従業員インタビュー

プロフェッショナルに囲まれた環境が、圧倒的な成長をもたらしてくれる 税理士
金融部 マネージャー
2017年入社 (インタビュー当時)

税理士とは、常に成長することを要求される職業です。だからこそ大切なのが環境。プロフェッショナルに囲まれ、クライアントに向き合うという緊張感の中、日々「鍛えられている」ことを実感しています。

PROFILE
新卒で国内の税理士法人に入社し、中小企業や個人の税務コンプライアンス業務に携わる。国際税務や組織再編といったダイナミックな業務にチャレンジしたいと考え、PwC税理士法人に転職。現在は税務コンプライアンス業務と税務コンサルティング業務に幅広く携わる。

よりダイナミックな業務を求めて

私が税理士という職業を初めて知ったのは、高校時代のことでした。さまざまな職業に就いている卒業生と話をするというイベントがあり、その時に税理士のことを知ったのです。

「士業」に対する憧れはそれ以前からありました。専門知識を活かして人の役に立つプロフェッショナルというイメージがあったからです。その中でも税理士は、経営者のパートナーとしてクライアントの成長に貢献できると知り、憧れは具体的な志望へと変わっていきました。

大学卒業後に入社した税理士法人では、中小企業や個人のクライアントに対する税務コンプライアンス業務に携わりました。事業計画策定のサポートなどビジネスコンサルティングの仕事も担当し、やりがいを持って取り組むことができたと思います。

ただ、業務は充実していたのですが、さらなる成長のため、自分を磨く時間をもっと取りたいとの思いが募りました。当時はまだ税理士試験の科目を残しており、このままでは合格もおぼつかないと不安に思うこともありました。同時に国際税務や組織再編といったダイナミックな仕事にチャレンジしたいという気持ちも強くなっていき、3年目に大手税理士法人への転職を決意しました。

第1志望に考えていたのが、PwC税理士法人です。関与できる業務の幅が広く、1つの分野で専門性を高めるよりも、幅広い分野で経験を積みたかった私にぴったりだと思ったからです。また、1つのクライアントに対して1つのチームが組成され、そのクライアントで発生する案件全てを一手に引き受ける体制にも魅力を感じました。転職活動と並行して大学院にも通い、税理士資格も無事に取得できました。

ある日のスケジュール
平日も趣味の時間を楽しむ
9:00 ジムで軽く汗を流してから始業。その日のタスクとスケジュールを確認する。
9:30 スタッフが作成した申告書や届出書をレビュー。さまざまな視点から網羅的に確認するようにしている。
13:00 昼食は自分で用意。バランスの良い食事を心掛けている。
14:00 クライアントからの質問に対応。条文や関連書籍を調べ、上司に確認の上、回答する。
16:00 クライアントとのオンラインミーティング。依頼のあった案件について詳細をヒアリング。
17:00 チーム内のミーティングで進捗について共有し、終業。その後、野球観戦のためスタジアムへと向かう。

プロフェッショナル同士として論を交わす

私は入社以来、金融部に所属しています。特に望んだわけではなく、私自身に金融のバックグラウンドもありませんでしたが、新しいチャレンジだと受け止めました。金融の世界は特殊な面があり、最初こそ戸惑いはあったものの、申告書作成業務からスタートして徐々に経験を積んできました。

現在は税務コンプライアンスサービスを中心としつつ、日々の税務相談から投資ストラクチャーに関する税務アドバイス、タックス・ヘイブン対策税制に関するコンサルティング業務まで、幅広い業務を担当しています。初めて取り組む論点や案件も多く、日々新しいことにチャレンジできています。

担当するクライアントの業種は国内外の銀行、証券会社、保険会社、総合商社などです。いずれのクライアントにも専任の税務チームがあり、税理士資格を有する方も少なくありません。いわば私たちと同じ税務プロフェッショナルがクライアントになります。

前職ではクライアントから頼られる関係でしたが、PwC税理士法人ではお互いにプロとして同じ土俵で議論する関係にあります。クライアントもプロですから、条文に何が書かれているかは当然理解しています。私たちに求められるのは、その条文に込められた当局の意図を踏まえた上での、一歩踏み込んだアドバイスや提言なのです。日々この緊張感の中で仕事ができることは間違いなく私の成長につながっており、1年前の自分と今の自分とでは大きく違うことを実感します。

こうした議論を通じてクライアントの課題解決に貢献できた時や、成長・発展に寄与できたと感じた時は大きな達成感が得られます。組織再編のような大きなイベントに際しては税務上の難解な論点が生じますが、それを乗り越え、クライアントに感謝された時は何ものにも代えがたい喜びを感じます。

ここでしか学べないことがある

PwC税理士法人の大きな魅力の1つが、充実した研修制度です。普段は当たり前のように受講しているのですが、講師を務めるのは、日本でトップレベルの税務プロフェッショナルたち。ベテランのパートナーはもちろん、税務当局出身者も多数講師として名を連ねています。

新しい条文に込められた税務当局の狙いや、新しい規定を落とし込むための当局の思惑など、ここでしか受けられないような研修も豊富にあり、これがクライアントに対する質の高いサービスの提供につながっています。

フラットなカルチャーも魅力です。どの税理士法人でも強調していることだったので、入社前はそういったうたい文句の1つぐらいにしか思っていなかったのですが、入社してすぐに予想を超えたフラットさを実感しました。

入社して間もない頃、担当しているクライアントで生じた税務論点についてパートナーと1対1で話し合う機会があったのですが、別の税理士法人から移ってきたばかりの私にとって大手税理士法人のパートナーは雲の上の存在です。とても緊張したのですが、入社したばかりの私の意見に真摯に耳を傾け、その上で的確なアドバイスをくださったことには驚きました。

自分で考え、意見を言い、フィードバックをもらってさらに考える。こうしたサイクルは間違いなく成長を後押ししてくれています。

多彩な選択肢を確かめながら

今後は税務プロフェッショナルとして、クライアントからより信頼される存在を目指します。そのために税務に関する知識を学び続けることはもちろん、クライアントの業界を取り巻く環境の変化やテクノロジーの進化に敏感になり、あらゆる変化に柔軟に対応できるように心掛けていきます。

当面の目標はパートナーやディレクターに頼らずに、自分の力で課題解決できる領域を徐々に広げていくことです。

税理士という職業の魅力の1つとして、将来の選択肢が多彩であるということが挙げられます。このままキャリアを重ねるのはもちろんのこと、事業会社や他のファームに移ったり、独立開業したりすることもできます。この点は私が高校生の時に憧れた、プロフェッショナルらしさに通じます。さらに当法人ならば、海外や官公庁への出向という選択肢もあるでしょう。

PwC税理士法人にはロールモデルになる人が多く存在するので、先輩方の背中を見ながらこれからの道を考えていきたいと思います。