構成員課税となるキャリード・インタレスト

2021-04-02

金融部ニュース
2021年4月2日

2021年度(令和3年度)税制改正大綱(以下「2021年度税制改正大綱」)において、ファンドマネージャーが、出資持分を有するファンドからその出資割合を超えて受け取る組合利益の分配(キャリード・インタレスト)について、株式譲渡益等として分離課税の対象となることの明確化等を行うと明記されていました。これを受けて、金融庁が国税庁に照会し、構成員課税の対象となるキャリード・インタレストの判定基準と構成員課税のための要件を具備した一般的な事例における考え方の整理を公表しました。また、金融庁からキャリード・イントレストに関して内容を満たしている旨を確認するためのチェックシートや計算書が公表されており、これを確定申告時に添付することに留意すべきとされています。

本ニュースレターでは、金融庁が公表した判定基準について解説します。

なお、金融庁からの公表情報については以下をご参照ください。
キャリード・インタレストの税務上の取扱いについて

(全文はPDFをご参照ください。)

金融庁からキャリード・インタレストに関するチェックシートおよび計算書(ファンドマネージャー確定申告書の添付書類として利用想定)が公表されました。

  1. キャリード・インタレストの経済的合理性等の判定に係るチェックシート
  2. キャリード・インタレストに係る所得に関する計算書