従業員インタビュー

「身近な人のために尽くしたい」という思いを、
税理士法人でかなえる 公認会計士/税理士
プライベートビジネスサービス マネージャー
2014年入社 (インタビュー当時)

スタートは監査法人。クライアントと同じ視線で寄り添いたいという思いが強くなったことからPwC税理士法人に転職。資産保全のサポートという仕事を通じて、クライアントとともに歩いていく喜びを実感しています。

PROFILE
大学卒業後、大手監査法人にて会計監査業務に従事する。約3年半勤務した後、PwC税理士法人に入社。企業オーナーや富裕層向けの税務サービスの提供に携わる一方で、2度の産休・育休を取得。入社8年目にマネージャーに昇格し、現在に至る。

公認会計士として税理士法人の道へ

実家が事業を営んでいたため、母が帳簿を付ける姿を見ながら育ちました。大学3年生で就職を考えるようになった時に思い出したのが、そんな母の姿。私はそこに自分の将来を重ね、身近だった中小企業をサポートする仕事がしたいと考えました。あわせて資格を得ることで長く働きたいと考え、公認会計士の道を目指すことに。その結果入社したのが大手の監査法人でした。

ところが実際に公認会計士として働き始めてから、少しずつ違和感を抱くようになりました。会計監査はすでにできあがった数字を見る仕事ですが、私が本当にやりたかったのは経営者と一緒に数字を作っていく仕事。「誰かの役に立っているという実感が欲しい」との思いが募っていき、4年目に税理士法人へのキャリアチェンジを決心しました。

PwC税理士法人を選んだのは、アットホームな雰囲気で居心地が良いと聞いたことと、積極的に公認会計士を採用していたことが理由です。実際、在籍する税理士と公認会計士の割合は半々で、公認会計士が肩身の狭い思いをするようなことは全くないですし、お互いの持ち味を発揮しながら協力して仕事に取り組む風土もあります。さらに監査法人やコンサルティング、弁護士法人など、PwC Japanグループの他のメンバーファームとの垣根が低く、協業する機会が多いことも魅力の1つです。公認会計士の資格をお持ちの方で、税理士業務をしたいと考えている方には、PwC税理士法人をお勧めします。

ある日のスケジュール
子どもの送迎もしっかりと
8:30 保育園へ2人の子どもを送り届ける。送迎は夫と交替で。
9:00 在宅で始業。今日の予定、今週のToDoを確認する。
9:30 法人税確定申告書のレビューをしながら、クライアントからの相談にメールや電話で回答する。
11:00 社内のオンラインミーティング。決算シーズンを前に情報共有を図る。
12:00 同じく在宅勤務の夫と一緒にお昼ご飯。
13:00 再び社内のオンラインミーティング。今日はミーティングが多めの日。
14:00 クライアントからのメール、電話に対応する。実は電話での相談が案外多い。
14:30 クライアントとオンラインミーティング。決算に関する留意事項についてすり合わせを行う。
16:00 ミーティング資料を作成し、社内管理業務も行う。引き続きクライアントからの電話に対応。
17:00 翌日の業務内容を確認して、本日は終業。自転車で保育園まで子どもたちのお迎えに。

多彩なプロフェッショナルと協業しながら

資産を守り、次世代に継承していくことは富裕層にとって重要なテーマです。私が入社以来担当しているのは、そうした企業オーナーまたは富裕層に向けた税務サービスの提供です。

法人の申告業務、個人の申告業務に始まり、非上場企業の相続税株価の試算、個人の相続に関するコンサルティング業務など、手がける業務は幅広く、法律の知識も幅広く必要とされます。PwC税理士法人はこの分野で30年以上も前から実績を重ねており、豊富な知見を有していることが強みです。最近注目されているファミリーオフィスに近い領域とも言えるかもしれません。投資運用はできないので、クライアントの資産管理全てを代行するファミリーオフィスとは厳密には異なりますが、ファミリーオフィスの大部分のサービスを担っていることになります。

銀行や証券会社など、他の金融機関との連携が多いことも、この仕事ならではの特徴です。本格的な高齢化社会を迎え、ファミリーオフィスは金融業界でも数少ない成長分野であることから、多くのプレイヤーが参入しています。クライアントに対して資産継承のサービスをワンストップで提供できることを強みとしてうたっている都市銀行や大手証券会社は珍しくありませんが、実は私たちが税務の専門家としてチームに加わり、知見を提供しているケースもたくさんあります。このように外部のプロフェッショナルたちと連携する機会が多いことも、この仕事の面白みにつながっています。

根底にあるのはクライアントへの“愛”

最近増えてきたのが、公益財団法人の設立をお手伝いする業務です。ESG経営が注目される中、資産継承とあわせて社会貢献にも力を入れたいと考える企業オーナーが増え、その設立・運営のサポートを依頼されるケースが増えています。近年は財団の設立、機関設計、公益認定の取得、監査への対応など、税理士という範ちゅうに収まりきらないような幅広い業務を手がけており、内閣府をはじめとする行政庁とのやりとりも行います。無事に公益認定を取得できた時は大きな達成感がありますし、社会貢献のサポートができたという充実感も得られます。

クライアントは脈々と受け継がれてきた資産をどのように保全するかに頭を悩ませ、一方で社会にどのように還元できるかにも心を砕いています。クライアントに寄り添い、常に親身になって提言することを心がけていますが、欠かせないのはクライアントに対する愛を持つことです。日々の業務を通じて私はこういう仕事がしたかったんだという思いを改めて強くし、PwC税理士法人に転職して正解だったと感じています。

互いにリスペクトしながら

前職の監査法人では、私が新人だったこともありますが、マネージャーやパートナーは雲の上の存在で、直接言葉を交わす機会はあまりありませんでした。ですからPwC税理士法人に入社してパートナーとスタッフが冗談を言いながら笑っている様子を目にした時は、正直なところ、かなり驚きました。社員同士の距離が近いとは聞いていたものの、想像以上でした。

そのうちに気付いたのが、PwCにはお互いをリスペクトし合うカルチャーがあるということです。職階に関係なく、やる気があれば責任ある仕事を任せてもらえますし、周囲もしっかりサポートしてくれます。優秀で尊敬できる人が多く、一緒に働いていて良い刺激をたくさん受けますし、誰に対してもいいところを見つけて伸ばしていこうという気持ちが湧いてきます。こうしたカルチャーは長く働く上で、とても大切だと思います。

私は未就学児の2人の男の子を育てながら働いています。育児と仕事の両立は大変ですが、仕事は私自身のアイデンティティでもあり、どちらも精一杯やりたいと思っています。コロナ禍となり、在宅勤務が当たり前になったものの、子どもの急な体調不良や、COVID-19による保育園の突然の休園に頭を悩ませることもあります。会社では上司、同僚に助けてもらってばかりですが、そんな時に思い出すのは、上司にかけてもらった「お互い様」の言葉です。「いつ誰に何が起こるか分からないという意味では誰もが平等で、お互いに助け合えばいいんだよ」と言われ、肩の荷が少し下りました。今も産休・育休を取得した後輩がいたり、介護などさまざまな理由から業務にフルコミットできない方がいたりしますが、個々の事情に最大限の理解を示してくれる職場だと思います。人それぞれの職業観を尊重し、受け入れてくれるのがPwC税理士法人です。私はこのカルチャーが大好きです。