従業員インタビュー

潜在的な課題を発見して提案する、能動的アウトソーシングを心がける PwCアウトソーシングサービス合同会社
シニアアソシエイト
2017年入社 (インタビュー当時)

バックオフィス系業務を専任で担当。クライアントが限られたリソースを有効活用し、クリティカルな業務に集中できるようサポートしています。課題解決を通じて業務の改善まで踏み込んでいけることがこの業務の醍醐味です。

PROFILE
就職活動でバックオフィス業務に関心を持つようになり、自由な社風に惹かれてPwCアウトソーシングサービス合同会社に入社する。記帳代行や給与計算などの業務を担当。4年目にシニアアソシエイトに昇格し、現在に至る。

自由な社風に親しみを感じて

もともと自分が表に立つよりも、裏方として人を支える方が好きでした。学生時代のアルバイトは飲食業でしたが、メインに担当していたのは受付や会計などの業務。やはりサポートする立場が自分には合っていると感じていました。ですから就職活動でバックオフィス業務に特化した企業からお話を伺った際、「こういう仕事こそ私のやりたかったものだ」と感じたのも自然なことでした。

もちろん、一般の事業会社でもバックオフィス業務は担当できます。しかし配属やジョブローテーションで必ずしも望んだ業務が担当できるとは限りません。そんなリスクを避けるため、私はバックオフィス業務専業の企業に絞って就職活動を進めました。

PwCアウトソーシングサービス合同会社への入社を決めたのは、自由な社風に親しみを感じたからです。というのも、私が通っていた大学も非常にオープンな校風が特長で、居心地は最高でした。母校と同じような雰囲気の会社で働きたいと考えていた私にとって、当社は最もしっくりきたのです。また何社か面接に臨んだ中で、当社の社員が最も穏やかで、誠実であると感じたことも決め手となりました。

ある日のスケジュール
集中して業務に取り組む
9:15 在宅で始業。夜の間に海外のクライアントから届いたメールをチェック。質問に対する答えを返信する。
11:00 記帳代行、口座確認などの業務を午前中に集中して片付けていく。
12:00 ランチ。実家暮らしのため、在宅勤務の父も含めて家族で食卓を囲む。在宅勤務ならではの心安まる時間。
13:00 細かいチェックや確認作業を進める。必要に応じて国税庁や銀行などに電話で確認も。
15:00 社内業務効率化のプロジェクトについて、メンバーとオンラインミーティングを行う。
16:00 アソシエイトが作成した書類をレビューし、気になるところをフィードバックする。
17:15 翌日のスケジュールをチェックして終業。夜は趣味の語学講座を聴きながら過ごす。今はエジプトの古代文字、ヒエログリフを学ぶのが楽しい。

業務フローの改善に貢献する

私の所属するPwCアウトソーシングサービス合同会社ではクライアントの記帳代行や給与計算、支払業務代行などを請け負っています。その中で私はアカウンティングチームに所属し、主にクライアントである海外企業の日本法人の記帳代行業務を担当しています。クライアントのリソースには限りがあるため、バックオフィス業務に人材を割くことは困難です。その業務を私たちが代行することで、営業などの重要な業務にリソースを集中できるわけです。時には日本法人立ち上げの際に必要な登記や、銀行口座開設などのサポートを行うこともあります。

クライアントのオフィスに出勤して、経理チームの一員として業務を行うオンサイト案件に携わる機会も多いです。その際はクライアントの会議にも出席しますし、来客対応を行うことも。クライアントによって業務の進め方や社内ルールが微妙に異なる点は、面白く感じます。

クライアントが私たちのようなアウトソーシングサービスを利用するのは、専門性を持った人的リソースの確保やコスト削減といった目的もありますが、それに加えて、広い視野での業務フローの改善に向けた提案にも期待してくださっています。同じ仕事を長く続けていると、問題点や改善点にはなかなか気付かないものです。その点、私たちには多様な業種のクライアントの業務を通じて得た知見があり、例えば業務のどこがボトルネックとなっているかなど、第三者として気付くことができます。そうした視点からアドバイスを行い、結果として全体の業務フローの効率化につなげることも可能です。

例えばある企業では手作業入力により予実管理を行っており、その作業には膨大な時間がかかっていました。そこで自動で仕訳してファイルに落とし込めるよう改善策を提案したところ、作業負荷は劇的に削減。ミスの解消にもつなげられました。

単に依頼された業務を受け身にこなすのではなく、こうした能動的な関わりによって優れた提案に結び付けていくことこそ、アウトソーシングが提供する本質的な価値だと思います。

入社半年で部門内研修の講師に

PwCならではの魅力的なカルチャーとして、職階にこだわらないフラットな人間関係が挙げられます。入社年次や経験に関係なく、得意な分野の仕事を任せてもらえ、やりたいことにも挑戦させてくれます。

驚いたのは入社半年の私が部門内研修の講師を任されたことでした。私が以前から得意にしていた分野についての研修ではあったのですが、入って間もない新人に講師を依頼するなんて、とても考えられません。しかしやるからには期待に応えたかったですし、できることなら期待を上回る成果を出したいと考え、入念に準備して研修に臨みました。この経験は私の大きな成長につながったことは間違いありません。責任ある仕事に挑戦させ、成長を促していく。そんな素晴らしい風土がここにはあります。

研修やサポート体制も充実しており、税法についても詳しく学べます。私自身は税についての知識や業務スキルを持たないまま入社したのですが、それにも関わらず、安心して業務に取り組むことができています。学びという点でも当社は魅力的な環境があると感じます。

マネジメントスキルを磨きたい

今後も記帳代行に関するスキルを磨き、知見を深めることで品質の高いアウトソーシングサービスを提供できるようになりたいと思っています。税務や会計の知識はもちろんのこと、テクノロジーを活用した業務改革の提案も今後は必須となるでしょう。例えば、手書きのテキストを文字データに変換するOCR(光学文字認識)の技術を導入すれば、手作業の要素は一気に削減され、業務効率は大幅に向上するはずです。常に自分自身をアップデートし、クライアントにより満足度の高いサービスを提供していきたいと考えています。

将来的にはより上のポジションに昇格することを視野に、自分のスケジュールや業務範囲だけでなく、全体のマネジメントスキルも身に付けていきたいです。私自身の課題にも能動的に取り組むことで自らの価値を高め、会社全体としてのサービスの向上にも貢献していきたいと思います。