
医彩―Leader's insight 第8回 病院長と語る病院経営への思い―小田原市立病院 川口竹男病院長―
経営改善を実現し、「改善を持続できる組織」に移行している小田原市立病院を事業管理者・病院長の立場で築き、リードしている川口竹男氏に、病院経営への思いを伺いました。
医療ビッグデータとデジタル技術を駆使したコンサルティングサービスです。国内外の製薬企業、保険会社・保険者、医療機関などに提供しています。
PwCは医療業界を取り巻く環境変化を踏まえ、医療ビッグデータとデジタル技術を活用した新たな付加価値創造のためのソリューション基盤「DoubleJump Health™」を構築しました。
DoubleJump™ Interchangeとは、さまざまな情報源に点在するリアルワールドデータを、情報セキュリティが確保された環境で収集、標準化した上で、一つのデータベースに統合、管理・分析し、インサイト(識見)の抽出に利用することができるコラボレーションプラットフォームのことです。付随するコンサルテーションサービスとあわせ、総合ソリューションとして提供しています。
健診予防をはじめとする保健、診断、治療、介護、研究などを通じて得られる「医療データ」は、自治体、医療機関、介護事業者、研究機関などによって数多の場面・場所で収集され、それぞれの規格で保管・管理されています。これらの分散するデータをつなぐことができれば、中長期的な視点に立った保健事業や診療活動、効率的な研究、製品開発などが可能になりますが、実際には多種多様な規格と「痛み」「苦しさ」など患者の主観に基づく表現が多用されているという医療データの特性から、標準化が難しく、実現に至っていない状況がありました。
しかし、次世代医療基盤法が施行され、分散するデータを集約し、行政施策や研究活動、企業活動に役立てるための法整備が進められるなど、その重要性と必要性を国も認め、体制整備が進められているところです。
またPwCが2017年に実施した調査(※)によると、医療関連業界のリーダー100名は、次のような考えを持っていることが明らかになりました。
PwCは、分散している医療データを標準化した上で統合、分析やインサイトの抽出を可能にする「DoubleJump™ Interchange」をいち早く開発しました。
「DoubleJump™ Interchange」は現在、製薬企業において、社内に分散した機能ごとのデータを一つにまとめ、研究から開発までの期間を大幅に短縮するためのプラットフォームとして活用されています。
また、米国テキサス州の村では、住民の肥満と糖尿病に関連するあらゆるデータを地域のキオスク、コミュニティセンター、薬局、クリニックなどで収集し、治療および予防効果の向上に結びつけています。結果、糖尿病患者に係る医療費が低減するという経済効果が得られています。
(※)PwC Strategy& Precision Medicine Survey 2017
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