現場力の高さを売りに、クライアントからの期待値以上の価値を提供

コスト削減特化のコンサルティング会社からPwCコンサルティングへ

前職は間接経費のコスト削減に特化した100人規模のコンサルティング会社で、新卒から約10年間勤務していました。最初はサービス運営部門の所属にてクライアントの購買状況分析からコスト削減の実行支援を行いました。その後は法人営業部門にて関東・西日本エリアで幅広い業種に対してのサービス提案・販売業務に従事していました。

PwCコンサルティングへ転職したきっかけは、知人からの紹介でした。当時はPwCコンサルティングのことを良く知らなかったので、会社名を調べて世界規模のコンサルティングファームだと分かって驚いたとともに、落ちることを覚悟で面接に挑んだ記憶があります。面接時の担当者はとてもカジュアルに接してくれて、前職での経験をどう活かせるかを伝えることができ、結果的に入社することができました。当時のOperations Transformation(以下、OT)はまだ小規模で、サプライチェーンや調達・購買におけるサービスを増やそうとしている時期だったので、タイミングも良かったのだと思います。

前職の経験を活かせる領域で活躍しつつ専門領域を拡大

転職して最初の数年間は、間接経費を対象とした複数のコスト削減プロジェクトでマネージャー指揮下のメンバーとして、主にデータ分析を行う役割を担いました。転職後すぐに前職の経験を活かせるプロジェクトに参画させてもらえた点は、配慮を感じます。

その後はコスト削減プロジェクトに携わりつつも、調達・購買領域の専門性を活かす形でクライアントの調達・購買機能全体の高度化に軸足を移していきました。現在はプロジェクトマネージャーとして、グローバル企業であるクライアントがグローバル市場で競争力を発揮していくための調達・購買機能の仕組みづくりと実行を両輪で支援する機会が増えています。

クライアントからの期待値以上の価値提供とチームメンバーの成長がやりがい

転職後の数年間は少人数体制のプロジェクトに参画していたこともあり、特に一人あたりの裁量が大きく自らの意思で判断できた点に、非常にやりがいを感じていました。これは所属部門の上長が自分の知見や経験を評価して任せてくれたことも非常に大きかったと感じています。現在はプロジェクトマネージャーの立場として、クライアントが期待する以上の価値提供をクライアントに認めてもらえた際は達成感を得られますし、チームメンバーの成長過程をプロジェクト内で確認できる点もやりがいだと感じています。

OTのプロジェクトでは、需要と供給の両方向からサプライチェーンを見る視点が養えるのも価値のあることだと感じています。外部環境の変化が激しい環境下では需要の変動も激しく、供給側の安定性も担保されない中、機能単位の課題にとらわれることなくEnd to Endでサプライチェーンの課題を解決していくプロジェクトに関与できていることは、私自身の調達・購買の専門性をさらに磨く上で重要な機会だと捉えています。また、その機会を多く得られ、かつ多様な業界のサプライチェーンプロジェクトに携われることがOTに所属する魅力だといえます。

一度は見送りを経験するも、目標明確化でプロモーション

いくつものプロジェクトを経験し、シニアマネージャーへのプロモーションのチャンスも巡ってきましたが、一度は見送られたこともあり、とても悔しい思いをしました。見送られた要因を当時のコーチ*であるパートナーと分析をし、シニアマネージャーとしての最低基準であるビジネスを拡大させる力が足りなかったという結論にいたりました。

そこでまずは「プロジェクトマネージャーとしての担当企業をもう1社増やす」「現在持っている既存のビジネスを拡大する」「その2点をどのように実現したかのプロセスを社内に適切に発信する」の3点を目標に掲げて意識して行動した結果、その成果とプロセスが認められて、プロモーションすることができました。また、それだけではなく、プロジェクトを任せられた際の安定感も評価されたと思っています。クライアントと対話しながら進むべき正しい方向性を定め、定めた方向に進むための支援が正しくできているという安定感も、プロモーションの決め手になったと思っています。

* コーチ:全社員に割り当てられるキャリアに関するアドバイザー

スマートだけではない泥臭さも売り

OTの魅力としては、「現場力が高い」「他部門との連携が容易」「グローバルとの連携も容易」「人が良い」の4点が挙げられます。特にクライアントからは「現場力」の評価を受けるケースが多く、スマートなだけでない泥臭い地道な業務による価値提供を評価していただいていると感じています。

クライアントはグローバルで事業展開している企業が多く、グローバルで勝てるサプライチェーンを構築するために支援を求められるケースが増えています。グローバルサプライチェーン改革においては課題が複雑化しており、私たちコンサルタントにとってもチャレンジで、課題を解決するために常に新しい情報を仕入れておく必要があります。さらには、デジタル活用による業務改革が日常となっているため、デジタルの知識とその活用方法も学んでおく必要があり、コンサルタントとして常に学ぶ姿勢が求められます。

サプライチェーンに興味があってグローバルで活躍したい方はもちろん、知的好奇心が高くかつ新しいチャレンジを恐れずに行動に移せる方も、OTで働くことを魅力的に感じていただけると思います。一緒に働けることを楽しみにしています。

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