、チームメンバーのマネジメントなどを行っています。

佐野：
新卒でシステム会社に入社し、エンジニアとしてウェブ開発、アジャイル開発手法の導入プロジェクトなどを経験しました。それから電気通信事業者に転職し、内製の開発チームにて、アジャイル開発チームの立ち上げや社内の各チームの支援に携わり、最後の4年間はDX関連の支援を行う組織のエンジニアリーダーをしていました。現場レベルでの業務を多く経験してきたのですが、大きなプロジェクトでのアジャイル開発にチャレンジしたいとの思いが強くなり、PwCコンサルティングに入社しました。

今は製造業などの大規模アジャイル開発プロジェクトの支援を行うPMO業務に従事しています。その他、アジャイル開発については自分の知見をいかし、PwCグローバルへの共有などにも携わってます。

佐藤：
新卒で損害保険会社に入社し、デジタル開発の部署でアジャイル開発やクラウドを活用してサービスやプロダクトを開発する仕事を主にしていました。前職での異動のタイミングがキャリアを考え直すきっかけとなり、「もっとこの分野での専門性を深めたい」という思いから、転職を決意しました。

プロダクト開発だけに留まらず、組織やプロセスのより大きな範囲で変革に携わりたいという思いがあってPwCコンサルティングに入社しました。柔らかい雰囲気の人が多く、コミュニケーションが取りやすいところもこの会社を選んだポイントです。現在はグローバル企業の支援をしています。

Cloud transformation CoEの特長や強みについて教えてください

鈴木：
Cloud transformation CoEは、クラウドとアジャイルをキーワードにクライアントの俊敏性と弾力性の向上に貢献することをミッションとしています。一般的にクラウドというとインフラやシステムの話に限定されて理解されがちですが、私たちはクラウドを市場の変化にビジネスを柔軟に対応させ、加速させる変革のドライバーであると考えています。

クライアントのビジネスニーズに合わせて、ITシステムだけではなく、それを支える人材、組織、プロセスを含めてどのような変革が必要なのかコンサルテーションしています。

また、活躍しているメンバーは、コンサルタントとエンジニアの両方の素養を持っています。エンジニアとしてキャリアを積んできたけれど、コンサルタント業務も経験したいと思ってジョインした方もいますし、コンサルタントとしてキャリアを積んできたが、もう少し実装寄りの経験をしたいという背景でチームにジョインしている方もいます。このCoEでは両方のスキルを活かしていけるのが特長であり、強みになっています。

佐藤：
以前取り組んでいたプロジェクトでは、戦略立案から実際の実行支援までクライアントに伴走させていただき、ともに変化を感じることができました。単に一緒にプロジェクトを実践していくだけではなく、スキルトランスファーを行い、クライアントだけでも自走していけるような支援を提供できるところに私たちの強みを感じました。

佐野：
バランスがいいところが強みだと思います。どういう意味のバランスかと言うと、コンサルタントとしての理想である「to be」と、実際の現場で「実践するためにこうしましょう」という現実のバランスです。これはクラウドトランスフォーメーション CoEにエンジニア出身の人が多く、理想と現実の差を理解できているからだと考えています。戦略を作ってそれを実践まで行うこと、絵に描いた餅にはしないことを大事にしていて、実現性のあるものを提案、進行できているのは私たちの強みだと思います。

PwCのカルチャーや働き方、入社してよかったことはどんなところでしょうか。

佐藤：
自分も中途で入ってきたのですが、比較的若い人材が多いこともあって、自分と近い年次の人を中心に普段からコミュニケーションを取りやすく、顔見知りも増えていくので、相談もしやすいです。中途入社で知り合いがいない状況でも、在宅で働きながら他の方とコミュニケーションを深められる環境が整っていると思います。

鈴木：
会社全体の仕組みとして、柔軟な働き方への受容度が高いと思います。クライアントのジョブ特性にもよりますが、ジョブが開始されるタイミングで、どういう働き方を希望するかメンバー内でコミュニケーションを取り、共有します。例えばオフィスで定期的に対面で会話する機会を増やしたいのか、原則在宅の方がいいのか。「子どもの送り迎えがあるのでこの時間帯は内部会議を入れないでほしい」など、チームで意見を出し合いながら、それぞれの考えを尊重する分化があります。そのあたりは中途採用で入ってこられた方を受け入れやすい環境になっている理由の1つだと思います。

また、私たちのCoEでは肩書や職階、年次に関係なく、入社1年目、2年目といった比較的若いメンバーでも手を挙げてくれれば、組織の中核となるオペレーションなどを担当してもらっています。マーケティング活動や採用活動も若いメンバーが中心となって運営されており、そこでさらに成長機会を得るなど良いループに入っていると感じます。

佐藤：
入社して良かったところは、自分自身の成長が感じられるところです。クライアントワークはこれまで経験がなかったため、自分の考え方と責任感を持ちながら働く中で、専門性とコンサルタントとしてのスキルが成長していることを実感しています。やりがいについては、クライアントに感謝されるような価値提供をできている点が大きな要因だと感じています。

佐野：
働き方の面で、まずは評価制度がここまで明確な会社は、これまで経験がありませんでした。そして、先程のお話しにも通じるところですが、先輩社員がコーチとして後輩にアドバイスを行うコーチング制度がある点です。コーチとの1on1の機会はとても多く、コミュニケーションを取りやすく、また相談しやすいです。この制度は、会社のカルチャーとしてコミュニケーションを非常に大事にしていることの現れだと感じます。実際に、評価や育成といった部分もすごくいいと思います。