Global IT Transformation

2020年に新設されたテクノロジーの専門組織
ITソリューションコンサルタントのグローバルプロジェクト

クライアントのビジネス運用に直結する「業務システム」と「先進テクノロジー」を扱うのが、Business Transformation 部門のITSC(ITソリューションコンサルタント)。ERP、クラウドサービス、RPA、AIをはじめとするITソリューション領域における高い専門性を武器に、企業変革を成功させるためのIT戦略の構想・提案から実装までを担い、クライアントの経営課題を解決します。今回は、ITSCが手掛けたグローバルプロジェクトについて、ディレクターと4人の若手社員が語り合います。

<対談者>
A.Nose(#itsolutionconsultant) PwCコンサルティング合同会社 IT Solution Consultant アソシエイト
Y.Fujihara(#businessconsultant) PwCコンサルティング合同会社 Operations Transformation アソシエイト
K.Tomita(#itsolutionconsultant) PwCコンサルティング合同会社 IT Solution Consultant アソシエイト
H.Takashima(#businessconsultant) PwCコンサルティング合同会社 Operations Transformation アソシエイト
T.Asahina(#businessconsultant #itsolutionconsultant) PwCコンサルティング合同会社 Operations Transformation/IT Solution Consultant ディレクター

※所属、役職およびインタビュー内容は掲載当時のものです。

手厚い育成制度が高度な専門性の早期獲得を促し、
現場での活躍を可能にする

Asahina
PwCコンサルティング合同会社(以下、PwCコンサルティング)のBusiness Transformationでは、最先端のテクノロジー技術とPwCのグローバルネットワークを活用し、クライアントの経営を変革する取り組みを数多く支援しています。その際に、特に強い武器になるのが、テクノロジー領域における高度な専門性です。中でも企業のビジネス機能を担うエンタープライズアプリケーションはクライアントの業務変革、およびそれを支える基幹システムの刷新にあたり、欠くことのできない技術になります。Business Transformationの1チームであるITSCは、「徹底した初期教育によりテクノロジーに係る専門性を身につけ、圧倒的スピードでITソリューションコンサルタントとして成長する」ことを目指した組織です。
現在、私は製造業クライアントのグローバル経営基盤を刷新するプロジェクトを担当しています。本日参加の皆さんは、最先端の技術を活用したこのグローバルプロジェクトのメンバーです。

T.Asahina
PwCコンサルティング合同会社
Operations Transformation/IT Solution Consultant ディレクター

K.Tomita
PwCコンサルティング合同会社 IT Solution Consultant アソシエイト

Tomita
私は大学時代の専攻が哲学で、入社時はITに関してはほとんど知識がない状態でした。それでも入社後に手厚い研修を受け、そこで得た知識を生かしながら、実際のプロジェクトに注力することができています。現在はITソリューションの導入プロジェクトにおいて、要件定義から実装フェーズのテスト、その後の課題検討まで幅広い業務を担当できるまで成長しました。

Nose
企業が経営や業務改革を行うにあたって、今の時代、必ずITシステムが関わってきます。新卒で入社してから約1年が経ちましたが、グローバルプロジェクトの現場で具体的な課題に対応するにあたり、ITSCで企業変革を担うERPのプロフェッショナルになることの意義を改めて感じています。

グローバル展開する企業の次世代に向けた企業変革
現状を理解し、クライアントとともにあるべき姿を検討する

Fujihara
私たちが携わっているのは、製造業クライアントが経営管理の世界標準化を目指して行った大規模な企業変革プロジェクトです。世界中にある同社の工場オペレーションに新しい基幹システムを導入することをゴールとしています。
実際のプロジェクトは、実現すべき業務オペレーションの構想を練るところからスタートします。クライアントと構想を進める上で、まずは現状理解のためのヒアリングを実施しました。「今どのような業務を行っているか」「どのようなシステムを使っているか」などの観点でオペレーションを可視化し、課題を整理していきます。この時、同じ会社でも事業部ごとに組織文化や、業務のやり方・考え方が大きく異なることを実感しました。

