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優れた専門性を身に付けること
で高付加価値サービスを提供
税理士
金融部 シニアアソシエイト
2016年入社
(インタビュー当時)
契約社員としてキャリアをスタート。税務申告業務、コンサルティング業務を担当し、さまざまな経験を積んできました。現在は不動産業界のクライアントに向けた業務を担当。クライアントから確かな信頼を得ています。
大学では同級生の多くが公務員試験や法科大学院進学を見据えて過ごしていました。並行して資格専門学校に通う知人も多かったです。私自身はというと、法律を学んではいたものの、明確なキャリアビジョンもなく、公務員や一般事業会社の従業員として働く未来を漠然と想像していました。しかし、ゼネラリストよりもスペシャリストとして働く方が自分に向いているように感じたこと、地域や職域を自分の意思で選びたいと思ったことから、何らかの資格を身に付けたいと考えるようになり、税理士を志すことにしました。
どんな個人・法人も必ず税金に関わっています。適正な納税は義務であり、税金は社会を構成する上でなくてはならないものです。そうした分野で自分の専門性を発揮できる税理士という職業は、とても魅力的なものに感じられました。また、税理士試験の勉強に励む中で税務という専門領域が非常に広く、深いことを実感しました。このため、税務の中でも特定の分野を深く掘り下げたいと考え、大手税理士法人を志望しました。税務申告業務とコンサルティング業務に携わりながら、自分自身の専門領域を確立できることから、PwC税理士法人への入社を決意。試験の結果を待ちながら、最初は契約社員として働くという選択をしました。
ある日のスケジュール 自分の生活リズムで |
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9:30 | 在宅で始業。自分の業務の進捗状況をメンバーと共有するためカレンダーを更新。メンバーの予定も確認の上、ミーティングを設定する。 |
10:00 | アソシエイトの作成した申告書・届出書・メールドラフトなどをレビューする。 |
12:00 | 同期や後輩とオンラインで一緒にランチする場合は「エアランチ費用補助」制度を利用して、ちょっと贅沢にデリバリーサービスを楽しむ。 |
13:00 | オンラインで社内研修を受講。講師役はパートナーやマネージャー。税制改正など最新の動向をキャッチアップする。 |
15:00 | 始業時に設定した社内ミーティングを開催。クライアントからの質問対応や成果物に関してメンバーに相談する。 |
17:00 | 家族と夕食。 |
18:00 | 食後に再び作業。レポート作成などを進める。データベースを利用して専門雑誌などを手軽に読むことができる。 |
19:00 | 終業。明日のスケジュールを確認し、勤怠や経費精算も行う。 |
入社後は金融部に所属し、金融・不動産関係のクライアントに対して申告書作成などの税務申告業務やコンサルティング業務を提供しています。現在は不動産証券化スキームに用いるSPC(特別目的会社)、SPCを運用するアセットマネジメント会社、投資運用業やホテル運用業を行う会社などを担当しています。
不動産証券化と聞くと、一般的な税務知識をあまり活かせないのではと思う方もいるかもしれません。私自身、入社するまで不動産証券化に関する知識はそれほどなく、税務のプロフェッショナルとしてどのような視点が求められるのか想像できませんでした。しかし、不動産証券化に携わっていくうちに、その組成から不動産の取得、運用、売却に至るまでのあらゆるプロセスで税法や周辺法令の条文を読みほどき、対応する必要があることを実感しています。不動産のプロフェッショナルが活躍する世界において、税務プロフェッショナルとしての価値を発揮することができるため、今では大きなやりがいにつながっています。
最近になってクライアントはもちろんのこと、先輩や仲間から質問され、頼りにされることが増えました。少しずつですが、自身の成長を感じています。個人的には建築が好きなので、不動産証券化の対象となる物件が世界的に有名な建築家の作品であった時は、その業務に携われたことを嬉しく思いました。専門性を活かして自分の好きなものに関われるのは、とても誇らしいことです。
私の所属する金融部のクライアントは、不動産、銀行・証券会社、PEファンドの3業種に大別されます。私は、経験したい業種や業務を年に1回申請できる部内の制度を利用して、現在は不動産業界のクライアントをメインに担当しています。コンサルティング業務の中でも特に難易度が高いストラクチャリング業務にもチャレンジしており、着実にスキルアップができているという実感があります。
キャリア形成についてのサポートは非常に手厚いと感じています。例えばPwC Japanグループのメンバーファームが合同で開催したFLSA(Female Leadership Senior Associate)研修というものがあります。これはシニアアソシエイトとして働く女性スタッフが組織を越えて一堂に会し、自分の強みや弱みと向き合いつつ、その活かし方や今後のキャリアについてコーチや他の研修参加者と一緒に考える研修です。所属する組織は違っても、同じシニアアソシエイトとして共通する悩みを抱えていることに気付いたり、壁を乗り越えようと前向きに頑張っている仲間にエネルギーをもらったりと、素晴らしい刺激を得ることができました。学生時代、私は税理士試験の勉強に集中し、一般的な新卒一括採用に向けた就職活動は行わなかったこともあって自分自身について深く考えることはあまりなかったのですが、この研修を通じて人生で最も自分自身と向き合うことができ、良い機会となりました。
PwC税理士法人の大きな魅力の1つである「自由で風通しの良い社風」は、入社当初から変わりありません。社員同士で「ありがとう」の気持ちを伝え合う金融部のリコグニッションプログラムは部下から上司へ素直に感謝の気持ちを伝えられる大変素晴らしい制度で、いつも心が温かくなります。PwC Japanグループ全体でも、同僚や部下へ感謝の気持ちを伝える独自のピアボーナスプログラムがあります。お互いに思いやり、感謝の気持ちを大切にする文化が浸透していると感じます。
本格的なAI時代の到来により、税理士の仕事は機械に奪われるとの声も聞かれます。しかし複雑化する税制に柔軟に対応できる人材の価値は依然として高く、需要がなくなるとは思えません。PwC税理士法人ではテクノロジーを活用しつつ、高度でクリエイティブな案件に多数携わることができます。目の前の案件一つ一つと真摯に向き合い、誠実に対応していくことで、税務プロフェッショナルとしての道を切り開いていきたいと考えています。
働き方やライフスタイルは多用化し、日々変化していくと思いますが、仕事とプライベートの比重についてはその時々の状況に応じて柔軟に調整していくつもりです。時には少し背伸びをしてコンフォートゾーンを突破しつつも、私らしいしなやかな生き方を実現したいと思います。