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2022-11-30
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行が消費者をECへと向かわせ、ECの売上が飛躍的に伸びています。世界の消費額におけるECの構成比は、COVID-19前の2019年は12.5%でしたが、2021年には18.3%、EC市場規模も3.2兆米ドル(約388兆円)にまで拡大しています(Euromonitor 調べ)。この「日常の消費活動のデジタル化」により、EC活用の巧拙がグローバルでの競争力に直結する時代が訪れようとしています。
この潮流は、グローバル化に後れをとっている日本企業にとって“チャンス”そのものです。ECを梃子にすることで、世界各国の消費者にスピーディーに商品を送り届けることができるだけではなく、認知向上やブランディングといったマーケティング活動も効率的に行えます。ポストコロナ時代の成長のカギは、「いかに有力EC企業との関係を強化し、彼らのビジネスソリューションを活用し尽くすか」にかかっているのです。
本書では、一足早くEC化が進んでいる中国のみならず、近年成長著しいASEAN、北米・欧州といった成熟国、インド・南米・アフリカといった新興国など世界各国の最新のEC動向をお伝えするとともに、「ECを梃子にした海外事業成長」を実現するためのアプローチを、グローバル企業のベストプラクティスや現場での実事例に基づき徹底解説します。