The Sustainability Yearbook 2018 日本語版

2018-04-03

「Sustainability Yearbook 2018 日本語版」がRobecoSAM AG※より発行されました。PwC Japanグループは、日本企業におけるサステナビリティマネジメントや近年ますます重要性が高まりつつある企業と投資家の対話において、これが広く活用されることを願い、2018年も日本語版の制作に協力しました。

サステナビリティ投資に特化した投資専門会社であるスイスのRobecoSAMは、独自に開発したコーポレートサステナビリティ評価(CSA)により、世界の主要企業の財務上重要なサステナビリティ/ESG(環境・社会・ガバナンス)の取り組みを毎年評価し、産業ごとに最も優れた15%の企業をイヤーブックにて発表しています。厳選されたベスト・イン・クラスの企業のみが掲載されるこのイヤーブックは、長期的に競争力の高い企業を選別しようとする投資家にとっては羅針盤として、また、企業にとって、ベンチマークなどのサステナビリティマネジメントのツールとしての役割を担っています。

最新版である「Sustainability Yearbook 2018」には、43カ国、2,479社(各産業における全上場銘柄の時価総額の約9割をカバー)を対象としたRobecoSAMの評価結果として、コーポレートサステナビリティにおける優良企業479社が示されています。また、分析対象の全60産業ごとに動向が整理されています。掲載された優良企業の地理的分布をみると、欧州[185社(昨年198社)]が最も多く、次いでアジア太平洋[114社同(122社)]、北米[9社(同82社)]、新興国市場[81社(同68社)]となっています。

また「Sustainability Yearbook 2018」には、企業による政策立案への働きかけと持続可能な開発(THE GOOD, THE BAD, AND THE UGLY: CORPORATE POLICY INFLUENCE UNDER SCRUTINY IN THE AGE OF SDGS)や企業の社会的責任(CSR)の進化(CAPITALISM COMING OF AGE: USING THE SDGS TO BRIDGE BUSINESS STRATEGY AND SOCIAL RESPONSIBILITY)といったトピックが直近のCSAの結果とともに取り上げられています。また、金融サービスによるサステナビリティの推進に関するBNP Paribasによるインタビューも掲載されています。詳しくは、下記のダウンロードフォームからデータをダウンロードしてください。

PwC Japanグループは、PwCグローバルネットワークと連携し、サステナビリティ戦略立案および情報開示に係るアドバイザリーサービスを通して、日本のコーポレートサステナビリティの推進を支援します。

※RobecoSAM AG

RobecoSAMは1995年に設立されたサステナビリティ投資に特化した投資のスペシャリストです。資産運用業務の他、各種インデックス、インパクト分析と投資、サステナビリティ評価、ベンチマーク作成サービスを提供しています。資産運用業務は資産保有者である機関投資家と金融機関を対象に、さまざまなESG統合投資を行っており、特に「資源の効率化」をテーマとする各種戦略で高い実績を誇ります。RobecoSAMは、S&P Dow Jones Indicesとともに世界的に認められたDow Jones Sustainability Indices(DJSI)や、S&P ESGファクター加重指数シリーズを発表しています。S&P ESG ファクター加重指数シリーズは、RobecoSAMスマートESGメソドロジーを用いてESG を単独のパフォーマンスファクターとして取り扱う初めての指数ファミリーです。また、3,900社を超える上場企業のESGの取り組みを分析するCorporate Sustainability Assessment(CSA)を毎年実施し、それに基づいて財務上重要なサステナビリティ情報を集めた世界最大級の総合データベースを構築しています。また、CSAのデータは、Robecoが運用している1,040億米ドルの資産にも適用されています。

RobecoSAMは、1929年に設立されたオランダの資産運用会社、Robecoの姉妹企業です。両社は、オリックス株式会社の資産運用業務の中核をなすORIX Corporation Europe N.V.の子会社です。

The Sustainability Yearbook 2018 日本語版