Global Collaboration

世界に広がる活躍の場
PwC海外法人と協働するグローバルプロジェクト

PwCは世界149カ国に拠点を有し(2024年6月30日現在)、グローバルネットワークを構築しています。そしてPwCコンサルティング合同会社(以下、PwCコンサルティング)では、世界中のメンバーファームのプロフェッショナルとともに日本企業の海外事業支援や外資系企業の日本支社サポートなどの多数のプロジェクトを推進しているため、入社間もない若手社員もグローバルな業務に携わり、多くの経験を積むことができます。グローバルプロジェクトに携わる社員が、PwCグローバルネットワークの強み、若手社員が果たす役割について語ります。

<対談者>
M.Takahashi(#businessconsultant) PwCコンサルティング合同会社 Financial Services シニアアソシエイト
D.Fujikawa(#businessconsultant) PwCコンサルティング合同会社 Health Industries Advisory シニアマネージャー
R.Oh(#businessconsultant) PwCコンサルティング合同会社 Health Industries Advisory シニアアソシエイト
A.Taniyama(#businessconsultant) PwCコンサルティング合同会社 Financial Services マネージャー

※所属、役職およびインタビュー内容は掲載当時のものです。

世界に広がるネットワークを生かし
グローバル企業の課題を解決

Fujikawa
HIA(Healthcare Industries Advisory)は、主に製薬会社、医療機器メーカー、病院、ヘルスケア領域への新規参入企業などをクライアントとし、コンサルティングサービスを提供しています。

Takahashi
FS(Financial Services)は、メガバンク、証券会社、保険会社、金融サービスへの新規参入企業のコンサルティングを行っています。金融業務、保険業務などのサービスに特化したチーム、リスクマネジメントやテクノロジー導入といったソリューション軸でクライアントを支援するチームに分かれて、サービスを展開しています。

Fujikawa
どちらもクライアントが海外企業であったり、PwCグローバルネットワークのメンバーと協働したりするなど、グローバルなプロジェクトが比較的多い部門です。現在、私がリードしているヘルスケア企業の組織再編プロジェクトもグローバル案件であり、外資のクライアント企業本社が組織再編方針を決定したことから、海外全拠点の支社でも同様の組織再編を実施することになったものです。具体的には、PwCグローバルネットワークのメンバーファームがリード役として本社をサポートし、日本を含めた全世界30拠点のPwCチームが各支社をそれぞれ支援するプロジェクトが立ち上がりました。これまでにもヘルスケア領域でM&A案件を多数手掛けてきたPwCの実績、世界149カ国をカバーするグローバルネットワークに価値を見いだしていただいたからこそ、今回のプロジェクトを任されたのだと思います。

M.Takahashi
PwCコンサルティング合同会社 Financial Services シニアアソシエイト

D.Fujikawa
PwCコンサルティング合同会社 Health Industries Advisory シニアマネージャー

Oh
私もこのプロジェクトに参画しています。私たちのミッションは、本社からのガイダンスをもとに、日本支社の経営層や部門長と会社方針の協議をリードすることです。そして、日本における組織再編に必要な作業の設計・推進を複数部門横断で行うことです。経営層との議論では、重要課題の方針決定に向けた提言や、決定事項の全部署へのアナウンスを行います。また、各部署で発生する課題やリスクに対して、複数部門を巻き込んで検討するようリードすることも私の役割です。日本支社の進捗報告や課題検討のため、PwCグローバルネットワークの各拠点と日々、密にコミュニケーションを取ることが多いです。

Taniyama
私は現在、日本のメガバンクが海外拠点に導入する勘定系システムの刷新プロジェクトに携わっています。現在はニューヨークを拠点とした導入を担当しているため、PwC米国との混合プロジェクトとなっていますが、その後は欧州・アジアを中心に世界各国の支社に展開する計画です。システム案件とはいえ、私たちが担当するのは要件定義や開発部分ではなく、プロジェクトの方針を決め、世界展開の戦略を立てる企画、つまりPgMO(プログラム・マネジメント・オフィス)の部分です。「こうしたプロセスの方がプロジェクトを進めやすいのでは?」「こういったルールが必要です」と、クライアントと話し合いながらプロジェクトメンバーの道しるべを作るという、自由度の高い仕事です。