Y.Fujihara
PwCコンサルティング合同会社 Operations Transformation アソシエイト

A.Nose
PwCコンサルティング合同会社 IT Solution Consultant アソシエイト

Takashima
私がクライアントとの打ち合わせで気になったのは、「今の業務はそのままで、新しいシステムに反映させてほしい」という現場の声の多さです。しかし、企業変革という視点で考えると、現状のやり方を変えていかなければいけない時があります。ヒアリングを通してAs is(現在の状態)を十分理解した上で、クライアントと一緒にTo be(あるべき姿)像をつくり上げていくことが、難しくもあり、やりがいを感じるところでもありました。

ハイレベルな視点と業界・ITの専門性を武器に
経営層や海外チームと議論し、世界標準化の課題に挑む

Tomita
私は構想段階におけるスコープ定義(納品完了条件の定義)からこのプロジェクトに参画しています。プロジェクトに入る時には、先輩社員からコンサルタントとしてプロジェクトを推進する上でのポイントを聞き、常に意識するようにしています。例えば、「私たちの提案がグローバルな視点でクライアントにどのような競合有意性をもたらすのか」「業務やシステムを変えることで、どのような効果を実現したいのか」といったことを考えるのですが、クライアントとともに実現すべき姿を具体化していくことに、この仕事の醍醐味を感じています。

Nose
私は、新しく導入するソフトウェアが対象とする会計やロジスティクスなどの複数のモジュールの整合性を取る業務に携わっています。社内研修でそのシステムについての知見を深めた後に、実際に現場に入って業務の要件を整理するというステップを踏めたので、より理解が深まったと実感しています。

H.Takashima
PwCコンサルティング合同会社 Operations Transformation アソシエイト

Tomita
今回、世界中の多くの企業で導入されている基幹システムの導入に携われたことも大きな経験になりました。入社するまではこうしたシステムの存在すら知りませんでしたが、今ではクライアントと経営の意思決定に関わる討議をするなど、プロフェッショナルとして対応することができています。若手のうちから経営層と向き合う機会があることに魅力を感じます。

Asahina
そうですね。クライアントが業務やシステムを変革する目的は、経営課題を解決することにほかなりません。逆に言えば、今回のような基幹システムの導入は課題解決に向けた重要な手段です。一般的に若手社員がクライアントの経営課題に直接触れることは難しいと思いますが、ITの武器を身につけさえすれば、1年目でもそうした機会を得ることができます。

Takashima
プロジェクトの運用面では、どのようなシステム要件が必要なのか判断するために、サプライチェーンや物流の仕組みに関する専門知識も求められます。また、生産管理、購買管理、販売管理などさまざまなチームと課題を共有して、多角的な視点に基づいて解決策を導く必要があります。その際、課題を「受け渡す」「引き継ぐ」といった管理能力も問われると思いました。

Nose
グローバルな視点では、日本のチームの検討結果を海外チームに伝える機会があります。海外には日本とは違う文化やものの捉え方があるため、方針の対立が起こることもあります。そんなときに、しっかり議論を重ねて、お互いの考えをすり合わせていく場に立ち会えるのが、グローバルプロジェクトのやりがいだと思います。

Fujihara
同じ会社でも、グローバル規模で見るとこれだけ違うんだという発見がありましたよね。しかし、その中でも「世界標準化」を一つの共通の落としどころとして目指していくわけです。難しくはありますが、大きな魅力を感じています。

システムと業務の双方の知識を得る
若手に求められる姿勢とITSCの魅力

Tomita
こうしたプロジェクトを通して、私たちが深める専門性には2つの方向性があるように感じました。まずは、世界で広く導入されているソフトウェア基幹システムに関わる知識を確実に身につけること。同時に、クライアントの業務を深く理解すること。システムと業務、その双方を理解することで、クライアントの課題が見えてくるのだと思います。

