「PSIRT徹底解説」製品セキュリティ統括組織PSIRTの全貌を解き明かす:PSIRTの全体像

2022-11-28

IoT製品が普及するにつれ、IoT製品のセキュリティに係る問題も目立つようになってきています。この問題に対峙するには、従来の品質対応とは少し異なった体制づくりが求められています。本インサイトシリーズでは、製品セキュリティに対応するための体制「PSIRT1」に必要となる基本的な取り組みや将来像についてご紹介します。第2回となる今回は、PSIRTが「誰と」「どのような」取り組みをすべきか、組織の全体像について概説いたします。

PSIRTとは、製品の抱えるセキュリティ上の問題(インシデント2)の対処にあたる専門部隊です。各IoT機器メーカーの組織構造によって、サポート役になったり、リード役になったり、決まった形はなく、各社の運用しやすい形でその位置付けを決定して問題ありません。

ただ、セキュリティ問題に対応するのはPSIRTだけではありません。まずPSIRTを取り巻く関係者について説明します。

1 Product Security Incident Response Team:製品セキュリティインシデント対応チーム

2 インシデント:セキュリティに影響を及ぼす脆弱性による予期しない問題や脆弱性への外部からの攻撃

3 CSIRT:“シーサート”、社内IT環境の情報セキュリティを担当する部門

4 ISAC:“アイザック”、Information Sharing and Analysis Center、情報共有・分析センター

5 JPCERT/CC:一般社団法人 JPCERTコーディネーションセンター( Japan Computer Emergency Response Team Coordination Center)。 インターネットを介して発生する侵入やサービス妨害等のコンピュータセキュリティインシデントについて、日本国内に関するインシデントの報告を受け付け、対応の支援、発生状況の把握、手口の分析、再発防止のための対策の検討や助言などを、技術的な立場から行う組織。特定の政府機関や企業からは独立した中立的な立場にある。

6 IPA:独立行政法人 情報処理推進機構

7 NIST:National Institute of Standards and Technology, 米国標準技術研究所

執筆者

奥山 謙

ディレクター, PwCコンサルティング合同会社

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韓 欣一

マネージャー, PwCコンサルティング合同会社

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