新卒で日系コンサルティングファームに入り、コンサルタントとしてのキャリアをスタートさせましたが、もっと戦略に近い領域の仕事がしたいという思いから転職を考えるようになりました。当時携わっていたM&Aの経験を足がかりに戦略領域に進めたらと考えて転職活動をしていましたが、その中の1社であったPwCコンサルティング合同会社(以下、PwCコンサルティング)では戦略領域だけでなく、幅広い領域に携わるチャンスがある点に魅力を感じました。また、面接で会った方々が魅力的で印象的だったこと、配属先となるX-Value&Strategy(以下、XVS)の当時の規模が100名程度で大きすぎないところも好印象でした。前職で所属していた組織が600名規模の大人数の部門だったこともあり、顔と名前が分かる距離感で仕事ができる環境に惹かれたのだと思います。
実際に入社してみると、入社前の印象のとおり、XVSはメンバー同士の距離が近く、誰がどんなプロジェクトに携わっているのかが自然に分かりますし、お互いに話しやすく親密な雰囲気がとてもよいと感じています。例えば、新しいプロジェクトの内容が初めての業界であったり馴染みのないテーマだったりしたとき、チーム内のその分野に詳しい人を紹介してもらって話を聞くということが日常的に行われています。
笠原 あかね
新卒で日系総合コンサルティングファームに入社し、主にIT・DX領域における戦略の策定、M&Aの実行支援を経験。2022年PwCコンサルティング入社後は、リース業界の市場調査、食品卸における営業改革、IT領域・経営企画領域のPMIなどを担当。
プロジェクトを通じて成長を実感する半面、思うように動けなくて悔しい思いをしたこともあります。
前述の通りコンサルティングファームから業界経験者としての転職だったのですが、入社して早々に壁にぶつかりました。入社して間もない頃にアサインされた1カ月間の案件だったのですが、私にとっては未経験の領域だったうえに、短期で成果を求められるプロジェクトは初めてで、右往左往している間にプロジェクト期間が終わってしまいました。クライアントの報告会では「すごく良かったです。助かりました」という言葉をいただけたので、プロジェクトとしての品質は担保され、評価をいただけたと思います。しかし、私自身は上司の指示どおりに対応するだけで、自分から自発的に提案することもできませんでしたし、期待された役割に応えられなかったと思っています。今でも、それが悔しさとして残っています。
前職は1年単位の案件が中心だったのですが、XVSでは戦略領域ということもあって、プロジェクトの期間が3カ月、時には1カ月という短期の場合もあります。この「動けなかった、悔しい」という反省が「これから頑張ろう」と奮起する原動力になりました。それ以降の仕事の中では、プロジェクトの全体像とその中での各タスクの意味を意識して取り組んだことで、1カ月先、3カ月先を見据えた仕事の組み立て方ができるようになったと思います。
現在はシニアアソシエイトとして、メンバーに支えられながらリーダーとしての経験を積ませてもらっています。プロジェクトやクライアントが目指す全体像を把握して、マクロな視点を持って動けるよう努力しています。忙しくなってくると目の前のタスクに意識が向きがちですが、長期的な視点でクライアントが目指すところを見据えて動くこと、その意識をチームメンバーに共有して一緒に動けるようになることが直近の目標です。
今のプロジェクトにはPwC Japan有限責任監査法人のメンバーや業界の専門家など多様なメンバーがいるため、そういった方々の新しい視点に触れられることが多く、日々刺激を受けています。自分ができる範囲、得意な領域は限られますが、多種多様な専門性やキャリアを持つメンバーたちと一緒に働いて、それぞれの良さや得意なところを持ち合えるのがとても楽しく、よい経験になっていると思います。
PwCコンサルティングに転職してきて、「働きやすさ」は制度だけでなく、周囲のサポートやチームワークに拠る部分が大きいと感じています。
入社当初から周りの皆さんがよく声をかけてくれたため早く馴染むことができ、気軽に相談できる人もすぐにできました。スムーズに馴染めたのはキャリアコーチ制度のコーチの存在も大きかったと思います。コーチが定期的に声をかけてくれるので気軽に相談しやすく、私に限らず、チーム全体でうまく活用されていると感じています。
私が働きやすいと感じるもう1つの理由は、個人のワークライフバランスを尊重しあう環境です。私には「しっかり働いてまとめて休む」というスタイルが合っているので、プロジェクトのキリがいいタイミングでまとまった休みをとれることが嬉しいです。最近では1カ月の休暇を取って欧州3カ国を旅行してきたのですが、数カ月前から申し出て仕事を調整し、実現させました。プロジェクトの状況などもありますから、常に希望どおりになるとは限りませんが、柔軟に相談できるのが良いと思っています。
私自身のキャリアとしては、これから専門領域を決めていくにあたり、今は方向性を模索している段階です。いろいろな人と関わったり、新しい業界や領域に挑戦したりすることで、できることを増やしています。どのようにキャリアアップするかを周囲に相談しつつ、プロジェクトを介してさまざまな経験を積む中で考えることができるのも、幅広い案件があるXVSならではだと思います。私のようにいろいろな領域を経験したい、いろいろな専門家と働いていく中で自身の進む道を決めていきたい、という人にはおすすめできる環境です。
ある1日の流れ
時間帯 |
実施事項 |
8:00 |
起床。朝ごはんは毎日食べる |
9:00 |
現在は常駐案件のため、9時過ぎに出社 |
10:00 |
チーム内部の朝会にて、日々のタスクや今後の進め方を確認 |
12:00 |
クライアント先の社員食堂でランチ |
14:00 |
クライアントの課長と、M&A対象企業の数値計画について協議 |
16:00 |
資料パッケージの作成、担当領域の論点整理など、作業 |
18:00 |
チームメンバーの作業内容について、協議&フィードバック |
20:00 |
帰宅 |
21:00 |
夕食後は、動画やボードゲームなど趣味の時間 |
23:00 |
入浴。湯船には基本的に毎日入る |
1:00 |
就寝 |
PwCコンサルティング合同会社の「クロスバリューアンドストラテジー」部門を紹介します。
PwCコンサルティングの戦略コンサルティング部門最大のチームであるX-Value & Strategy(XVS)の特徴・サービスを紹介します。
戦略コンサルタントとしての成長と活躍をサポートするための、X-Value &Strategy(XVS)における 研修制度・キャリア支援制度などを紹介します。
チームのメンバーに、サービスの提供価値やチームの魅力などについて聞きました。