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2021-10-11
2021年現在、PwCコンサルティングに勤めているBさんの1日は、業務内容、オフの過ごし方を含め、どのようなものなのでしょうか。
PwCコンサルティングでは、多様で柔軟な働き方を実現するため、さまざまな制度・仕組みが用意されています。
多様で柔軟な働き方を支援する制度は、Bさんが入社する2018年以前より整えられていました。しかし、PwCのみならず、日本企業全体の働き方に大きな影響を与える出来事が2020年に起こりました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大です。
2019年末、中国の武漢で1例目の感染者が報告されてから、わずか数カ月の間に世界的な拡大を見せたCOVID-19。日本では2020年4月に1回目の緊急事態宣言が発出されたことを契機に、企業における業務のデジタル化が急速に進められました。最も顕著な動きといえば、リモートワークの積極導入でしょうか。PwCコンサルティングでは2017年からリモートワークの運用が開始されていましたが、2020年4月よりリモートワークを原則とし、その実施率は現在でも毎月約70%を維持しています。
リモートワークをはじめとする多様で柔軟な働き方を実現するためには、タスクの遂行、社内外とのコミュニケーションなど、あらゆる面でデジタルツールの活用が不可欠となります。
デジタルツールがBさんの業務にどのように組み込まれ、また、Bさんのオンとオフの過ごし方にどのような影響を与えているのでしょうか。Bさんの1日を見てみましょう。
※本稿はインタビューを元にしたフィクションです。
誕生日:1992年10月10日(29歳)
出身校:北陸地方の高校を卒業後、都内私立大学経営学部マーケティング専攻
勤務先:PwCコンサルティング(2018~)/Public Services所属/シニアアソシエイト
大学卒業後、都内のマーケティング会社に勤務したのちPwCコンサルティングに転職。新型コロナウイルス感染症の感染拡大によるリモートワーク移行に伴い、地元の北陸に移住。
業務はデジタルツールを活用しながら柔軟に、効率よく。「PwCのコンサルタント」ではなく、一個人として人生とキャリアを設計
8時:起床
東京のオフィスに出社していた時は6時に起きることが当たり前でしたが、リモートワークにより通勤の必要がなくなってからは、朝の睡眠時間を長くとることができています。
起床後は、親に朝ご飯を作ったり、飼っている犬を散歩に連れて行ったり、アプリでニュースを読んだり……自由に過ごしています。満員電車での通勤がないだけで、ここまでストレスが軽減されるなんて。リモートワーク前の生活には戻れませんね。
9時:家族の通院付き添い
PwCコンサルティングではコアタイムなしのフレックスタイム制度が導入されているので、勤務時間を柔軟に調整することができて、とてもありがたいです。今日のように家族を病院に連れて行かなければならなくなった時は、始業を10時に遅らせています。チームメンバーにはチャットで一声掛けているので、急なミーティングが入ることはありません。ただ、病院での待ち時間や診察時間が長引いた時に備えて、PCは持って行きます。
10時:始業
病院での手続きが全てスムーズに終わったので、9時40分に帰宅することができました。コーヒーブレークを取った後に始業します。クライアントからのメールを確認後、10時30分からのプロジェクトチーム週例ミーティングに向けて準備をします。チーム内で共有しているオンライン上のリストに、自身の報告内容の記載漏れがないか確認し、また、チームメンバーが記入した内容は事前に目に通しておきます。
10時30分:プロジェクトチームとの週例ミーティング
社内ミーティングはもちろんオンラインです。代表者のスクリーンを投影しながら、事前に共有していた業務リストをベースに各自、報告します。記載内容に変更があれば、担当者がすぐにリストを修正できるので、タイムリーな報告が可能となっています。リモートワーク前は、私やアソシエイトがJM(Job Manager)にこのリストの使用を推奨しても、なかなか首を縦に振ってくれませんでしたが、今はJMも気に入ってくれています。
11時30分:ミーティング準備
午後に案件関係者の大半が出席する週例ミーティングがあるので、資料を最終化します。クライアントである自治体のみならず、ベンダーなど関係者が多い案件なので、タスク、課題などを漏れなくタイムリーに関係者内で共有し、議論することが重要となります。
オンラインミーティングで資料印刷が不要となった現在、中身の精微により多くの時間を割くことが可能となりました。資料の見栄えを軽視しているわけではもちろんないですが、生産性を考え、フォーカスすべきアウトプットを取捨選択することは大事だと思います。
13時30分:休憩
オフィスに出社していた時は、ランチの混雑時を避けて休憩を取ることが大半でしたが、今は好きな時間にお昼休憩を取っています。今日は朝ご飯を多く食べたので、お昼休憩を遅めに取りました。
最近、チーム内での業務外コミュニケーションが希薄になりがちなので、来週あたりにオンラインランチ会を提案しようと思っています。
15時:ミーティング
社外ミーティングもオンラインが当たり前となりました。人によっては通信状態が悪い方もいるので、「声が聞こえない」「オンライン会議にアクセスできない」というのはよくあるトラブルです。オンライン会議で一番気まずいのは、クライアントがミュートをし忘れて、ペットの鳴き声などにより他の発言者の声がかき消されてしまうような時ですね。相手の気を害さずにどのように指摘するべきか、模索中です。
クライアントの方々とはコロナ禍前からつながりがあり、対面でも何度もお会いしているので、オンラインになってもさほどコミュニケーションに不便は感じていないです。ただし、当案件で初めてお会いする方々とは、いまだに距離があると感じています。オンラインだと視覚・聴覚のみで相手の情報を得ることになるので、五感をフルに使うコミュニケーションと比較すると、限界を感じます。
16時:作業
来週のミーティングに向けた資料の骨子作りをします。アウトプットイメージをチーム内ですり合わせするために、まずオンラインのホワイトボード上で手書きの絵や文字を描きます。私自身は、前職時代からこのサービスを活用していましたが、最近PwCコンサルティングではタッチペン付きタブレットが全員に付与されたこともあり、チーム内での使用率が上がりました。
骨子作成作業に一段落がついたタイミングで、OJT中のスタッフから本日の週例ミーティングの議事録が共有されたので、確認および修正作業に移ります。議事録はオンラインのドキュメント上でチームメンバーが同時に修正します。ミーティング参加者の記憶が新しいうちに議事録を展開するために、スピーディーに最終化しなければいけません。
18時:終業
クライアントとのミーティングがない場合は18時に終業することが多いです。JMはお子さんがまだ小さく、育児が大変なようなので、チーム全体としてもワークライフバランスを重要視されています。私は独身ですが、副業でスマート農業支援をしており、終業後は副業の作業に費やすことが多いです。平日も終業後の時間を確保できることはありがたいですね。
趣味や友人との時間を大事にしています。オフの時間をしっかり取り、心身ともに自己管理をすることは仕事の一つであると言っても過言ではないと思います。趣味の一つであったおいしい日本酒探しを兼ねての国内旅行はCOVID-19の影響で最近はできていないですが、今はサウナという新しい趣味に没頭しています。いわゆる“サ活女子”ですね。