
「DX時代において国内テクノロジー企業が本当に為すべきこと」第3回:国内テクノロジー企業への提言
連載第3回の本稿では、これまでの考察を突き合わせることによって、本質的な競争優位の源泉を明確化し、国内テクノロジー企業が今後、どのような戦略を採用し事業活動を営むべきかの示唆を導きます。
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)が堰を切ったように推し進められています。そして、データを可視化し、解析するケイパビリティを有するテクノロジー企業は、アナリティクスやAI、ネットワーク構築などのデジタル技術を活用することで社会・環境・経済面における提供価値を中長期的に高めるイネーブラーとして機能することが、これまで以上に期待されています。
DXは企業の本質的な提供価値を強化する手段として非常に高い効果を発揮しますが、「DXで何を実現したいのか」というビジョンが明確化されていなければ、貴重な経営リソースを無駄にする可能性が高いと言えます。そこで、私たちは過熱するDXの流れから一歩引いた目線から、競争優位となる源泉と、国内テクノロジー企業が目指すべき方向性を改めて冷静に検討すべきと考えています。
本連載では、国内テクノロジー企業とグローバル先進企業のこれまでの歩みを分析することで、この変化の著しい局面において今後国内テクノロジー企業がどのような戦略を採り、どのように事業活動を営むべきかについて検討します。本連載が国内テクノロジー企業の戦略検討の一助となれば幸いです。
連載第3回の本稿では、これまでの考察を突き合わせることによって、本質的な競争優位の源泉を明確化し、国内テクノロジー企業が今後、どのような戦略を採用し事業活動を営むべきかの示唆を導きます。
連載第2回の本稿では、グローバルでプレゼンスを維持・向上させているテクノロジー先進企業の歩みを考察します。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により堰を切ったようにDXが推し進められる状況を俯瞰し、国内テクノロジー企業の競争優位の源泉と、今後が目指すべき方向性を検討します。