
「スマートシティで描く都市の未来」コラム 第89回:ユーザーの課題・ニーズ起点のスマートシティサービスの考え方
スマートシティサービスは国内で多くのプロジェクトが進められており「スマートシティ官民連携プラットフォーム」でも2024年6月時点で286件の掲載が確認できます。多くの実証実験が実施されてきたその次のステップとして、実装化が大きな課題となっています。本コラムでは実装化を進める上で、キーとなりうる考え方を紹介します。
新型コロナウイルス感染症のパンデミックの中、人々は多くの制約が課された日々を過ごしましたが、ウィズコロナと呼ばれる現状においては旅行や観光への渇望が高まり、観光需要が急増するなど、オーバーツーリズムという課題が顕在化しています。スマートシティの目指す姿は、技術やデータを活用することで地域を効果的に管理するアプローチにより、都市機能を最適化し、持続可能性や生活の質を向上させるものです。持続可能な観光体験を実現するスマートシティの要素としては、以下のようなものが挙げられます。
スマートシティの原則であるテクノロジーやデータ利活用を伴う新しい観光は、その地域でサービスを提供する企業や店舗、そして地域が保有する伝統・文化、自然そして人などの観光資源を、「物理的な観光地」のみならず「デジタル空間」においても展開することができます。これは地域の観光資源に触れる関係人口を加速度的に増やすとともに収益性を高めるものであり、地域経済の活性化や持続可能な観光を実現し、「魅力的な地域」を作り上げるものです。
総じて、スマートシティの技術を駆使することは、人口減少が影響する中でも、地域資源の最大活用による地域経済の多様化を可能とするものです。これらの技術が観光需要の変化に応じた観光マネジメントやマーケティングの迅速な対応に応えるものであり、地域の持続的発展を推進することを期待します。
スマートシティサービスは国内で多くのプロジェクトが進められており「スマートシティ官民連携プラットフォーム」でも2024年6月時点で286件の掲載が確認できます。多くの実証実験が実施されてきたその次のステップとして、実装化が大きな課題となっています。本コラムでは実装化を進める上で、キーとなりうる考え方を紹介します。
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「2025年の崖」に伴う問題について、ITシステムの観点ではなく、 人口ピラミッドの推移による生産年齢人口の変化に起因する問題の観点から解説します。
未来の都市を想定する際には、フレキシビリティを備えた建築計画を事前に策定しておくことが重要です。スマートシティにおける建築物は持続可能であることが求められており、そのためには新たな技術や設備に迅速に適用できることが不可欠です。