オーストラリア「多国籍企業に適用される法律の新たな改正」、シンガポール「銀行業向けGSTの仕入税額控除制度」、マレーシア「改正会社法の施行」ほか

2024-05-30

東南アジア・オセアニア税務ニュース
2024年5月号

オーストラリアでは、過少資本税制の改正案を盛り込んだ財務省法改正2023年法案が上院および議会を通過し、法制化されました。また、財務省はグローバルミニマム税と国内ミニマム税を導入するための法案を公表し、この法案に関するコメントを募集しています。

シンガポール内国歳入庁は、2025年4月から導入予定の銀行業向けGSTの仕入税額控除の新制度(Special Method)に関するe-Tax Guideを公表しました。この制度が導入されることにより、銀行業においてはこれまで固定レートで行われていた仕入税額控除の計算が、固定レートとSpecilal Methodの選択方式となります。

マレーシアでは2024年4月1日に2024年改正会社法が施行されました。この改正により、すべての会社は、2024年4月1日から3カ月以内にマレーシア会社委員会に自社の実質的所有者の情報を提出する必要があります。

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1．今月の各国税務ニュースハイライト

  • タイ：少額貨物の輸入に対するVATの改正見込みを公表
  • フィリピン：納税簡易化法(EOPT)に関する歳入規則の発行
  • マレーシア：会社の実質的所有者の情報のマレーシア会社委員会に対する提供
  • シンガポール：銀行業向けのGSTの仕入税額控除制度の見直し
  • オーストラリア：多国籍企業に適用される法律の新たな改正が可決

2．セミナー情報

  • 移転価格調査に係る実務対応
  • 韓国の移転価格税制の動向
  • M&Aを成功に導くESGデューデリジェンスの実務

（全文はPDFをご参照ください）

オーストラリア「多国籍企業に適用される法律の新たな改正」、シンガポール「銀行業向けGSTの仕入税額控除制度」、マレーシア「改正会社法の施行」ほか

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