「信頼」を妥協しない、情報管理のパラダイムシフト 第2回 選択的な情報開示による秘匿性の確保

2022-09-20

現代の情報管理の問題解決に必要な3要素

本連載の第1回「現代の情報管理の問題」では、現代の情報のやりとりにおいて消費者・企業側双方が抱える懸念とその解消に必要な情報管理の要素として、「(1)選択的な情報開示」「(2)真実であることの検証可能性」「(3)同意管理およびその履行のトレース」の3点を示しました。

図1 必要となる情報管理の3要素

本稿では、1つ目の要素である「(1)選択的な情報開示」について例を用いて解説します。

主要メンバー

小林 公樹

パートナー, PwCコンサルティング合同会社

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瀬山 稔哉

シニアマネージャー, PwCコンサルティング合同会社

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個人情報保護法への対応


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