ヘルスケアデータ二次利用による企業価値向上を支える「デジタルコンプライアンス」の在り方(小野薬品)

  • 2024-09-03

データは今や、企業が新たな商品・サービスを創出するにあたっての源泉となっています。しかし、その活用にあたってはコンプライアンスの遵守が不可欠であり、それが活用のハードルを上げているケースも少なくありません。こうした中、小野薬品工業(以下、小野薬品)ではヘルスケアデータの二次利用時における法規制の遵守やリスク対応の活動を「デジタルコンプライアンス」と定義し、コンプライアンスの維持とデータ利活用の両立に注力しています。本稿では小野薬品でデータ戦略を担当している山下信哉氏をお迎えし、関係各部門を巻き込んだデジタルコンプライアンス体制の構築や、法規制、さらに視野を広げたELSIリスクへの対応についてお話を伺いました。(本文敬称略)

対談者

小野薬品工業株式会社
主幹部員
山下 信哉氏

PwCコンサルティング合同会社
マネージャー
高澤 真理

※法人名、役職、インタビューの内容などは掲載当時のものです。

左から高澤、山下氏

主要メンバー

高澤 真理

シニアマネージャー, PwCコンサルティング合同会社

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