前職:電機メーカー システムエンジニア

変革の波が押し寄せる人事領域で、テクノロジーを活用して従業員エンゲージメントの向上に貢献を

「自分を試したい」という思いでPwCコンサルティングへ

前職は電機メーカーで、人事システムの導入プロジェクトなどに携わっていました。理学部出身ということもあってサイエンスを活用した社会発展に関心を持っていたので、働く人々の環境向上に有効なツールを提供できる人事領域にやりがいを感じ、6~7年ほど在籍しました。

転職の契機は、約2年間の大型プロジェクトを完遂したこと。「いまの立場でできることはやりきった。もう1つ上の視座から業務に取り組みたい」と感じました。同じ人事領域でも、上流工程を含めたさまざまなフェーズに関わることができるコンサルティングファームへの興味が湧いていました。

業界のリサーチを重ねる中で知り合ったPwCコンサルティングの方に、「仮にあなたがPwCコンサルティングに入ったとしたら、どんなバリューが出せますか」とストレートに問われたときに、直感的に「この会社で自分を試したい」と強く惹かれました。前職ではやりたいことや意見を通すためにはさまざまな交渉を重ねる必要がありましたが、PwCコンサルティングのように自らSpeak upすることが推奨される環境に身を置くことで自分の能力や可能性を広げられると感じたのです。

クライアントのために、惜しみなくナレッジを共有する文化

一般的にコンサルタントは個人で動くというイメージが強いと思います。もちろん個人のバリューを高めることは重要ですが、PwCコンサルティングではチームで取り組むという意識も強い。他チームや上司とも連携が取りやすく、コミュニケーションにストレスがない風土があります。社内チャットの活用も活発で、専門外の領域での最新情報を知りたいときにチャットでお願いすることも日常的にあります。クライアントのために惜しみなく情報やナレッジを共有する文化は、PwCの良さであり、個人的にも好きなところです。

People Transformationチームであれば、システム、人事組織制度、チェンジマネジメントなどのプロフェッショナルが揃っており、担当するプロジェクトによってはさまざまな専門性を有するプロフェッショナルが入るケースもあります。そのようなメンバーと協力することで、より多面的に高い精度で課題を可視化することができる。クライアントにも高いバリューを提供できていると感じます。

キャリア支援としては全社的にコーチ制(※)が導入されていますが、People Transformationチームではマネージャー以上はチーム外にキャリアコーチをもう1人つけることができます。所属もキャリア的なバックグラウンドも異なる方が、コンサルタントとして自立するためにどのような勉強や努力をされてきたのか、1on1で聞ける機会は非常にありがたいです。

さらに、約6カ月のリーダーシップコーチングプログラムも受け、普段はエグゼクティブ層を担当する社外コーチと、キャリアやマネジメントする側の立ち振る舞いについて話し合える貴重な機会になりました。

※コーチ:全社員に割り当てられるキャリアに関するアドバイザー

「不幸なマッチング」を防げれば会社のパフォーマンス向上につながる

これまでの担当した中でも特に印象的だったプロジェクトは、大企業における若手配置のためのピープルアナリティクス支援です。

クライアントは長年の慣例に沿って配属先を決定していましたが、たとえ同じ職種でも配属先が多種多様で、求められる適性も大きく異なるためミスマッチも起きやすい。そこでアナリティクスのスペシャリストと組み、配属先ごとにハイパフォーマーかつエンゲージメントの高い社員をモデル値にして、社員がよりマッチする配属先を決定するためのシステムを構築しました。

私がこれまで多く経験してきた「ゴールから精緻に計画を策定するプロジェクト」ではなく、アナリティクスをもとに非常に速いサイクルでPDCAを回す必要があった点はチャレンジングでしたが、メンバーに恵まれ、よい成果が出せたと思います。

従来、人事の領域では従業員エンゲージメントを高めることを目指しますが、このプロジェクトは配属のミスマッチを防いでエンゲージメントを下げないことが目標。それが結果的に会社のパフォーマンス向上につながるという観点は、その後のプロジェクトにも影響を与えていると感じます。

変革の波が押し寄せる人事領域で、「幸せ」に働いてもらうための支援を

コンサルタントとしての目標は、日本企業で働いている社員に充実したキャリアライフを送ってもらうことです。システムや制度からその目標を実現できるコンサルタントでありたい。

人事領域でもAIの進化により変革のスピードが上がってきています。さらに、個に着目した施策の中でも、学歴やキャリアパスではなく志望者や従業員が持っているスキルやコンピテンシー(行動特性)を重視する「スキルファースト」という考え方が世界的に注目され、人事領域の可能性が大きく広がっています。これはビッグデータを基に設計するため、管理運用にはテクノロジーの活用が必須です。

テクノロジーを駆使して、従業員エンゲージメントをいかに高め、ハイパフォーマーを増やすか。人事領域における王道ではありますが、このバリューを追求していきたいです。まだ日本には人事領域における大きな変革を望まない企業もありますが、そのギャップを埋めて、ともに未来を描けるようにコンサルタントとして積極的に情報発信していきたいと思っています。

またシニアマネージャーとしては、チーム一人ひとりの成長を支えるマネジメントを目指しています。仕事にはストレスフルな局面も必ず生まれますが、それは成長の種でもあります。個々の成長ポイントを見定め、シニアマネージャーとしてサポートしたいと思っています。

これまでのキャリアを生かしながら価値を出せる環境がある

PwCコンサルティングに向いている人は、変化を好み、さまざまな面において「新しいもの」を取り入れられる人だと感じます。タフな状況を楽しむことができ、自身の価値向上を追求できる人はさらにフィットするのではないでしょうか。

PwCコンサルティングはビジネスにおけるさまざまな領域を網羅しているからこそ、クライアントの多様な課題に対応できますし、セクションを越えてコラボレーションしやすい土壌もあります。縦割り意識の強い組織では実現しにくい、さまざまなチームのスペシャリストと組むプロジェクトが遂行できるという点は、PwCコンサルティングのオリジナルの強みだと思っています。

People Transformationチームに関していえば、日本企業をよくしたいという思いを持つ人であれば、人事領域から企業の価値向上に寄与することができます。コンサルタント未経験の方でも、その方の持つナレッジやバックグラウンドを活かしながら、過去の経験を活かせるプロジェクトにアサインされる環境が整っているので、安心して飛び込んできてほしいです。PwCコンサルティングにはチャレンジできるカルチャーがあります。仮に失敗しても、それを糧に次にパフォーマンスを発揮すればいい。そういった企業風土の中で一緒に可能性を広げていきましょう。

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