Takahashi
私も日本のメガバンクの支援に携わり、現在は海外支店が使用している決済システムの更改プロジェクトに参画しています。システムの効率化を図るとともに、維持・メンテナンスのコストや対応負荷を削減するために、業務プロセスや予算の策定を担当しています。日本国内のクライアントと二人三脚で構想を策定し、クライアントの海外支店やPwC米国、PwC英国のメンバーと定期的に会議しながら支援を進めています。

世界各国に協力し、刺激し合える仲間がいる
PwCグローバルネットワークの強み

Oh
どのグローバルプロジェクトにおいても、大事なのはPwCグローバルネットワークのメンバーファームとの密なコミュニケーションです。ヘルスケア企業の組織再編プロジェクトにおいても、海外と日本では法律や規制、商慣習が全く異なるため、日本固有の環境を考慮して検討を進め、また海外のメンバーにポイントを押さえた説明をして理解を得ることが重要です。そのため、海外本社の経営層や関係者に説明するために、メンバーファームの仲間と日々連携することが求められるのですが、その過程を通じて各国での課題解決のアプローチなどの貴重な気づきが得られ、PwCグローバルネットワークを有効活用したプロジェクトの推進につなげることができています。

Taniyama
コミュニケーションにおいては、クライアントに対してメッセージをシャープに伝えることが求められます。特に、海外クライアントとの会議では、何を理解してほしいのか、何をしてほしいのか、メッセージをより明確に伝えないと納得していただけません。そこに、日本と海外のクライアントの違いを感じますね。一方、クライアントに喜んでいただけるのは、PwCグローバルネットワークとの連携の良さです。遠く離れたPwC米国とも、信頼関係を築くことができています。

A.Taniyama
PwCコンサルティング合同会社 Financial Services マネージャー

R.Oh
PwCコンサルティング合同会社 Health Industries Advisory シニアアソシエイト

Fujikawa
世界各国のPwCネットワークにはさまざまな分野に高い専門性をもつ仲間がいるので心強いです。専門領域においてわからないことは相互に確認し合い、短期間でアウトプットできるのはネットワークの緊密さの賜物です。PwCメンバーファームとの協業し、コミュニケーションを取る度に、彼らのコミットメントやリーダーシップの高さ、チームワークの強さには驚かされます。一人ひとりのスキルが高く、業務知識も豊富で、論点整理や課題解決のスピードも速いため、日々大きな刺激を受けています。

Takahashi
私は昨年、PwCフィリピンに出向しました。日本に比べて社員数が少ない分、一人ひとりの専門性が確立されていると感じました。フィリピンは金融規制が頻繁に更新され、その内容も複雑です。それでも、PwC JapanグループとPwCフィリピンが連携を図ることにより、クライアントにわかりやすく伝えることができています。その連携体制が、PwCグローバルネットワークの大きな強みだと感じました。

Taniyama
たしかに、グローバルな連携体制はPwCの大きな強みですね。例えば海外拠点に関するリサーチの依頼があった場合、日本から情報を得ようにも現地の規制などにより、調査できる範囲が限られることがあります。そんな時、PwCのネットワークを活用すれば、情報をスムーズに取得し、クライアントを支援できます。リサーチに限らず、各国のメンバーファームに助けられることがとても多く、それこそがPwCグローバルネットワークの一番の強みだと思っています。

困難が多い分、やりがいも大きい
グローバルな活躍を目指す若手へのアドバイス

Oh
グローバルプロジェクトは困難も多いですが、その分やりがいも大きいです。私が関わる組織再編プロジェクトは、クライアントにとってこれまでにないほど大規模であり、初めての取り組みが多々発生しています。過去事例がなく、答えのない中でプロジェクトの方針や業務プロセスをゼロベースで検討するため、大きな苦労が伴います。その一方で、クライアントとともに新たなガバナンスプロセスなどを構築することができ、さらにそれが業務改善につながると、達成感ややりがいを感じることができます。

Takahashi
今のお話、共感することばかりです。確かに、困難はやりがいにつながりますよね。PwCコンサルティングでは、入社から数年でプロジェクトの管理・推進に携わり、コンサルタントとしての視座を高めることができます。また、私が関わってきたプロジェクトは参画メンバーの数が多く、システム、財務などさまざまな関係者それぞれが「これを実現したいんだ!」という熱い思いを抱きながら業務に取り組んでいました。期間や予算が限られているのでプレッシャーも感じますが、どうすれば最大限の価値を生み出せるのかをクライアントと共に考え、答えを模索するのは非常にやりがいのある仕事だと感じますし、私自身の視野も広がり、ビジネスパーソンとしての成長を実感できます。日々、業務に真剣に取り組むことでクライアントとの信頼関係も築かれ、ある時ふと「ありがとう」と声を掛けていただくこともあります。努力が報われたようで、本当にうれしいですね。

