政府情報システムのためのセキュリティ評価制度(ISMAP)の概要

2022-06-09

クラウドサービスの業務での利用が広がる中、クラウドサービスのセキュリティ対策を求める声やクラウドサービスの選定方法に関する質問が多く聞かれるようになりました。本コラムでは、こうした問題への解決策となることが期待される、政府情報システムのためのセキュリティ評価制度(Information system Security Management and Assessment Program、ISMAP=イスマップ)について8回に分けて解説します。

各国のクラウドサービス認定制度の状況

米国政府では「FedRAMP:Federal Risk and Authorization Management Program」をクラウドサービスに関するセキュリティ評価・認証に利用しています。この認証を取得していれば、米国連邦政府の省庁がクラウドサービスを採用する際に、独自の追加認証が不要になります。米国や欧州、アジア各国でもクラウドサービスのセキュリティ領域を評価する枠組みを利用し、クラウドサービスの導入を後押ししています。

図表3 各国のクラウド認定制度

おわりに

ISMAPで登録されたサービスの一覧である「ISMAP クラウドサービスリスト」は政府機関や官公庁のみならず民間企業でクラウドサービスを選定する際に利用することも想定されており、ISMAPはクラウドサービス導入における意思決定のスピードを上げ、セキュリティ不安の解消に役立つことが期待されます。そのため、クラウドサービス事業者にとっても、今後の国内クラウドサービス市場での競争においてISMAPへの登録可否が重要な要素となります。次回は、ISMAP登録(評価含む)と調達の関連性やISMAPクラウドサービス登録の流れを解説します。

主要メンバー

辻 信行

パートナー, PwC Japan有限責任監査法人

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川本 大亮

パートナー, PwC Japan有限責任監査法人

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森田 成祐

パートナー, PwC Japan有限責任監査法人

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森 湧星

アソシエイト, PwC Japan有限責任監査法人

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