2017-10-06
FASBとIASBは、両者の基準のコンバージェンスを継続して進めており、本書の第1版の発行から3年の間に、収益認識やリースといった主要なコンバージェンスプロジェクトの長年にわたる作業の成果が新基準として相次いで公表されました。また、当初はIFRSとのコンバージェンスを進めていたものの、FASB単独で検討することとなった金融商品会計基準(分類・測定および信用損失)が最終化され、連結会計基準、保険会計基準や継続企業に関する会計基準など、FASB独自プロジェクトによる改訂も公表されています。
第2版では、第1版と同様、基本的には2017年3月時点で有効な基準を対象として、アメリカの会計基準の概略ならびに会計処理および開示などの実務対応を主要テーマ別に解説し、さらにIFRSおよび日本の会計基準との比較を行っています。直接アメリカの会計基準を適用している企業の経理・財務担当者はもとより、IFRSの導入準備を進めている企業の関係者や日本基準の将来動向に関心を持つ方々にとっても有益であると思われます。
東洋経済新報社 2017年10月発行
4,600円(税抜き)421ページ/A5判
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