Oh
グローバルプロジェクトの場合、海外の法律や規制、業界慣習や文化、業務プロセスなどの専門知識を学べ、成長につながります。

Takahashi
多くのメンバーをまとめる調整力も身につきます。目的を達成するために何が必要で、何をしなければいけないのか。自発的に考える力や、プロジェクトを推進する力も、仕事をやればやるだけ身につくのではないでしょうか。

Oh
若手に求められるのは、どんどん新しい試みや領域にチャレンジすることです。例えば、自身の担当領域を増やすことで、より全社的な目線で物事を考えることができます。「若手はこのような仕事をするべき」という固定観念にとらわれず、自身が貢献できたり、インパクトを与えられたりする領域を拡大することが大切です。

Takahashi
「これでいいのかな」と不安に感じることでも、まずやってみる実行力が大事だなと思います。知識や経験不足を気にして、何もしないのはもったいない。それよりも「自分はこれをやりたいので教えてください」「こう考えているのですがフィードバックを頂けますか?」と言った方が、先輩社員やクライアントも話を聞いてくださります。日々アクションを起こす姿勢が重要だと感じています。

Fujikawa
私が若手社員に期待するのは、ファクトをしっかり押さえることと、主体的に物事を進めることです。例えば、海外クライアントから送られてくるガイダンスは、数十ページに及ぶ英語資料です。それをチームメンバー全員が読むには時間がかかり非効率的なので、若手が自発的に把握してチームメンバーに要点を共有してくれたり、自発的にアクションを提案してくれたりすると、チームとしてのパフォーマンスも上がります。そういった主体的な考え方やアクションがあると、安心してタスクを任せようと思えます。

Taniyama
皆さんの意見を総合すると、大事なのは積極性ですね。たとえ失敗したとしても、先輩に助けてもらえるのが若手の強みです。普段交流のない社員でも積極的に話しかけてみれば、人的ネットワークも広がります。何も知らないがゆえの強さを武器に、積極性を発揮すれば前途ある若手に成長するのではないかと思います。

D.Fujikawa(#businessconsultant)
PwCコンサルティング合同会社 Health Industries Advisory シニアマネージャー

大学卒業後、新卒でPwCコンサルティングに入社。入社後9年間はOperations teamに所属し、自動車業界を中心としたシステム導入・業務改善プロジェクトを経験。HIAに異動後、ヘルスケア企業を中心とした組織再編、グローバルERP展開方針策定などを担当。

R.Oh(#businessconsultant)
PwCコンサルティング合同会社 Health Industries Advisory シニアアソシエイト

2017年に英国の大学を卒業後、新卒でPwCコンサルティングに入社。ヘルスケア企業の組織再編におけるPMO(Project Management Office)支援、サプライチェーンコスト削減計画策定支援、組織再編における業務プロセス効率化支援など数多くのプロジェクトを経験し、グローバルプロジェクトを得意としている。

A.Taniyama(#businessconsultant)
PwCコンサルティング合同会社 Financial Services マネージャー
2011年に大学卒業後、新卒でPwCコンサルティングに入社。Operations teamで自動車業界を中心にシステム導入プロジェクトを担当の後、一度PwCコンサルティングを退職。事業会社での勤務を経て再入社し、Financial Servicesに参画。大手銀行を中心に、RPAによる業務効率化や、新規テクノロジーを活用したビジネス企画案件を経験。近年は、海外勘定系システムの更改プロジェクトに参画中。

M.Takahashi(#businessconsultant)
PwCコンサルティング合同会社 Financial Services シニアアソシエイト

2018年に大学卒業後、新卒でPwCコンサルティングに入社。Financial Servicesにて、損害保険会社、証券会社、メガバンクなどの制度対応やシステム刷新のPMOとして業務に従事。2020年にはPwCフィリピンへの出向を経験。直近では、メガバンク海外多拠点システム更改の案件立ち上げに従事するなど、海外案件を支援している。

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