Fujihara
そうですね。今回のプロジェクトで、各メンバーが自身の専門分野の知見を幅広く修得できたと感じています。同時に、ビジネスコンサルタントの私も、クライアントのニーズに応えようにも、システムへの適切な理解がなければ、肝心の提案が机上の空論となってしまうことを痛感しました。コンサルティングの仕事においては、常にさまざまな領域について学ぶ姿勢が必須だと思います。

Tomita
知識を身につけると同時に、若手ならではの働き方も大事ですよね。例えば、チーム内の連携役として丁寧なコミュニケーションを行う、不足している情報やデータを調べて整理する、語学力を生かして英訳を請け負うなど。自分がどのようなバリューを出せるかを考え、率先して動くようにしていました。

Nose
若手は議事録を担当することも多いですが、最初は分からない用語も少なくありません。しかし、疑問に思ったことに対して興味をもって調べていくと、システムや業務への理解が非常に深まります。
また、ITSCは新しくできたばかりの組織であり、自分たちの提案を柔軟に実現できる環境が整っています。ITSCメンバーと事務局が運営するファンクションチームの活動も活発で、例えばコミュニケーションチームではスタッフミーティングの運営を行ったり、リクルーティングチームでは内定者をメンター社員がサポートしたりする制度も始まりました。

Tomita
先ほども話が出ましたが、ITの知識を武器に、若手のうちから企業の経営情報に携われるのがITSCの魅力です。まさに、システムと業務の垣根を超えて、新しいコンサルティング像を目指すことができる部署だと思います。グローバル案件も多いので、自分の武器がどんどん増えていくと思います。

Asahina
ERP は、グローバル各社が注目する非常にインパクトの大きなビジネスです。その中でも、PwCコンサルティングのITSCは、ERPに特化した人材の育成に注力する新しい組織であり、入社後は圧倒的な成長スピードを実感できるはずです。同じ志を持った仲間たちと、さまざまなグローバルプロジェクトを経験し、切磋琢磨する醍醐味をぜひ味わってほしいと思います。

K.Tomita(#itsolutionconsultant)
PwCコンサルティング合同会社 IT Solution Consultant アソシエイト

2020年に大学卒業後、新卒でPwCコンサルティングに入社。製造業のクライアントを中心に、ITソリューション導入案件に携わる。これまで調達購買領域、原価採算分析における統合テスト実施および課題検討業務に従事。

A.Nose(#itsolutionconsultant)
PwCコンサルティング合同会社 IT Solution Consultant アソシエイト

2020年に大学卒業後、新卒でPwCコンサルティングに入社。製造業クライアント向けのITソリューション導入案件に携わる。これまで会計領域における変更管理検討、領域横断課題検討業務に従事。

Y.Fujihara(#businessconsultant)
PwCコンサルティング合同会社 Operations Transformation アソシエイト

2020年に大学卒業後、新卒でPwCコンサルティングに入社。製造業クライアント向けにロジスティクス業務領域における業務フロー整理や基幹システムの構想策定を担当。これまで生産購買領域の環境整備およびクライアント向け業務フローに沿った実機デモに従事する。

H.Takashima(#businessconsultant)
PwCコンサルティング合同会社 Operations Transformation アソシエイト

2020年に大学院を修了後、 新卒でPwCコンサルティングに入社。コスト削減、BPO支援、発注業務標準化などの業務に携わる。現在、ITソリューションを活用した生産購買領域におけるシステム要件定義・新業務フローの構築を担当。

T.Asahina(#businessconsultant #itsolutionconsultant)
PwCコンサルティング合同会社 Operations Transformation/IT Solution Consultant ディレクター

大学卒業後、プライスウォーターハウスクーパースコンサルタント株式会社(現PwCコンサルティング)に入社。べリングポイントに移籍するも、経営統合によりプライスウォーターハウスクーパースコンサルタントに転籍する形で復帰し、現在に至る。専門分野・担当業界は、オペレーション・SCM。製造業および流通業のクライアントを中心に、全社業務改革・エンタープライズアプリケーション構築プロジェクトに多く携わる。 ビジネスの成長に向けたBPR/システム構築をリードし、効果実現に至るまでの一連の改革プロセス支援を強みとする。

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