オーストラリア「Pillar2に関する法案」、インドネシア「新首都ヌサンタラにおける税制」、マレーシア「NIMP2030のもとでの再投資控除」、ほか

2024-09-27

東南アジア・オセアニア税務ニュース
2024年9月号

オーストラリアにおいて2024年7月4日、第2の柱（Pillar2）に関する法案が下院に提出されました。法制化された場合、オーストラリア国内最低課税（DMT）およびオーストラリア所得合算ルール（IIR）は2024年1月1日以降に始まる会計年度より適用され、オーストラリア軽課税所得ルール（UTPR）は2025年1月1日以降に始まる会計年度より適用されます。

インドネシアにおいて2024年5月16日、新首都「ヌサンタラ」における税制、関税の優遇措置に係る実施ガイダンスが発行されました。このガイダンスにより、優遇措置の適用方法などについて、その手続きや例外事項などが明確になりました。

マレーシア投資開発庁は、NIMP2030のもとでの再投資控除に関するガイドラインを公表しました。この再投資控除は、既存の再投資控除の利用を終えた一定の業種の会社が利用できます。AIやIOT、ブロックチェーン、ビッグデータ分析などの先進的な技術を採用していることなどの条件を満たした上で、MIDAへの事前申請が必要になります。

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1．今月の各国税務ニュースハイライト

  • インドネシア：新首都ヌサンタラにおける税制および関税優遇措置の実施
  • タイ：ESGファンド投資に対する税制優遇措置におけるアップデート
  • ベトナム：外国企業の輸出入権の実施について
  • フィリピン：EOPT（納税簡易化法）のインボイス要件に関するQ&A
  • マレーシア：新産業基本計画2030（NIMP2030）のもとでの再投資控除
  • シンガポール：事業用建物の改修・改築費用の所得控除に係る e-Tax Guide の更新
  • オーストラリア：Pillar2に関する法案が議会に提出

（全文はPDFをご参照ください）

オーストラリア「Pillar2に関する法案」、インドネシア「新首都ヌサンタラにおける税制」、マレーシア「NIMP2030のもとでの再投資控除」、ほか

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