今、世界中の企業のリーダーたちが、ビジネスを抜本的に変える可能性を秘めたテクノロジーとして人工知能(AI)に注目している。AI導入に向けた企業の動きは今年に入って加速しており、2030年にはAIが最大15兆7,000億ドルの経済効果を世界にもたらすとされるほどである※1。しかし、ビジネスにおいてAIの力を最大化するためには、AI活用に適した人材と信頼性の高いデータをいかに確保するかが課題になる。また、日本では保守的な風土の企業も多く、実証実験(PoC)までは進みやすいもののビジネスへの実装までには至りにくいという指摘もある。こうした現状を背景に、PwC Japanグループは、企業のAI活用を支援するための拠点となる「AI Lab」を今年7月に日本で立ち上げた。今後のビジネスの成長に不可欠なAIを日本企業が活用し、イノベーションを創出していくにはどうすればいいのか─“人生100年時代”をテーマとする『LIFE SHIFT』※2の著者であるロンドン・ビジネススクール 教授 リンダ・グラットン氏と、オリックス株式会社 特命顧問 高橋 秀明氏を招き、PwCのエキスパートたちが議論や考察を展開した。
※1:PwC「Gaining National Competitive Advantage through Artificial Intelligence」
※2:リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット(共著)『LIFE SHIFT ―100年時代の人生戦略』(2016年、東洋経済新報社):誰もが100年生き得る時代において、長寿社会を楽しむための戦略的な人生設計書(原題 “The 100 -Year Life: Living and Working in an Age of Longevity”)
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