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Social Impact Initiative 社会を変える旅に出る 第12回 「テックインクルージョン」で実現するマイノリティの豊かな未来
「マジョリティ」が「マイノリティ」に歩み寄ることで格差や不平等が大きく改善されるという概念に基づき、マイノリティの人々の領域にテクノロジーを使って「市場」を作ることでインクルージョンを社会実装する「テックインクルージョン」について解説します。
わたしたち「Social Impact Initiative」は、コレクティブインパクトが創出される世界の実現を目指しています。収益性を重んじる民間企業などについても、ソーシャルイノベーションを創出し、社会課題の現場に参入していくことを願っています。そのためには、これまでのように、経営層がトップダウンで経済性追求型の事業を創出するといった業務プロセスでは限界があります。企業や団体内の意思ある人々がボトムアップで自由意思をもって立ち上がり、社会課題解決型のイノベーションを創出していく仕組みや文化を根付かせることが重要です。
本連載では、企業や団体内で、社会課題解決に向けた新しい取り組みを推進しようと思っているものの、一歩踏み出せずにモヤモヤしている人に「社会を変える旅」の中で、起きることや感じることをお伝えし、共に一歩踏み出す勇気を持つことを目的としています。
もちろん、いま現在チャレンジしているものの、上手くできなくて困っている人や、取り組んでいるメンバーをサポートする立場にある人に読んでいただける内容にしています。本連載が日本社会で社会課題解決に挑む人たちを後押しすることができればと思っています。
第1回 ソーシャルイノベーションのアイデアをあたため、育てる
第2回 ソーシャルイノベーションの創出はアイデア磨きが全てではない
第3回 ソーシャルイノベーションを創出する人は、社内を探索して見つける
第4回 多様化する仕事観とありたい姿に近づくための動機
第5回 ナラティブを作り、語り、仲間を集める
第6回 コレクティブインパクトアプローチ「共通のアジェンダ」の重要性(前編)
第7回 コレクティブインパクトアプローチ「共通のアジェンダ」の重要性(後編)
第8回 何かやってみようという気持ちを集め、力に変えるコミュニティ
第9回 コミュニティを豊かにする弱い紐帯
第10回 ネットワークの力を使って、社会課題を解決する
第11回 無関心層を巻き込むための方法
第12回 「テックインクルージョン」で実現するマイノリティの豊かな未来
「マジョリティ」が「マイノリティ」に歩み寄ることで格差や不平等が大きく改善されるという概念に基づき、マイノリティの人々の領域にテクノロジーを使って「市場」を作ることでインクルージョンを社会実装する「テックインクルージョン」について解説します。
人々が社会課題に気づき、行動を起こそうとするところまで変革する「ソーシャルチェンジ」について解説し、「チェンジマネジメント」との違いや、変革に至るまでの5つのステップ、取り組むべき施策などを紹介します。
地域課題解決やエコシステム形成の好事例の背景には、日常的に人と人の間をつなぐハブ的な役割を担う人の存在があります。ネットワークをうまく機能させて社会課題解決につなげるためのヒントとして、こうした人の役割を一つのスキルとして論理的に解説します。
社会を変えるためには課題解決に向けて仲間が集まり、大きな力を発揮するコミュニティが1つのソリューションとなります。そのようなコミュニティが持つ特徴の1つとして、人と人の結びつきである「紐帯」を紹介します。
世の中にはさまざまなコミュニティが存在します。中には多くの仲間が集まり、同じ方向を向いて社会を変えるような大きなパワーを発揮するものもあります。多くのコミュニティが抱える課題を棚卸し、本来の力を出すための要素について検討します。
コーポレートサステナビリティと社会課題解決の違いに触れながら、コレクティブインパクトアプローチに不可欠な「共通のアジェンダ」を設定することの重要性や、そのために企業に求められる対応について解説します。
コレクティブインパクトアプローチに必要な「共通のアジェンダ」を設定するにあたってポイントとなる問題の性質の読み取り方、課題やあるべき姿の設定の仕方、ステークホルダーが及ぼす影響について解説します。
コレクティブインパクトを創出していくには仲間集めが大切です。そのためには、「価値観」「経験」「意見」「感情」という共感を呼び込む4つの要素を織り込んだナラティブを作り上げることが求められます。イニシアチブの立ち上げ期や拡大期に新しい協働を促すための仲間を集める方法について考察します。